治安はよくなっているか、悪くなっているか。データをいろんな方向から見てみると・・(修正しました)

2013年6月10日

先日、「東京の治安は悪化している」とブログに書いたら・・・「警視庁発表のデータと違う」「ウソ書いてるんじゃねえ」と大変な言われようでございました。しかしながら、自分の体感値と全く違う。もちろん諸外国と比べればまだまだマシだが、自分は治安が良くなってるという気はしない。おそらくひとつのデータを一方的にしかみてないとこうなるんです。

まず、警視庁発表の犯罪の発生率。お役所ですから「自分たちはこれだけ頑張ってます」というために作っています。もちろん警察も頑張っていますが、犯罪の多様化によって忙しさは増すばかりです。

警視庁の発表データによると

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これだけ見ると、犯罪の認知件数は減っています。しかし認知件数というのは「警察が犯罪と認知した件数」です。この資料を読み込みますと・・

認知件数を前年と比較すると、減少件数が多いものとして、自転車盗、車上ねらい、部品ねらい、器物損壊等、空き巣等がある。一方、増加件数の多いものとして、工事場ねらい、自動車盗、倉庫荒し等がある。

とあります。自転車泥棒や器物破損が減って、代わりにもうちょっと重たい本格的な犯罪の自動車泥棒とか倉庫荒らしが増えているのです。ここで考えて欲しいのですが、いま、自転車が盗まれていちいち被害届を出しますか? 店の前のバケツが蹴り倒されたり、落書きされて被害届を出すでしょうか。「警察に被害届け出してもなにもならない」と出さない人が増えれば発生件数は減ります。また自転車泥棒など、いちいち捜査しても逮捕できないのは、警察に被害届出しても「遺失物」扱いされますよね? こうすれば見せかけの発生率は下がります。

自転車だけじゃ無く、警察が昔のように被害届を簡単に受けてくれなくなった気がするんですが、どうでしょうか。去年、わたしの知り合いでもストーカー的な被害を受けて家の中まで侵入され、そいつは警察に現行犯逮捕までされたのにお灸を据えただけで釈放され、そのあとに続いて散々嫌がらせをされたのにも関わらず、被害届を受け付けてくれないということがありました。刑事さん曰く「外国人犯罪が増えてめちゃくちゃ忙しく、被害届を受けると捜査をしないといけないが手が回らないので待ってくれ」ということで、何ヶ月も受け付けてくれなかったそう。被害届を受け付けなければ発生率は下がります。しかし警察も大変なんだなぁ・・・・。ここはリストラしちゃいけない官公庁だと思います。日本の価値が下がってしまう。

次に問題になってくるのは「検挙率」です。
実は上の表にもあるように、東京では犯罪を犯しても3人に1人も捕まらない。実は1988年くらいまでは一般刑法犯は6割くらい逮捕できていたわけで、当時とは比較にならない。もちろん平成14年から見れば、検挙率は上がっているのですが、検挙された人数がかなり減っている。上の折れ線グラフがそれです。

◎本当の犯罪の発生件数・・・誰にもわからない
◎警察が把握している発生件数・・減少
◎検挙率・・・1988年までは60%以上あり、そこからがっくり落ちて、ここ6〜7年は少し回復して横ばいだが30%前後
◎検挙人数・・減少

つまり、警視庁発表の「治安が良くなっている」という記事は、根源の「警視庁が把握している犯罪件数」が肝になっていて、これが実はもっと多いと根底がひっくり返ります。しかし東京はまだ検挙率3割だが、大阪なんて犯罪検挙率が18%くらいしかなく、悪い事をしても5人に4人は捕まらない。橋下市長は「治安回復」をもっと本格的にやるべきだと思います。これはひどすぎる。

実は警察がこんな感じで四苦八苦しているのは、外国人による犯罪が多発して手が回らないって事があると思います。グラフ化されている凄いサイトがあったのでここからお借りさせていただきました。

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来日外国人の犯罪比率がまず2.08%。まず上のグラフは検挙人数であって犯罪発生率ではない。実際は発生件数はもっと増えていて検挙が追いつかない状態なのかもしれない。中国人の犯罪はここ20年ずっと1位をキープ。次いで出稼ぎが多いブラジル人。

日本政府観光局のデータだと日本を訪れる国別観光客は2013年2月のデータでベスト5は

韓国 234390人
中国 80903人
台湾 150273人
香港 56539人
米国 57418人

になっている。韓国の1/3しか来てない中国人が犯罪だけは4倍も犯すのである。1人あたりの犯罪者率は中国は韓国の12倍だ。
※なんかおかしいと思ったら月間と年間違えてたので途中カット・・・汗
(そうなると短期の観光の人より長期滞在者のほうが犯罪率がずっと高いと言うことですね。そうなると上記の単純に12倍というのもおかしいけど、一応単なる目安で)

そんなわけで、警察も手一杯ということがわかる。検挙率がピークから急降下したのが1988年。ここから中国人の犯罪が爆増しているのであります。犯罪を犯してもすぐに国外に逃亡すれば検挙率は当然下がる。
もうちょっと外国人(特に中国人)に対しての対策をなんとかするとか、中国語のできる警察官を増強するとか、犯罪が起きにくい環境を作っていくとかしないと、中国の経済が発展するとともに来日件数も増えるから、歯止めがきかなくなると思います。もちろん中国人だって10人に9人はいい人なんですけどね・・(フォローになってないか)。警察も大変ですよ、ホント。

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