誰か佐賀県教育委員会にChromebookというものを教えてあげてくれ

2015年3月5日

まるでよく分からないことをネットで発見

佐賀県立高授業用パソコン 春休み期間は利用不能
辞書・地図・問題集もアンインストールの理不尽

意味がよく分からないのだが、佐賀県教育委員会が県立高校生にPC(たぶんラップトップだね)を強制的に買わせたらしい。

追記。Windows 8のキーボード付きタブレットの模様です。
佐賀県の県立高校が導入する5万円のWindowsタブレットは、高い?

パソコン購入費用は約8万5,000円。5万円を保護者が負担し、残りを補助金(つまり税金)で賄う仕組みだ。5万円の負担が難しい保護者のために、佐賀県が用意したのは『佐賀県学習者用パソコン購入費貸付金』と県の育英資金制度。両制度を利用したのは6,579人(中途編入を含む)中、1,387人にのぼっており、新入生家庭の2割以上が借金を負った形となっていた。購入を無理強いされたパソコンが、学習に使えないという理不尽。県教委に、なぜこのような事態になったのか確認したが、明快な回答を得ることはできなかった。

まとめ買いしてるのに1台8万5000円ってえらく高くない??と、思ったら元がめちゃ高いヤツだ。とにかくハードからはいってスペックが高くないとだめとかどんな時代だよ・・・

大企業が受注したのかと思ったら、そうではないらしい。むしろ凸版印刷とか途中で入札辞退している。謎。

家にすでに自分用のPCがある子も買わされたんだろうか。もしそうなら「業者と癒着してんじゃ?」と腹を探られても仕方ないよね。Windowsに慣れさせる方が良いという意見だそうですが、ChromebookもWindows8も操作はほとんど同じですよ。両方使ってる私が言うんだから間違いない。Windowsのアプリをクラウドで使うのがChromebook。

で、この教材のライセンスの契約期限は1年でしかも「年度」なので、三学期の最後の授業で教材も辞書も副教材も授業中に強制的にアンインストールさせる。春休みは復習もしなくて良いし辞書もない。で、新学期になったらまたインストールする

ということらしい。どういう契約なのか、イミフなんだけどひと言で言うと

ITリテラシー低すぎ

ということだと思う。教材のアンインストールは「年度」にしているので、4月を越えて新学期に「アンインストール → インストール」すると契約違反になる。よって三学期中にアンインストールさせて春休みは勉強しなくて良いにしたのかもしれないが、ここはたぶん契約について詳しくなかったのだろう。ここもダメダメだが、一番アホなのは

なんでChromebookにしないのか

ってこと!!!そのためのChromebookじゃないか。こういう目的のためにGoogleが作ったんだよ。アメリカの教育現場では一番売れているそうです。

これも面白い
アメリカの教育関係者の証言:Chromebook のおかげで、すべての生徒にコンピューティングが行き渡った

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生徒負担なしで買える


5万円もの金を保護者負担というのは、県立高校ということを考えると家庭が豊かでない子とか、児童福祉施設の子も頑張って勉強して通っているはずだ。この負担を教育委員会の無知からローンで負わせるとはなにごとか。

Chromebookなら3万5000円の補助金で楽勝で買えてしまう。

これだったらおつりまでくる。まとめて大量に買う訳だからもっと安いだろう。Googleに話を持ちかければ、ひょっとしたらテストケースとして超安く出してくれたかもしれないじゃないか

しかしChromebookはWi-Fi環境でないと使えない。家にWi-Fiがない子については差額でUSBモデムを貸し付ければ良い。SIMはMVNOで十分。家にWi-Fiがある子は不要だから、全体で見たらたぶん補助金の中で収まるでしょう。学校にはWi-Fiがあるんだよね。

アンインストールもインストールし直しもいらない

Chromebookはクラウドで使う。授業の時間を割いてアンインストールもインストールもいらない。3/31の深夜に古いライセンスの教材を削除して、4/1の0時に新しいのに置き換えて貰えばいいだけ。そんなことは業者と守秘義務契約交わしてやらせろ!

生徒がパソコン紛失しても個人情報が漏れない

生徒がラップトップを電車とかに忘れた場合、中に名簿などがはいっていれば流出する恐れがある。パスワードかけても物理的にハードディスクに保管されているのでその気になったら取り出せる。
しかしChromebookは、中に何も保管しないしインストールもしない。Googleの2段階認証さえしっかりとかけていれば、突破されようがない。生徒にセキュリティ感覚を教えるまたとない設定です。また3年経過してももともと高スペックの必要がないし、中身にはなにもないから「お兄ちゃんのお下がりをもらう」という使い方も可能です。

また、生徒がネットサーフして変なサイトを踏んでパソコンが感染。そこから学校自体のネットワーク全体→生徒のPC全部が感染なんていうことも、Chromebookはそもそもなにもインストールできないので危険性が非常に小さくなる。学校のネットワークなんてネットワーク管理者も校内にいないはずだし、かなり危険度が高いと思う。Chromebookならアップデートさえほとんどない。

先生の管理が楽

課題の設定や、提出など、現在はどうやってるんだろう。まさかプリントして提出???

これはすべてクラウドでできる。先生が使い慣れたWindowsを使いたいなら別に使えば良い。Googleドライブで共有するだけじゃないか。生徒はクラウド上に課題を提出。自分のクラウドは自分と先生との共有にしておけば良い。
生徒が自分のMBAとかWindowsマシンを持っていて「新しいのはいらない」という時でもクラウドなら共存できる。わざわざ新しいのを買ってもらう必要がない。

教材自体がWindowsのネイティブでWindows環境でしか閲覧できないという落とし穴があるかもしれない。そしたらクラウド対応するところと契約すればいいだけ。そんなとこ、いくらでもあるでしょ。6,579人も契約してくれるんだから。教材に追加や訂正がある場合でも、クラウドならすぐ対応できる。

思うに佐賀県教育委員会の悲劇(喜劇?)は、あまり詳しくないか、逆に「自分は詳しいと思い込んでいるけど別にそれほどでもない」人たちがやっているのではあるまいか。誰か佐賀県知事は「提案募集」をしているので佐賀県民の方はぜひ提案して上げてください。生徒の金銭的、時間的負担が減り、リスクも減り、学習効率も上がります。

そしてなにより、「生徒にWindowsを教える」っていう視点が上過ぎ。教えるならクラウドの使い方でしょう。現在もそうだけど将来はOSに関係無くクラウドでの作業がメインになります。

↓そんなわけで、専門家からの後追いもこちら↓

考察:Chromebookを教育現場に導入すれば解決するのか、答え:解決しない
↑画像はPicasa経由にすれば貼り付けとかできると思うよ。それでブログ書いてたし。

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