仰天!! ユーザーターゲットの違いでここまで異なるブラウザ使用率

2011年11月7日

先週の金曜日、11月4日のjapan.internet.comのニュースで

Internet Explorer、シェアが50%を下回る

というのがありまして、twitterやFacebookでも「来るときが来たか」というようにいろいろ取りざたされていました。
実はこれ、われわれのようなWebサイトの制作をするものにとってはけっこう大事な話でして、というのはサイト制作に当たってはブラウザによって見え方が違わないように、主要なものでチェックする必要があるわけです。ごく稀にどうしても見え方が違って揃えられない場合、シェアの大きなブラウザにあわせてお茶を濁すということもします。

しかし、このニュースを見たとき、実はかなり違和感ありました。

というのは、このブログ・・

この一ヶ月で32万人ユニークユーザー

おかげさまで先月、1日だいたい平均で1万人の訪問者がありました。ただしユニークユーザー数では27万人くらいですので、複数回来てる人が5〜6万人いるわけですが、30万人いたらそこそこの信頼できる集計データということになります。

ブラウザのシェアを見ますと

IEが2割切ってるやんけ!!

とっくにChromeに首位奪われてまして、しかもFireFoxにも負けて3位。
全然統計データと違うわけですよ・・・

で、NetApplicationsがシステム的に調査しているわけですが、「どんな調査してるんだよ」と疑問に思ったわけです。で、ここまでだと「意外とChromeすげー」とか、「どんな調査やってんだ」とか、「IEはもう終わった」になるわけですが、念のために自分が管理しているサイトをもう一つ見てみました。

こちらはアクセス

月間総訪問者数19141人の、個人商店のショップサイトです。1日平均600〜700人くらいで、月商200〜300万円程度。平均的な顧客層は30歳以上で男性6割。女性4割と推測。
こちらはしかし、新規が15%、再訪ユーザーが85%という、いわゆる「お得意様で食ってるショッピングサイト」の典型です。

こちらでブラウザ依存率見ました。

ぎょえ!!

IEが60%超えとるわ・・
もちろん再訪率が高いので、常連の中にIEユーザーが多ければ当然IEの率は高まるわけで、偏差を小さくするために1日分だけを切り出してみました。

ほとんど変わらんやないけ (=_=)

これはつまり、なにを意味するのか・・・・
まあ推測の域を出ないわけですが、とりあえずこのブログって、マーケティングとか、Facebookとか、Googleとかが話題の中心で、とりあえず初心者〜中級者程度の平均よりはそこそこネットのリテラシーが高めなユーザーが多いと言うこと?
で、リテラシーが少し高めだと、軽いChromeを使って、セキュリティ上の心配も多いIEは使わなくなるってことかな。それともMacの依存率が高いのだろうか・・

でもって、今度はOSを調べてみる

このブログ
1. Windows 51.88%
2. iOS21.97%
3. Mac 14.51%

ショッピングサイト
1. Win 71.92%
2. Mac 11.02%

このブログの読者のMacの率は高いが、それよりもiPhoneから読んでる人が非常に多い。が、Safariの使用率は5%程度しか変わらないので、言い換えると、Windows以外のデバイスからのアクセスが多いという感じでしょうか。まあ、iPhoneとかからだとブログは読めるけど、買い物できないもんね。しかしiOSとMacたして36%いるのに、なんでSafariが13.48%なの、Google アナリティクスくん、どうなっているのかきちんと説明しなさい!!

とまあ、少しぐたぐたな部分もありましたが、サイト制作をするときにはターゲットの違いを見極めて、そのターゲットに近いブラウザに最適化することが必要なんでは? と思ったのでした。情報サイトはMac+iOSの比率とChrome率が高く、ショッピングサイトではいまだにIEと、Windowsという感じでしょうか
正直、まさかこんなにサイトによって異なるとは思ってもみませんでしたよ。

 

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