もし自分が黒モノ家電メーカーの開発担当役員だったら・・こんなの創ります

2011年10月18日

先日のジョブス語録のブログ。
「偉そうに書いてるけど自分はアイデアあるのか」というメールが来まして、いままで数億円単位のしょぼいヒット商品しか創ったことない私ですが、それではということで、考えてみました。はっきりいって、けっこうヒットする根拠のない自信はあります。iPhoneの登場をその3年前に予告していた私ですので(笑) 、技術的な裏付けは全くありませんが、市場ニーズは掴んでると空自負しています。

わたしが、一押しする製品アイデアはこちら
そのまえにこの過去記事読んでいただいた方がいいかも

らくらくホンOS搭載の、
デカ液晶3G!  携帯電話&新聞&書籍リーダー

イメージ画像です。Kindleなんですけど・・・

実はこのKindleはアメリカのアマゾンでは現在99ドル。Wifiのみ。しかし日本には送ってくれないと書いてあるので、アメリカの友人に転送してもらうか(実は私はいじくりたくてたまらず、そうして買いました)、日本のアマゾンでもやや高めですが、ゲットできます

→ 右のアマゾンのウィジエットに入れておきました

あくまでこれはイメージ画像なので、わたしが考えるのはこんなイメージ。

◆ターゲット

40歳以上で自宅にパソコンがない
知的好奇心の比較的高い高齢者
老眼が現れてきて小さい字が読みにくい
あまり外出しない
それほどメールも電話もしない

◆仕様

モノクロ6インチ
字を読むならこっちが楽だし、とにかくバッテリーが持つ!!

3Gのみ

そもそも高齢者で家にWiFiがある人は少ないと思われ、あっても自分でWiFiネットワークに接続できない。スマホ買って家のWiFiに接続できない層も多数いるはず。
できればSIMフリー。海外にも持って行けるしね。

キーボード付き!!
高齢者にはピンチやスワイプは無理。 電話もかけづらいのでガラケーのキーボードと同じ配列にして「拡大・縮小」ボタンをつけるのみ
画面を大きくすると、高齢者が持ちにくい。よってこのくらいのサイズがいいんじゃないか。

プリインストール

○新聞ボタン
購入時に読みたい新聞を選択。プッシュで毎朝更新のお知らせが届く。
ブラウザで読みます

○著作権フリーの青空文庫8000冊を最初から入れておく

○地震と災害のプッシュのアプリ必須

つまり、現在のタブレットPCにある機能の99%をそぎ落としてシンプルにして、高齢者やパソコンを使うに至らないターゲットの親和性を高めたモデルです。
Kindleと決定的に違うのは、有料の電子書籍の新規購入は考えていないという点。そもそも電子書籍を購入したり、支払いをしたり、専用リーダーで保存したりするのはけっこうなリテラシーの高さが必要で、こうしたことができる人はiPadなりGalaxy Tabなりを買うはず。

実はうちの父親は現在84歳。もと鉄鋼メーカーの技術者で、海軍特攻隊「震洋」乗員&大阪大学工学部出身。趣味はプラモデル。同年代の中ではリテラシーは高めだとは思うが、5年前までは初期型のiMacでネット通販でプラモデル買ってました。しかしこの年代の人は、3年や4年で新品のパソコンが陳腐化して使えなくなるということが理解できない。買い換えたほうがいいと言っても「まだ使える」「新しい」といって買い換えないため、結果、使えない飾りになってしまうのです。
まあこの年代に限らず、mixiとかのMacのコミュでも「ついにあこがれのMacを手に入れたのでイラストとか画像編集やりたい」と勢い込んで書き込んでる人がゲットしたのが10数年前のPowerPCのポンコツだったりして、「それで動くソフトないです」というレスが付くのもよく見るんですが・・・。

で、もしこういうモバイル端末ができたら、父親にプレゼントして自分も一つ買い、電車に乗る時にはこれで朝刊読みます!
作ってもいいかな、というメーカーさん、ぜひ検討ください。少なくとも2個は売れます。ガラパゴスよりは絶対売れると思います(確信)

 

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