アフィリエイト広告が効かなくなったので、サプリメントや健康食品はメーカーが自社サイトを充実させるしかなくなりましたのお知らせ

2017年12月10日

明日までのAmazonのサイバーマンデーセールですが、プライムなのに全然商品が届きません。ww 宅急便のみなさんも無理せずゆっくりでいいと消費者代表として明言しておきます。
特にすぐに完売するのは食品系で、買っておいたらいつかは食べるからだと思いますが、自分もここらを正月用にウオッチしているので手を出さないように一方的にお願いします。ww 13:05からですが4580円がいくらになるのでしょうか。

さて一昨日、

素人が記事を書く医療サイト終了のお知らせ。次は薬機法違反の健康食品・化粧品の効能を謳ったサイトかな?

というのを書いたのですが、「次は薬機法違反の健康食品・化粧品の効能を謳ったサイトかな?」と書いた部分も

とっくに来てました!!!

試しにプラセンタでシークレットモードで検索してみますと・・・

上位に出てくるのはほぼメーカー販売サイトです。アフィリエイトサイトはほとんど出ません。おそらくアフィリエーターのみなさんは20位以上ぶっ飛ばされたのではないでしょうか。上位にいたスキンケア大学も2ページ以降に飛ばされました。

いろいろキーワードをためしてみたのですが「コラーゲン」などは1ページ目には大手メーカーの販売サイトと新聞、官公庁が並びます。アフィリエイトサイトは5ページ目にも出てきません。つまり

健康食品系のアフィリエイトビジネスモデルは終わった

という感じです。口に入るもの、間違った情報で健康に害が出る可能性があるものを無責任に奨めていたのはすべて飛んだという感じ。メーカーなら責任を負わされるもんね。まだ助かってるキーワードもあるかもしれませんが修正されていくでしょう。健康食品やサプリメントを主戦場にし、比較サイトなどのアフィリエイト広告で食ってた人たちの住宅ローンはどうなるのでしょうか。知らんけど・・・・。

なんでGoogleがこうした処置をしたのか。
大手メーカーさんは厚生労働省や消費者庁、そして東京都の薬事法規制が厳しく、自社サイト内では薬機法違反の表示はほぼしていないのですが(立ち入りにガンガンきます)、大手でもコンプライアンスが緩いところや、弱小・新興メーカーではアフィリエーターに高額の報酬を払い、そこからの違法な集客・販売でやっていたところも多いからでしょうな。

アフィリエイト収入を基盤としているメディアでもまともなところは薬機法を守っていますが、ひどいところ、いわゆるアフィカスも多い。こうした違法なメディアばかり抱えている新興ASPもあります。それでもマザーズに上場できるんだから審査どうなってんのといいたい。フォトショ駆使して「シミが1週間で消えた」「サプリ飲むだけで1週間で5キロ減った」「みるみる毛が生えた」とか、本当ならメーカーがノーベル賞もらってるレベルのものを平気で掲載している詐欺に近いのも多いです。

問題なのは、アフィカスに違法な表現、手段で顧客誘導させているモラルのないメーカーや販売元が

メディアが勝手にやっていてこちらには責任がない

という逃げ道をフルに使うことです。渋谷や歌舞伎町の違法客引きで客を引っ張ってる居酒屋みたいなもんだ。そこにGoogle神の天罰がくだり、客引きすべてを禁止してしまった、というかんじでしょうか。
割を食ったのがまともにやっていたメディアだと思うが、これはもうアフィカスのせいで自分たちも大迷惑を被ったと思うしかない。腹立たしいでしょうな・・・・ちゃんとやってたASPも良い迷惑。

これからどうなるの

検索に表示されなくなったアフィカスの皆さんは、GoogleのAdWordsやFacebook、Instagram広告に活路を見いだそうとするはずですが、AdWordsはすでに審査が非常に厳しいため、まだザルザルのInstagramにたくさん広告を出している。今も出てるけど飛び先は効果効能をはっきりうたい、フォトショ加工された薬機法違反と言うより詐欺広告サイト。こういうのは見つけ次第「詐欺またはスパム」で報告し、運営側にはじかせるようにしないとダメ。運営元のFacebook日本には消費者庁と厚労省から厳しく通達すべきと思う。

さて、これでひとつ言えるのは・・・・

ヤクザな健食屋さん、終了

ということ。サイトに薬機法違反の効果効能を謳えば立ち入り検査や営業停止を喰らう。かといっていままでのようにアフィカスに集客させることもできない。楽天やAmazonも薬機法にはけっこううるさくなったから、昔みたいなでたらめな売り方はなかなかできない。ということで、安い原価で訳の分からない健康食品作って高い報酬でアフィカスに販売させていた業者は淘汰されていくはずです。

逆にちゃんとしたメーカーさんにはチャンス到来。きちんと薬機法を守ってコンテンツを充実させていければ上位表示も夢ではない。ただし上位はファンケル、資生堂、オルビス、DHCなどの大手メーカーが独占しているので簡単ではない。しっかりとしたエビデンスに基づいてきちんとした説明ができるところが残っていくでしょう。

まずは「神は舞い降りた」ということでございました。

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