本邦初公開!! 有料メルマガのビジネス化のポイントを考えてみた

2013年5月19日

メルマガの質問に「永江さんのように自分のブログをベースにした有料メルマガで稼ぎたい」という質問をいただきました。自分のメルマガは「稼いでいるか」と言われたら「稼いでいると言えるレベルのものではありません」という程度だが、1年やってきて有料メルマガの発行についていろいろわかってきたこともあるので、本邦初の発表をしたいと思います。

まず、有料メルマガと無料メルマガは根本的に異なるということを理解しないとダメである。無料メルマガは基本的に発行者がメルマガを配信する以外で利益を得る。支持者を増やすためや、ショップの売り上げを上げるためや、マルチ商材の配下を増やすためだったり、ピンからキリまでいろいろある。
しかし有料メルマガはメルマガ自体の内容を販売するわけだ。街角で配る無料のティッシュと、鼻セレブの違いを考えてください。
↓鼻セレブってこれだからさ

ではまずその前にこのブログをお読みください。

一年続けた有料メールマガジン終了のお知らせ。一年間続けて感じたこと

どちらもネット上というかリアルの世界でもけっこう有名な方で、著作物も売れている。しかし上記のブログを見ると、100名に達しなかったとあります。ペイラインに労働が見合わないというレベルで終了されているようだ。いくら大変でも読者に喜んでいただいてお金ががっぽがっぽなら止める人はいない。

で、自分のまぐまぐ!から配信している有料メルマガはというと・・

永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ

っていうやつなのだが、こんな感じで読者数は変動しています。

メルマガ

読者数が減少したのは一回だけ。とりあえず1年を経て、マネタイズという点ではなんとかできているとは思います。ただし「儲かる」というレベルではない。年収1000万円の人の時給が1日8時間労働で単純精算で5000円くらいだから、それよりは多いくらいまではやっときた感じ。しかし最初の半年は全くペイラインに乗ってないのでそれを入れ込むとまだずいぶん安いです。読者の少ない最初の半年くらいはほとんどタダ働きしていたわけですからね。しかも月曜はこのおかげですっかり潰れる。月曜日に打ち合わせとかある時は日曜を潰して書いています。ストレス半端ない。ブログは無料だからけっこうラフに書いているが、メルマガはお金をいただいているので手が抜けない。

現在の読者数ランキングでは

2

まぐまぐ!で15位にいます。しかし・・・・
11位 840円
12位 525円
13位 840円
14位 840円
15位の自分 315円
16位 882円
17位 882円

と、突出してわたしのメルマガは安いのです。実は始めた時はお金になるとは思っておらず、それよりも自分をアピールする場としていいなと思ったのだが、いまは仕事がけっこう詰まっていてアピールしても仕方ない部分もあり(爆)、もうちょっと高くしておけば良かった的な・・。正直だな、自分・・・。
しかしホリエモンのように編集してくれるアシスタントがいて、質問に多数答えられるわけでも無いので、これ以上高くするのは失礼かなと思ってこのままで行きます。最初から840円とかにしていたらここまで読者数は増えなかったのか、それとも意外と関係無いのかは全く不明。

有料メルマガを成功させるポイントとはなにか

上記のお二人が有料メルマガを終了ということになったのに、なんとか私が続けていて、しかも多少はマネタイズできているのはなぜか、ちょっと考えて簡単にポイントを語ってみようと思います。自分でも有料メルマガを始めたい人は参考にしてください。

1 有名であればいいけど、有名だからといって成功するとは限らない

わたしより下に、河野洋平氏、村西とおる氏など、知名度ではわたしとは比べものにならない人がいて、逆に上位には「この人、誰??」という方もいます。有名人の場合はひょっとしたらほかのメルマガスタンドがメインなのかもしれない。しかし無名でも内容によってはちゃんと成功している例が多々見受けられます。有名だからといって正鵠するわけでは無い。無名でもチャンスはあります。メルマガランキングを見る

2 無名な場合(俺じゃん・・w)はアクセスのとれるブログなどがないときついかも

というか、お金を払っても読みたいというメルマガを書ける方は、さらさらと面白いブログも書けるはずですよね?
そういうのがないと申し込みの流入口が無いと思います。

3 肝心なのはメルマガのコンセプトです

めちゃくちゃ当たり前なんですが、「金融」「投資」系のメルマガは、読むほうも「投資の一貫」として読むのでお金を払いやすい。この場合、「誰が書いてるのか」が肝です。世の中には「全く事業で成功した経験無い人の起業とか成功セミナー」というのが累々としてあり、こんなものにお金を払う人の気が知れないのであるが、金融なんてさらに同じで、自分で儲けた経験のある人以外は難しい。マルチまがいの情報商材のように「自分は破産したけどいまじゃこれで大儲けしてウハウハです」という馬鹿話(単なるキャラ作りのネタ)を丸々信じてくれるほど読者が馬鹿じゃ無いからだ。

では、どういうのが成功するメルマガのポイントなのか、まずはぶっちぎりでメルマガが完全にビジネスになっているホリエモンを見てみると、そこに回答がある

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「ブログでは言えない話」

つまり「ブログではもったいなくて言えない話をメルマガで書いている」から読者がお金を払って読むのである。

まぐまぐ!のツートップである藤沢数希氏も同様で
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「ブログでは書けないディープで具体的なお話」が満載なんであります。
つまり、人気ブログを書く以外にさらに「ディープ」かつ「具体的」という条件がついた原稿を書けないといけない。

自分のメルマガは質問に答える形、しかも相談サイトのURLは極力公開するかたちにしたので、内容はめちゃディープ。とてもじゃないが一般公開のブログには書けない。これが多少なりとも読者が増えている理由なのかもと思う。

4 死んでも出す。刑務所に入っても出す。出さないのは詐欺

お金を毎月もらっている以上、出すの忘れましたとか、忙しくて出せませんでした。というのは立派な契約不履行。わかっていてやったのなら詐欺以外のなにものでもありません。「不定期」発行にして1年くらい出してないのに毎月課金だけしてるような有名人もいらっしゃるようですが、払ってるほうはお布施のつもりなんでしょうかね。そんなお金を平気で受け取る神経がよくわかりませんわ。

あ、ここでお知らせ。いままではまぐまぐ!だけでしたが、近いうちにLINEつまりBLOGOSからもメルマガ出すことになりました。同じ物なので両方購読する必要はないので念のため。

この有料メルマガにはたまげた!!!
楽天のメルマガを有料で購読する人がいるとは!!!!!

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