一昨日のマニアックなブログの続きのようでそうじゃない話です。
b-m0bileのSIM残高がほとんど無いことに気づき、So-netのモバイル3GのSIM(回線はdocomoのFOMA つまり3G)のみの申し込みをしてみた。4/30までキャンペーン中で、月額2455円+モバイルコース210円、登録料無料でデータ通信が使い放題なのだ。 もっともdocomoもSoftBankもイーモバイルなどと同じで、データ通信を使いまくると速度制限がかかる。このルータ一台で家中のパソコンにつないでYouTube見まくわけにはいかないので、あくまで外出時の接続用でしょう。
イーモバイルのPocketWiFi S2みたいなSIMフリーのスマホはもちろん、docomoの新しいケータイとかスマホならショップに持っていけば大概は有料でSIMロック解除してくれるからこのSIMカードを刺して使える。※docomo端末なら解除しなくても使えるそうです。知らなかったわ・・
しかしよく分かって無い人も多いと思うが、このSIMはデータ通信専用である。電話番号は付与されない。管理画面見たら電話番号は付いてくるがかけてもかからないので今までと同じ電話番号は使えなくなる。つまり携帯電話番号ポータビリティ(MNP)はできない。
が、音声に対応してないから電話として使えないかというとそんなことはなく、ネット回線を電話回線として使用するIPフォンのSkypeはもちろん、050 PLUSなら普通に電話として番号が貰えるから着信も発信もできる。docomoのスマホに機種変更したけど毎月の電話代が高くて死にそうって言う人は、電話番号を変えるのさえ躊躇しなければ、SIMロック解除して貰えば月額3000円以下でデータ通信し放題+通話もできるになるのである。しかも050 PLUSだと固定電話相手ならほとんど無料に近いくらいのコストになる。当然050 PLUS同士なら無料です。
【関連エントリー ガラケーの皆様。月3000円以下でスマホを使う方法はこちらです】
So-netがいまなぜこんな割引キャンペーンやってるのかというと、先日のb-mobileの「基本料0円SIM」登場の対抗と思われる。使った月は1GBまで3780円。使わない月は無料っていうヨドバシの専用商品です。たまにしか使わない人向けなのだが、同じdocomoのFOMA回線なのでSo-netも対抗処置を考えたんだと思う。
しかしこちらは使わない月っていうのがあり得ないので、So-netで申し込んだ。このコースはこのほかにモバイルコースで月210円かかる。いまなら使い放題月間2660円ってわけです。まずは説明を読む。
ところが、昔はアカウントあったけど今はないので新規入会したが、受付確認メールが来ない。いくら待ってもこない。
確認してみる
申し込み欄にメールアドレス入力するところがない!!
この次の画面かな、と思って再入力してみる
メールアドレス入力欄 行方不明!!!\(◎o◎)/!
So-netといえば、ソニーの子会社。東証一部上場の老舗中の老舗のプロバイダである。しかし一番肝心の「申し込み画面」にメールアドレス欄がない。これじゃ申し込んでもIDの確認メールも送られてくるわけない。
一瞬立ちくらみがしたほどだ(座ってたけど)。
日本の大企業、どうなっちゃってるの・・・と、相当に不安になった。9時になったのでサポートに電話してみた。
回答の趣旨
1 メールはSo-netのIDにWEBメールで連絡する
※だったら「お申し込みの流れにその旨、書いとけ」怒
2 そのIDは最終の画面で出たはずだ
※フツー、よほど律儀じゃないといちいちプリントしませんがな・・
メールで確認内容が飛んでくると思い込んでました
3 WEBメールはSo-netsトップページのロゴの下の「メール」から確認のこと
※そんなん、誰にも聞かないでどこの誰がわかるん??
分かった。So-netはもともとプロバイダだから、自社のメルアド以外にメールを送るという発想がもともとないっぽい。しかし今やいつ変更するかもわからないプロバイダのメルアドを使うのは初心者ばかり。新規のメルアドでメールアカウントを作成するのも面倒なので、オリジナルドメイン持ってないならGmailを使っている人が相当にいるはずだ。
そしてなにより、ネットのサービスにおいて、「WEBからの受付時にメールアドレスを聞かない」ということが、S0-net以外では一回も見たこと無いのである。レンタルサーバだってプロバイダだって普通は最初に今使ってるメールアドレス聞くよ・・・。
申し込んだらアカウント発行するから、確認メールはそこのWEBメールに飛ばすからよろしくなっ! っていうサービスは、他にほとんどないものと思います。自社がスタンダードではないという感覚が喪失しているのじゃないかと思いました。
So-net様にお勧めの一冊
確かに!
大資本の企業や老舗なんかにはたまにそういった点が見受けられますね。
大企業でも老舗でもない時期のアップルにしたって、ジョブズの視点で物を作って売っていましたし。
まあ、ジョブズの場合はそれを差し引いても戦力となるだけの先見性がありましたけどね。