タブレットの終わりがあっけなくきたわけを、こう推測しました

2014年8月31日

本日は朝から車にシートカバーつけてくたくただわ

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タブレットの売上は先進国市場で早くも横ばいへ、騒がれたわりには…

という、「だろうな」という記事がテッククランチに出ていました。

IDCによると、北米とヨーロッパ市場におけるタブレットの今年の売上は横ばいになるという。同社の前の予測では、“本年第二四半期で需要は期待はずれの軟調”、となっていた。IDCの分類ではタブレットとツーインワン機を合わせて全世界の成長率はわずかに6.5%となっている。2014年の売上予測は、両タイプ合わせて約2億3300万台である。上記から、いろんなことが言える: タブレットの売上はこれからも当分、PCに追いつかない。PCの年間売上は3億台代で安定しているから、今の2億台代の、しかも成長が横ばいになりつつあるタブレットが簡単に追いつけるものではない。

「そろそろタブレットを買うか」と思っていた人は、実はほとんどいないのではあるまいか。タブレットが欲しいクラスタの人たちは、すでに1回は買っていると思う。タブレットとPCやスマートフォンは、その所有指向性がなり違う。

加えて初代iPad、iPad mini Wifi,iPad mini セルラー、iPad mini Retina セルラー、そしてLENOVO Yoga、Androidの中華パッドなど6台のタブレットを買ってきた自分であるが、将来的にはタブレットはもう買わないだろうなと思うそのわけを説明したい。

必要性で買うPCとスマホ。タブレットは?


もともとスティーブ・ジョブズは、「iPadはテレビを見るときに手元に置いて、わからないことや興味を持ったことがあったときに調べるためのもの」という説明を発表会の時にしていた。自分はジョブズの人間性についてはよく知らないが、ことマーケティングセンスは超天才だと思うのがココだ。ジョブズはこの段階で言っているのである。凄い。ほかの家電メーカーとか意味が全く分かってなかったと思う。ジョブズの言っていることを言い換えると

タブレットは知識欲のある人のために作った

ということです。テレビ見ていてもなんの不思議も疑問も持たない人はタブレットの必要性を感じない。このブログで良く書いている「アーリーアダプター」「アーリーマジョリティ」と、「レイトマジョリティ」との違い。よく見ていただいている方は納得していると思うけれど、前2者は自分から情報を求めるのに対し、後者は「流れて来た情報をそのまま鵜呑みにする」という行動特性があると考えている。前者はニュースサイトやネットサーフ、SNSでの情報収集を頻繁に行うのに対し、後者はそもそも情報取得に興味があまりない。つけっぱなしにしているテレビから流れているもの。たまたま見た雑誌、人から話に聞いたこと、などをそのまま信じて自分からは調べない。

ジョブズはiPadの発表会の時に、その商品コンセプトで述べているのである。この商品は「自分からさくっと簡単に情報を調べたい人のためのものである」と。つまり「アーリーアダプター」から、せいぜい「アーリーマジョリティ」のための商品なのである。以前このエントリーに書いたけど、自分は日本のアーリーマジョリティまではざっくりせいぜい150〜200万人くらいではないかと推測しているが、マイナビニュースに出ていたが

2013年のタブレット販売台数、前年比79%増の545万台 – GfK調査

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ということであり、一人が複数台所有していることや業務用(店舗の説明用はまだしも、いまや回転寿司のメニューとかにも大量に使われてますよ)を考えてもアーリーマジョリティまではほぼ行き渡り、大量のテレビCF投入で「よくわかんないけど使ってみたい」というレイトマジョリティの人にまで届いている時点で、ほぼマーケットは普及し尽くしたのではないかと考えてる次第です。

PCは仕事や本気モードの作業には必要だし、スマホは単に他人とのコミュニケーションに必要だから買う。しかしタブレットは「手元ですぐ調べたい」という知識探求欲が無いと投資しづらい。これがタブレットが先進国で頭打ちになってきた理由の1つでは無いかと思うわけです。

スマホの画面の大型化がさらに拍車を掛ける


アスキーがいい比較記事作っていたので引用させていただきます。

Xperia Z Ultra(SOL24)やギャラクシーノート3他、ファブレットのスペック比較・レビュー

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AQUOS PAD SH-08Eは電話機能もあるタブレットでファブレットジャンルにはいっているが7インチはちょいでかすぎ。やりすぎ。ポケットにはいらないし、ズルトラでも手に持って長電話は辛いのにこれは厳しい。が、一応ファブレットだ。

一番上の写真の下の左がズルトラ、右がiPad miniです。6.44インチと7.9インチでは使い勝手の差はほとんどなく、自分はiPad miniはほとんど使わなくなってしまった。世界的には主流はSONY Xperia Z2あたりの5〜5.3インチになりつつあり、電話が出来て安ければなんでもいい層は小さな画面のスマホで満足するが、ネットサーフしたい層はファブレットや大画面に移行した。よってタブレットのマーケットはスマホの大画面化によってかなり縮小したはずだ。

ここで推測するのが「なぜAppleがiPhoneの大型化が遅れ、やっと5.5インチを出してくるのか」ということである。Appleは分かっていたのである。スマホの大型化によってタブレットのニーズが収縮することを。自社の大黒柱であるiPadを存命させるために、iPhoneは小さいママできた。でもここに来てついに耐えきれずに5.5インチを出してくる。iPadがそれによって食われることは分かっているが、このまま自社のシェアを取られるわけにはいかないから。日本ではiPhoneが圧倒的なので知らない人は知らないが、世界ではiPhoneのシェアはどんどん落ちているのだ。Appleとしては背に腹は替えられず、大型化してくるのだと勝手に推測します。

で、タブレットがPCの代わりになると思ってたかた。たしかに閲覧するには同等ですが、文字入力が圧倒的に遅い、スマホ用のOSを搭載したタブレットはPCの代わりには絶対なりません。Windows 8みたいにフルスペックのPC用OSを搭載したのもあるが、あれはタブレットじゃなくてPCとキーボードが分離するタイプなのではないかと思ったりする・・。Microsoftもタブレット型PCといってるのでPCジャンル。AppleがOSXを搭載したiPad出してきたら、それはもうMacBookAirのモニタとキーボード分離型であってタブレットじゃないんじゃないかと想像しております。

閑話休題。新車が来たのでクラッツィオというシートカバー買いました。↓はアクア用だけど・・。ほとんど在庫が無くAmazonでやっとゲット。しかしさすがの日本メーカー。装着しようとしたら精度が高すぎて隙間も無いほどぴったりに作ってある。しんどいのでオートバックスに持ち込んだら「前後で装着費用は2万円以上かかります」と聞いてビビった。「日本のメーカーさんなんで、ものすごくぴったりに作っているので弊社のスタッフでも装着に5時間かかります」とのこと・・・
で、2万円かかるなら自分でやる。工学部出身をなめんなよ・・・とトライしたら・・・ひと言で言うと次回から2万円払っても人に頼みます。金曜日に3時間、今朝も朝6時からかかって合計6時間くらいかかりました(慣れれば2〜3時間でできるかもしれない)。指とか腕とか筋肉痛です。女性は無理だと思います。質感はめちゃ高くて本革シートみたいになりました。日本のメーカーはすげー

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