詐欺の片棒の芸能人がクローズアップされてるが、ペニーオークションの本当の巨悪は誰?

2012年12月13日

ほしのあき、「軽率な行動」と謝罪 – 虚偽落札は「友人に指示された文面」

詐欺の片棒担いだと報道され、ある意味、守銭奴の権化みたいにYahoo!のヘッドラインニュースに出たほしのあきであるが、よく知られているようにやってたのは彼女だけでは無い。全てのブログがアメブロであり、犯罪に荷担していたのに記事だけ慌てて削除で謝罪も無くてどうなのよと思うが、Web魚拓で証拠が残っちゃってる。しかし逮捕者まで出ているのに「ワールドオークション」で検索するといまだに多数のアフィリエーターのサイトが引っかかる。芸能人が詐欺の片棒なら、こいつらも同じだ。

ステマより酷いペニーオークション事件!削除アメブロ芸能人日記の魚拓リンク(ほしのあき詐欺報道)

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この記事見ると、山Pの妹の山下莉奈、東原亜希、永井大、熊田曜子、ピース綾部はじめ、ゾロゾロである。ひとりあたり30万円で依頼としても合計600万円近くの金が動いた。そもそもアメブロの芸能人にはサイバーエージェントからギャラが払われているというのは業界の常識なわけだが、勝手に小遣い稼ぎ、しかも詐欺幇助の行為するのを許していいの? さらにサイバーエージェントの子会社もペニーオークションやってたはずだが、見たら個人のブログになってました(笑)。ドメインも手放して普通の人が取得したのかもしれない。

報道によると

正規の参加者が支払った手数料は2010年6月のサイト開設以降、計約6000万円に上っていたという。

ということだから、被害額の10%が芸能人に入っていたということになる。

アメブロの芸能人といえば以前はステマ

有名人のブログを使った商品宣伝の実例|ステマ バイラルマーケティング

今回は詐欺の片棒なわけだが、使ってもいない商品を「使いました」と書き込みするのは完全に社会モラルから逸脱しています。稚拙だなぁと思うのは、「商品をテストしてと言われて使ってみたけど感想は・・」という書き方ならなんの問題もないわけで、それをあえて「買いました」と書かせた点。ある意味、アメブロのユーザー層が若年層で、「有名人の真似をしたい」と考えるちょっと足りない系が多いことを示している。

で、実はペニーオークションについては自分も2年前にブログで解説してました。エヘン。

ペニーオークションと出会いサイトは実は同じビジネスモデルなのだ

ペニーオークションやってるやつらは犯罪者と思うかもしれないが、実は陰に逮捕はされないけどもっと儲けているのがいるのである。そして出会いサイトもペニーオークションも、さらには実は情報商材も非常に近いビジネスモデルなんである。

出会いサイトやペニーオークションが儲かるよ、という情報商材にする。引っかかったカモに誰でも出会いサイトや、ペニーオーションを始められるシステムを高価で貸す

顧客を釣るためのスパムメールの名簿を売って、スパムのうち方まで指導する

利用料+あがりからマージンを徴収

以前調べたときは、初期費用350,000円+月額費用150,000円の他、毎月の売上30%バックだった。ということは二年で6000万円の売り上げなら、システムの会社には2000万円以上入ってる計算だ。このシステム貸しをしているところは自分では違法なことをしているわけではないから逮捕されない。「儲かる」と言われて信じたモラルの無い阿呆が投資して、必死に儲けようと芸能人に金を撒いたというのが真相ではないか。ガラケーの衰退と共に一緒に衰退している携帯の出会い系は、どこも金太郎飴のようにシステムが同じ。ペニーオークションもどこもシステムが同じなのは提供している側が数社しかないからだ。一からシステムを作るのは大変だが、こういうのを借りるとすぐに詐欺を始められるというわけ。

情報商材も似たような物で、あなたも儲かりますといって情報商材のやり方を教える点では同じ。こちらはシステムはないが、パッケージ化されている。

しかしこういうの見ていると、日本ってホント、馬鹿ばっかという感じがするんですが、みなさんそこんところいかがでしょう。「金が第一」の中国人を笑っていられないと思うんですが・・・。法律のことはよくわかんないのですが、詐欺の道具を貸すっていうのは処罰の対象にならないのかな。

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