これはあかんヤツや・・偽インフルエンサーの見分け方

2014年3月14日

先日、広告代理店の方とお話ししてましたら・・・・「単純にリスティング広告を出すより、インフルエンサーに取り上げてもらうほうが破壊力が格段に大きい」という話になりました。ホリエモンもメルマガの質問で「スタートアップの宣伝はどうすれば」というのにたいてい「インフルエンサーにアプローチしなさい」と答えてるようです。ただまあ、ネタ的によほど面白くないと取り上げてはくれないとは思いますけどね。

不肖わたくしめも、最近そこそこ有償でのタイアップのお話を頂きます。しかしながら基本的には金もらったらなんでも書くよ的なことは自分はしておりません。そりゃお金があったほうがいろいろ人生は楽しいですが、実名でやってる以上、自分の信用のほうが大事なわけでして、自分がこりゃなんだと思うものや、つまらないものは多少お金を頂いても紹介するわけもございません(多少じゃなければ魂売りますのでお問い合わせください www)。

で、たとえばリスティング広告ですとCPC(1クリックあたりの単価)は安くて100円とかなわけですが、当方のタイアップ記事ですと、内容がマッチして面白いと10000〜20000PVくらいは行きます。そうすると100〜200万円分ということになります。ただ「興味があって広告をポチッとする」と比べると明らかに熱度は低いので、広告費コストの費用対効果として比較するのはナンセンスです。

が、逆に言うとリスティング広告をポチする人は「リテラシーが低めの人」です。あなたは検索したときに横に出てきた広告をポチしますか?
わたしはしません。金で上に出現するサイトより、Google様が「役に立つ」と判断している、検索結果で上に出てくるサイトをチェックします。リスティング広告が出たばかりの頃は区別が付かない人が多く、クリック率も高かったわけですが、現在ではリテラシーの差で「広告押す人」「広告押さない人」が明確に分かれてきているようです。つまりリテラシーが低めの人がターゲットで単価が高い商品がリスティング広告に向いているわけで、リテラシーが高めの人にはアプローチしづらい。なのでターゲティング広告がメインになってきたわけですよね。

基本的なことだけど、インフルエンサーの影響力はその人によって異なる。自分の仕事のFacebookページはこんな感じで凄まじいおやっさんシフトです。アプローチする対象によってインフルエンサーもそれぞれ違うわけです。

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30代女性なら梨花とか、投資なら藤沢数希さんとか、それぞれジャンルがあるわけですが、私が見たところ、日本一の情弱インフルエンサーはU杉隆氏に間違いないと思われます。www

しかし、PRに協力してもらおうと考えたときには、真のインフルエンサーなのか、実はそうではないのかを見分ける目が大切になってきます。無価値な自分に箔を付けるために、ソーシャルを使って偽装する詐欺師が多いから。典型は情報商材屋で、自らブランド・神格化し、洗脳した上でアホ教材を売りつけようとしますが、他にも自己啓発セミナー、マルチ商法、宗教、自称霊能力者などがこの系統です。このあたりはまだわかりやすいので多少の脳重量がある方なら違和感が感じられますが、このジャンル以外だと意外とわからない。そこで本日は、偽インフルエンサーの見分け方についての講義です。

初級編・・・フォロワーで見分ける

何度も書いていますが、Twitterであろうが、Facebookであろうが、Pinterestであろうが、フォロワーは買えます。最近また値下がりしていて20000人で2000円くらいでしょうか。オークションだともっと安いです。www

eBayオークションでま売ってる一覧

ただ、こうしたフォロワーは主に外国人です。アイコンなしも多い。Twitterでフォロワーの一覧をチェックされたら不正がすぐバレる。こんな方法やってるのも初心者なら、騙されるのもかなりの馬鹿のみ。そこでアフィリエイトやポイントを使って協力させたり、鑑定や占いアプリで気のいい馬鹿を釣って増やすわけです。これだと一見すると日本人のフォロワーがズラズラ並ぶので騙されやすい。

中級編・・・ついログを使ってみる

もし相手がついログというサービスを使っていると、フォロワー数の動向が一目でわかるのでおかしさが浮き彫りになります。まずは私

isseki

前にこのエントリーにも書きましたが、Twitterのフォロワー数の増加は、なんの操作もしないとほぼ直線になります。短期的なばらつきはありますが、半年くらいのスパンで見るとこれは必ずそうなる。しかし・・中にはこんな人もいます

amano

フォロワー数60万のこの方、フォロワー数とメルマガ部数を売りにする情報商材のアフィリエーターですが、あまりにフォロワー数が多いために遡って見る気にもなりませんけど、グラフ見たら一目瞭然。スタートしてから1年でホリエモンと同じ90万に達してそのあと激減。おそらくバレたので見た感じ怪しげなのを削ったのでしょう。しかし試行錯誤を繰り返していまでは減少してます。

なのでまず、自分が騙されていないか、ここでチェックしましょう
http://twilog.org/
ただ、このサービスに本人が登録してないと出てきませんので注意です。

上級編・・・お金払っても見分ける

仕事でインフルエンサーをチェックしたい場合、有料ですがこういうサービスがあります。前にも紹介しました。

http://www.socialbakers.com/

ここではいろいろなソーシャルの分析を行うことができます。ここのサービスとして「追跡」があるのです。ちょい高いですが価格表です。3人追跡までで年間120ドル。240ドル払うと7人までという感じで価格によって追跡人数が違ってきます。もしあなたの会社でインフルエンサーにアプローチしたいとか、そういうときはぜひ。ちなみにわたしを分析するとこんな感じ。複数を比べて比較もできます。

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まあ、インフルエンサーにPRを協力してもらうというビジネスモデルは今後も盛んになると思いますが、芸能人ステマ事件の例にもあるように、ステマはすぐ発覚してブランドイメージを損ないます。インフルエンサーに協力してもらうためにはそもそも商材やサービスが優れていないとならない。結局商品開発に話が戻るんだよということなのでした。

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