アフィリエイト広告を使えば売り上げは上がる。でも頭使える人だけね。

2016年1月17日

一昨日、

カニ.coがスタートして1ヶ月でなんとかA8のプラチナになりました

というエントリー書きましたら、さっそくのようにメルマガ質問で複数の方からお問い合わせ頂きました。多くは「アフィリエイト広告を出したら売り上げは上がるのか」というものでした。
おそらくほとんどの広告主は、アフィリエイト広告と他の広告との違いがほとんどわかっていません。しかし、しっかりと把握している広告主は、

リスティング広告とは比較にならないパフォーマンスを出している

と、断言できます。これは間違いない。わたしのクライアントを含め、アフィリエイト広告を運用しているところのパフォーマンスは、アドワーズを相当に凌駕してます。アドワーズで成約まで1件1万円を切るのは相当に難しくなっていますが、成果報酬1件数百円で月に何十、何百も効果を出している企業があるわけです。

上場しているアフィリエイト広告のASPの売り上げを見ますと()内は営業利益
ファンコミュニケーションズ(A8)319億(58.9億)2014.12
バリューコマース 133.4億(15億)2014.12
アドウェイズ 358.9億(10.6億)2015.3
インタースペース 200.6億(3.5億) 2015.9

となっています。各社の売り上げを合計しますと1000億弱。ほかのアフィリエイトのASPもたくさんあるので、全体では1000億は軽く超えているはず。Amazonのアソシエイトは当然除いてこの数字。

この売り上げは、ASPへの固定の月間利用料(いろいろあるけど各社月4万〜)を含んでいるわけですが、アフィリエイト広告経由での流通総額は、非常にざっくりと考えても数兆円のレベルに達しているはずです。つまりめちゃくちゃ大きな広告ルートなわけです。それだけ売り上げをアフィリエイト広告で確保している企業も多いと言うこと。

今までの広告とアフィリエイト広告が全く違う点

まず、アフィリエイターと言いましても・・
surver2014b
日本アフィリエイト協議会調べ

月間3万円以上稼ぐのは3.2%しかいません www
1000円未満が大多数なわけですよ

ではどんな人たちがやっているのかというと
surver2014a

意外や意外、何年間もずーーーーっとやってこの有様です。誰がアフィリエイトは簡単に儲かるとかいったんや・・
胸が痛くなるような壮絶さ・・・
おそらく月に数十万稼げる人になると、0.1%くらいじゃないかなと思います。上記のアフィリエイト広告各社の売り上げをこの0.0何%かの人たちが叩き出している。月間数百〜数千万の売り上げがある、アフィリエイトサイトを多数運営するプロによって商流が回ってるわけです。

ということは、年間何兆、何十兆円もの商流は、99.99%のアフィリエーターさんの運営するメディアとはほぼ関係なく、この0.01%とかの人たちの運営するメディアに広告が載って、はじめて効果が出るわけですね。ここ重要。

新聞とか雑誌の広告は

スペースを買って好きな広告を勝手にいれる

ものでした。Googleのアドワーズだって基本的には同じです。要するに

金さえ払えば広告を入れられる

システムなわけですよ。しか〜し、アフィリエイト広告は違います。いくら「成功報酬を高くします」といっても、メディア側で「そんな商品とかサービスは売れねーよ」と思えば広告を載せてもらえないのです。ここがわからないでアフィリエイト広告を出しても効果なんて上がるわけがない。めちゃくちゃ頭がいるのです。

どういう広告なら掲載してもらえるか


ひと言で言うと、「この広告を入れたら儲かるな」と思えるものです。当たり前だ。

実はわたくし、A8のプラチナになって一番嬉しかったのがココでした。この数日というもの、EPCが高い広告主とそうでない広告主の違いを物凄く見て回りました。EPCって「クリック当たりの利益」で、A8だと月10万円以上の収益を叩き出す「ゴールド」以上の人しか見られません。これが宝の山だった。だって同業を同列に見て、どこが利益を出しているのか一目で見られるわけ。これだけでカニ.coをやった甲斐がありました。自分の引き出しの数が100個くらい増えた感じ。

具体的に書くのは規定的にダメだと思うんで書きませんが、全くサービスや商品を売っていて、EPCが100倍違うなんてザラです。こうなるといくらお願いしても、メディア側はEPCの高いほうを掲載します。たとえ「報酬を3倍にします」といったところでそれでも33倍にしか差は詰まらないので掲載してくれません。

ではEPCを高くするにはどうするか。ざっと触りだけ書くぜ。

1 商品やサービスに独自性があって優れている

いくら広告に金を突っ込んだり報酬額をあげても、商品やサービスが悪ければ客は買わない。必死に客を送り込んでも成約率が悪ければEPCが下がる。下がれば広告は掲載してもらえない。ランクの下のアフィリエーターさんたちは知らないので入れてくれるが、上級ランクの人たちは騙されない。

2 サイトが分かりやすく、説明が上手

カニ業界でさえ、一番パフォーマンスがいいところと、そうでないところを比較すると、そもそもサイトの出来が違う。熱の入れ方も違うのです。ここが成約率にダイレクトに影響しているということがよく分かりました。今後、構築するサイトにはそのノウハウを全部突っ込んでいくつもりです。業界別に特徴を分析してるけどヤバいくらい面白い。

3 なるべく成約の敷居を下げる

成約の敷居を下げるとEPCは上がる。たとえば「問い合わせ1件についていくら」より、「訪問1件でいくら」のほうが敷居は高い。問い合わせ1件で100円の成果報酬と、訪問1件で1000円なら、メディア側は前者のほうが儲かるかもしれない。ただ敷居を下げすぎるとランクの低いアフィリエーターの中には不正をするのが出てくるかもしれない。ここの境を見極める経験値が必要。

たとえば「うちで売ってるマンションを購入してくれたら1%バックするよ、3000万のマンションなら30万だ、どーだ」と上目線に自分の都合で条件を提示しても、メディア側では「そのマンションは本当に売れそうなのか」「売れたとしても正直に成約があったときに確定してくれるのか」を見ます。売れ残りのカスばかりそろえて、自社に都合のようエラそうな条件つけてもスルーです。
確定率も物販なのに10%代とか、9割がキャンセルしたわ〜(もしかしたらイタズラ連発で本当にそうなのかもしれないが)みたいな広告主は、上級のアフィリエーター(メディア側)は相手にしないのです。

つまりアフィリエイト広告の運用は、アフィリエーター(メディア側)も儲かっているのはごく一部だが、広告主側も「めっちゃ利益出ている」のはごく一部ということになる。

頭を絞り尽くせば効果絶大

ということでは、商材やサービスに競争力があり、やる気のあって前向きな広告主は、絶対やったほうがいいと思います。ですがアフィリエイト収入で儲けるためには大変な努力と頭が必要なように、広告主にもその覚悟がいるってことですね!!

アフィリエーターさん向けの本ばかりじゃなくて、広告主向けの本出したら絶対売れますよ。稼いでいるアフィリエーターさん、いかがですか? 自分だってそういう広告主が増えたら嬉しいでしょ。

ブログも書いたのでAmazonで「FUYUTOKU20」のクーポンコード入れると20%引きの冬物セールやってるのでいまから買うのだ。寒いから外出したくないしな

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