ブログが1ヶ月200万PV超えて変わったこと

2014年4月15日

このブログであるが、本気で書き始めて3年が経過した。アクセス数はおかげさまで順調に推移し、2~3月はバズったのが数本あって月間で200万PVと、普段の倍くらいになった。

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一番ピークの1ヶ月分の切り出しです。

面白いことに、人の成長と同じくアクセス数って階段状に延びていくのである。一回がっと伸びるとそこからはベース自体が一段あがる。おそらくRSSを登録して購読する人が増えるからだと思います。去年の今頃は1日1万人越えたと書いていたのだが、現在では少なめの日で2万人越えてます。今年から依頼を受けてYahoo!個人にもポツポツ記事を投稿し、トップニュースに2回採用されたが、Yahoo!トップは凄い。自分の1ヶ月分のPVを1日で稼ぐ。しかし外部なのであまりこちらには影響はない。がく。

こんな感じで仕事柄、流入経路やキーワードのデータをとっていろいろ分析するのが楽しい。いろいろ試して広告の配置などもかなり経験値が付いたのでコンサルに使ってます。

さて、メルマガ読者とか、仕事の知り合いはブログ読んでる方が多いわけで、かなりの確率で「最近、よく見かけますね。有名になりましたね」とかいっていただくのだか、本当のところどうなんでしよう。みなさん知りたくないですか?そんなわけで、本日は月間200万PV超えてどのように変わったのか赤裸々に書いてみます。

ブログで200万PVの意味

単純に考えると、毎日新聞の発行部数300万部だから迫ってる!みたいなばかなことを考えるのだが、あちらは日刊300万でこちらは月間PVだから単位が違う。さらに新聞はページ数が多いし。ww
じゃあ月刊誌で200万部と比較したらと思いがちだが、そもそも宗教系でもない限り、そんな部数のは今の時代有り得ない。実売ですと女性誌ナンバーワンの月刊誌MOREが32万部。えーっ!MOREの6倍の波及効果?と、びっくりしそうだが、すいません、まったく比較にならないです。いえ、こちらのほうがずっとちっさいのです。MOREの表紙になったり、グラビアで取り上げてもらえれば知名度は一気に上がるが、正直一般の人はわたしの事なんて誰も知りません。Twitterでわたしを「有名人」に分類している人がいますが、まじ止めてください(汗)

メルマガでも同じだが、有料と無料メディアは浸透力がまるで違う。「タダだからとりあえず読む」という人と「金を払っても読む」の差は、砂山とエベレストくらい違うのだ。
ファミレスの玄関や病院の待合室にあるフリーペーパーを隅から隅まで読むのはよほど暇なとき。たいていは手にとってもすぐ戻すか捨てる。MOREを買ってすぐ捨てる人はいないでしょう。ブログは無料でしかも読み飛ばしてチラ見するメディアだから、読者の信頼度は遙かに低く、影響力も小さい。特にスマホで誰かのつぶやいてたネタを見るような、要するにバズった時のような訪問者の従属意識は非常に低く、ちら見で中吊りのタイトルを見て行く程度の価値しかない。

MOREを読んでる人は、「自分はMOREの読者である」という認識があるけど、ブログで「読者である」と認識しているのはRSSリーダーに登録している人とフォロワーくらい。わたしのブログだとメールで更新情報を受け取る人が約1000人、Feedlyが5150人、そのほかの読者1091で合計7000人ほど。あとはソーシャルでのフォロワーが重複含めて22000人(Twitterは少ない)です。となると読者と認識しているのはせいぜい10000人〜とかではないかと思われる。

blog
TopHatenarで調べてみました

10000部の実売数というとどのくらいか。もちろんこちらは無料メディアだから有料メディアと比較するのはおこがましいのだが、こちらで見てみよう。まず1万程度で偉そうに公開しているメディア自体が皆無である。DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューというのが22317部。すまん見たことない・・これよりずっと影響力は低いのであります。
ちなみにこういうのに未加盟の雑誌などの部数は言い放題です。公称60万部で実売3万とか普通にありますから。

「ブログで食っていけるか」という議論(?)がたまにあるが、私は全力で「やめといたほうがいい」と言うのはこういう理由からです。ブログというものを過大評価してはいけない。そしてその価値でそれほど稼げるわけもない。GoogleのAdSenseの規定が変更されるだけでいっぺんで干上がってしまうレベル。もちろん過小評価する必要もないのだが。

ブログで有名になれるか

正直、ブログだけではなれません。それよりテレビに1回だけでも出た方がなれるでしょう。そういう意味ではテレビって凄い。安藤美冬さんにはじまり、切り込み隊長は朝のバラエティに出演してますし、イケダハヤト師もバラエティに出たそうで、僕秩ヨシナガさんも同様です。知名度を上げるにはテレビが最高です。ちなみにメジャー新聞には数回出ましたけど全然上がりません。www 別にこの年になって有名になりたくないので自分はいいです。

なので芸能人になりたいからブログを書くとか、有名になってもてたいからブログを書くのは全力で否定しましょう。効果ないのでそれよりお笑いやったほうが可能性が高いかもしれません。正直、自分が「あの、永江さんですか?」と言われたのは2回しかない。

1 海で着替え中に裸で腰にタオル巻いてる時に出し抜けに二人連れの男子に
パンツ履いてなかったのでビビッタ!!

2 行きつけの病院の受付で「最近調べ物する度に出てきますがなにやってんですか」
と、不思議そうに・・・

すいませんが、パンツ脱いでるときに声かけは止めてください

両方とももともと名前を知らなければ声を掛けるわけもなく、たぶん「元から名前は知ってた」→「ネットで発見した」の流れだと思う。これは多い。しかし全く知り合いでも無い人に自分の名が通るのとは訳が違う。カーリングの控え選手より無名だと思います。大学の講師とかに呼ばれていっても誰も知りませんから。

ただし、非常に狭い範囲では知名度は上がります。これは「有名になる」のとはちょっと違うと思います。自分の場合は「実際に集客してみせる」というデモンストレーションでブログ書いているわけで、お仕事の依頼はそこそこいただいています。その目的は果たしているし、こうした意味では一応成功したのでは無いかと思います。
結論で言うと、たとえ200万PV超えてもたいして変わらないです、ということなのでした。たぶん500万PVでも同じなのでは無いかと思ったりしております。

ちきりんさんも、ブログから自分の講演会や単行本という文筆業につなげていらっしゃいますが、素顔は公開せず「有名か」と言われれば普通の人は知らないでしょう。ちきりんさんのソーシャル浸透力は物凄く、フォロワー=読者という感じがありありとします。ツイートされると一瞬でリアルタイム500人とか来るのはマジで驚き。

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