百田さんが沖縄の二紙を潰したいならこうすればいいだけなのに

2015年7月14日

ちょい前の話ですが、百田さんが「沖縄の二紙を潰す」とジョークかなにか(本気かもしれんが)で言ったのが大変な騒ぎでしたよね。百田さんより、政治家から財界に圧力かけて広告を入れさせないようにして潰してやる、なんていうのは冗談の域を超えてます。冷戦時代ならどこの国でもやってたかもしれないですが、今の時代、中国くらいでしょう、こんなことしてるのは・・というか、あちらは検閲してるしな・・あ、ロシアもだよね。

しかしですね。潰すなら潰すで、正々堂々と正面からなぜやらないのか。これが政治家が馬鹿な証拠です。我々、自由な資本主義の国に住んでいるのですから、陰で汚いことをせずに、真っ正面から挑めばよろしい。本当に大義があるなら世間はついてきますよ。百田さんの著作は一冊も読んだことないし、映画も見てないので大義があるかわからないのが辛いところです。ww

読んでないよ〜これも

秘技!! 百田さんはこうやって沖縄の二紙を潰すべきであった

まず、百田さんは沖縄に新聞社を設立します。仮に名前を

沖縄新聞

と、ど真ん中直球でつけます。「百田新聞」とか、「沖縄正論新聞」とか、「正しい沖縄」みたいな、一見、あれ?と思う名前より、ごく普通のありきたりのがよろしい。沖縄のじーちゃんとかばーちゃんは百田さんなんて知りませんので、「あれ、こんな新聞あったんだ」という感じが良いのです。

新聞の文字は大きくし、読みやすい書体で。対象は中〜高齢者です。若者はどうせ読みません。で、キラーコンテンツは

訃報!!!!!!!!

Facebookで沖縄の方から聞いたのですが、沖縄の二紙をなんで沖縄県民が読むかというと、高齢化が進む沖縄では「お悔やみ情報」をチェックするためとのこと。ネットでは有名な人の訃報しか出ていないが、新聞を買うと一般の人の訃報も出ているらしいです。なお、沖縄タイムスの「死亡広告」はこのサイズで11万円だそうです。お金まで出して掲載するのは企業主とか議員さんとか名士でしょうね。普通は無料の小さいスペース。

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東京版の新聞では「お悔やみ広告」なんてほとんど見ないから、ピンと来ないんだね!!
で、ほかにはテレビ欄とラジオ欄、そしてあとは百田さんが、一緒にやりたいと集ってきた記者さんたちと好きなことを書きまくる。社主兼主筆兼編集局長としてね。連続小説もいいよね。本職だからね。
報道記事は沖縄県で唯一の保守系の八重山日報にお金払って提供してもらいましょう。自社で多くの記者抱えるより安いです。

沖縄県の新聞社の中で最も保守色が強い。現編集長・仲新城誠は、2013年4月、産経新聞の取材を受け、「沖縄の地元大手メディアは反日左翼的な反戦平和・反米姿勢の報道をしており、多くの県民が洗脳状態にあるなか、それらの沖縄世論とは一線を画した公正中立な報道姿勢を貫いている」と答えている

Wikipedia 八重山日報より

で、ここからが肝心なのですが・・・

沖縄新聞は無料にします

沖縄の世帯収入は日本で一番少ないので、月3075円を払わずとも訃報情報とテレビ欄が見られるなら、最初に沖縄ローカルのテレビで

無料の沖縄新聞スタート

ってぶちあげれば雪崩を打って購読申し込みが来ます。沖縄ローカルは安いので、インフォマーシャル流してもめっちゃ安いよ。特に高齢者世帯は喜ぶ。文字は大きくふりがなを振って分かりやすくね!!
無料の新聞が出るなら沖縄二紙は解約するっていう人も多いでしょう。あとで届いたのを読んだらあまりに内容が違うので驚くとは思うが。www

収入は広告のみです。百田さんは無給として、訃報記事の担当と、広告担当と、記者でなるべく小さい世帯でやります。かかるのは人件費と印刷代と紙代。八重山日報は20人らしいから、8人くらいでどうです?

政治家の圧力で広告入れさせないようにできるなら、逆に百田さんの人脈と政治家から財界に働きかけて広告もらってください。これだったら問題ないでしょ。電通とかだって同じことやってるっしょ。クラウドファンディングもありだね。お悔やみ広告は沖縄の二紙より安くして5万円くらいにします。

無料なら販売店が配ってくれないじゃないかと思うかもしれませんが、新聞販売店は新聞代金の利益はほとんど無いらしいですよ。代金は集金して新聞社に上納するけど、代金の回収コストでチャラらしい。利益は同梱のチラシで得ているそうです。であれば無料の新聞ならもっと多くの人がとってくれるから、チラシも多く入れられます。新聞販売店はこのほうが嬉しいでしょう。
無料がダメなら、1ヶ月100円とかにして、販売店に集金したら全額あげるというシステムでもいいし・・・

沖縄の人口 1,426,190人 総世帯数566,147世帯 
琉球新報 163,475 普及率27.22% 沖縄タイムス 160,625 同26.75%
です。

二紙とってるところもあるから、半数以上の世帯は新聞とってないってことですよね?
ニーズありますよ。これ。

大手新聞社にはかつて「Windows2000」と呼ばれる窓際の年収2000万円族が多く生息していたらしいが、そんな高い給料の人はいないわけで、経費は安くあげようと思えばあがる。無料でもお悔やみ情報が充実すれば広告は入る。「お悔やみ広告」は沖縄二紙の半額以下にして数を集める。部数が増えたら広告収入も増えますよ。

そんなわけで、資本主義の世界で「潰す」というのは、裏で汚いことをして潰すのではなく、正面から経済戦争を仕掛け、ユーザーにメリットがでるようにしたところが勝つのです。スーパーに街中商店街が負けてしまうのは、価格面や品揃えで太刀打ちできないからで、ユーザーに明確なメリットがあるからです。喫茶店がドトールやスタバに駆逐されたのも同じ。選ぶのは消費者なのだ!!!

講演や著作で資金力があり、顔も広い百田さんが本気ならこういうことも実現可能ですよ。口だけで暴言吐くより、実際に行動に起こすなら支持する人はもっと増えると思うんですけどねぇ〜

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