最近、またまたしつこくてうざいスパム。調べてみたら・・

2010年10月6日

受信サーバ自体に迷惑メールフィルタがついたのと、メーラーにも迷惑フィルタがついているしで、ほとんど受信までにいたらなくなった迷惑メール。それでも一日数十本は、その包囲網をくぐり抜けて届くものがある。もっともiPhone、iPadなどのスマートフォンではメーラーに迷惑フィルタの機能がないからGmailに転送して読んでいる方が大半だと思う。

迷惑メール、英語でスパムメールだが、どれほど効果があるんだろう。

かなり昔の話だが、エロサイトをやってる人が、20万通のメールアドレスを買って、どれくらい効果があるのか試しにスパムを打ってみたとブログというか、日記に書いていたのを読んだことがある。20万本打って、問い合わせ1件。罵声数百人、届いたメールを開いても開いても罵声とののしりとイヤミばかりでめげたって書いてあった(笑)。そりゃそうでしょう。最近流行のペニーオークションや、フィッシングのような詐欺系ならば、間違えて引っかかる鴨をゲットできればそこそこ稼げるかもしれない。そもそも犯罪犯す自体がハイリスクハイリターンだからリスクを冒してもいいわけです。が・・出会い系とかのスパムは、どう考えても引っかかる奴は数万人に一人もいないでしょうよ・・・。「あなたの童貞買います」って売れるわけ無いじゃん、そんなもの。迷惑メール打つ時間と金と根性があったら、もっと違うことやりますよ。自分なら。

昔はプロバイダも甘かったから、迷惑メールもそこそこ打てた。しかしいまじゃ一発で契約停止だ。かといって自分で送信サーバ立てて打っても、接続プロバイダから拒否される。中国や東欧の甘いプロバイダにサーバ置いても、スパムリストにすぐ載ってしまい、大半が実際には開いて読んでもらえない。暇なときに突破してくる奴のメールヘッターの詳細を見て、撃退することがあるが、いい憂さ晴らしになります。突破してくる奴の多くは、メール配信サービスを利用している。こういうサービスでは大量の送信サーバを持っていて毎回IPアドレスを変えて配信するので、迷惑メールフィルタにデータが蓄積されにくい。が、大半はまともな業者なので、すぐに対応してくれる場合が多い。

最近の戦果です。

「インターネット最新情報局」というベタベタな15年くらい前に流行ったようなタイトルのスパム。これもしつこい。ここはバリュードメインという配信会社の送信サーバだった。このバリュードメインは対応が悪すぎ。そもそも迷惑メールの報告さえ掲示板に投稿させる仕組みで、なんの返答もない。が、3日後に見たら「対応完了」になっていてスパムは来なくなった。「弊社の顧客が迷惑かけて申しわけありません」くらい言うべきだと思う。少なくともこの会社の配信サービスはわたし絶対に使いません。

しかし、最近、非常に多くのスパムを送ってくる奴がいる。「【完全無料でご招待】童貞様(童貞じゃない方も)必見のアルバイト情報」「【重要】今日のご登録まで【超】高確率馬券を限定会員様のみご案内してます。」「【堀江貴文】ホリエモンから推薦される特別ボーナス法 !」「緊急】毎週末が給料日!毎週数十万円が勝手に口座に、喜びの声続々★」など、1日に同じメールを何本も送ってくるのだ。しかもタイトルがバカ臭い。バカの臭いがプンプン。

こういうやつを調べるには、まずはヘッターを見る。出てくるサーバを検索して見る。1番素人でも使いやすいのが、

http://www.aguse.jp/

で、これはすぐれもの。ドメインの所有者から、特定できる場合はサーバの発信位置のgoogle地図まででる。で、上記のスパマーを検索すると、大半がほぼ同一人物であった。札幌市にお住まいのFusako Hamadaさんである。で、大半のドメインはGMOの名前.comで管理されている。送信サーバは大半が中国。GMOに「おたくで管理しているドメインからスパムが大量に配信されているが、法的、社会的責任は感じないのか」というメールを出したが、「当方の送信サーバではないので・・」という木で鼻をくくった返事。送信サーバではなくても、管理しているドメインで迷惑メールがバンバン出ていたら、普通のコンプライアンスがしっかりしている企業なら対応すると思うんですけどね。犯罪の片棒担いでいるわけですから。とりあえず関係各省の報告レポートには出しました。

そんなわけで、みなさんもぜひ。

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