永江一石のITマーケティング日記

自分に向いてる仕事を探すシュミレーション的思考について

2018年5月25日

何度か書いてはいるが、人生は一度きり。イヤイヤながら暮らしても面白くない。
22歳から70歳まで48年間働くとすると、月に20日、8時間労働で年1920時間労働。つまり人生のうち92160時間=3840日=10.5年は働いている時間のわけだ。

10年間分も「イヤだなあ」と思ってる一生は辛い。
先日にも紹介した厚生労働省のデータでは

学歴が低いほど勤め先はどこでもよい

というのが明確に現れている。考えてみたら当たり前で、高学歴のほうが選択肢が広がるからだ。東大出ていれば金融にも勤められるが、別にやりたければ肉体労働でもできる。しかし中卒ならほぼ肉体労働からの選択になり、証券マンになりたくても無理だろう。

子供に「どうして勉強しないといけないの」と聞かれたら、「高学歴のほうがたくさんの選択肢の中から好きなものを選べるから」と答えるのがいいと思うが、逆に子供が板前や職人になりたい、漁師になりたい、とか、学歴が要らない職業に就きたいなら、学歴は不要なわけで遊ぶために大学に行く時間がもったいないと思う。お金ももったいないから、その金で修行するほうがよほどいい。

自分がやりたい仕事が分からない疑問について

と、もうひとつ、今度はこういうやつが出てくる

新入社員の退職理由「やりたい仕事ができない」を一刀両断する

メルマガでの質問もくるんだけど、「自分のやりたい仕事が分かりません」っていうやつですね。これも2種類あって

1 そもそも仕事自体したくない。遊んで暮らしたい

という馬鹿系と

2 自分がなにに向いているかわからない

に大別されるわけです。1の人は情報商材やマルチや遊んで暮らせるための高額セミナーにはめられていく人たちで、親身にアドバイスするだけ無駄。グレーなことやってあぶく銭を手にしても浪費するだけだからすぐに行き詰まってそのうち人生が詰みます。
2のほうは割と真面目な人にも多く、新入社員が「自分のやりたい仕事ではなかった」と自分探しの旅にでて行方不明になるケースもよくあるわけです。

たった3日で辞めてしまう新入社員について「3日くらいでその仕事が面白いかどうかなんてわかるわけはない」というのも真理ですが、誰がやってもつまらない仕事もありますよ。ひとことでいうと「顧客が損をするだけの仕事」ですな。リクルートも「絶対客に損害かけるけど仕事だから売ってこい」的なサービスもあったし、楽天市場の広告営業もそうなんじゃね?という気がします。こういう仕事やると本当に辞めたくなるのわかる。

金融も似たところがあり、元銀行マンの池井戸潤が書いてる銀行の小説には、絶対客が損する金融商品を売らされて鬱になる行員の話が良く出てきます。これはデータ的にも証明できます。ww

新卒の人気企業ランキング見て思うこと(わかってなくて入社するのは不幸)


エビデンスはこちら
Q1. あなたは「お金」「時間」「やりがい」のうち、仕事において何を重視しますか?

金融は金のためにやってる人が突出して多く、やりがいが突出して低い。www
給料が高いから仕事してるけど、仕事自体には魅力を感じてないわけだ。陸王にも銀行は仕事の意義を感じないからとVCに転職した誠意溢れる銀行員が出てきました。金融は給料はいいけど仕事が面白いとかそういうのは望むなって事ですか。

さてわたしも、「自分がやりたい仕事が分からない」という相談は何度か受けたわけですが、回答はだいたい首尾一貫しています。

やりたい仕事 = 自分に向いてる仕事

ということになります。間違っても選択基準は「やりたい仕事 = 楽しそうな仕事」ではない。

やったこともないのに、それが楽しいか分からない。楽しいかどうかはやった結果であって、やるまでは分からない。たとえば雑誌編集者なんて昔は超人気職種で、素人の頭の中にはテレビドラマのカッコいいキャリアウーマンが浮かぶわけですが、実際には深夜帰りは当たり前、締め切り前は風呂にも入れず机の下で寝る感じ。「かっこいいから楽しそう」とかはみじんもないので、そんなことで職に就いたら絶望します。まあ、そんな馬鹿は採用されないのが現実なんですが。

この編集者という仕事をひとつとっても「グラビアアイドルに会えるから楽しそう」「アフターでお洒落なバーで愉しくできそう」「仕事が派手そう」というのはほとんど現実とは異なる。こんなことを期待する馬鹿ばかりではないが、「楽しそう」というだけで仕事を選ぶと割と失敗します。

仕事自体が楽しいのは、あなたにが仕事に求めるものがそこにあったときだと思うんですよ。それが向いてる仕事となります。上のエントリーでは「お金」「時間」「やりがい」という3つで考えているが、時間なんて仕事の内容に関係ないじゃないか。

で、自分が考える、仕事に求めるもの、やってて楽しいと思えるのは以下の通りくらいです。自分にとってなにが一番大切かを考えて職業を選択するとよろしい

1 たくさんカネが貰えると楽しい
金銭欲

これは前出の通り、金融、証券でしょう。客を泥沼にはめても給料がたくさんもらえればいいというならここです。あとは最近流行のサブリース。www テレビのキー局なんかもそうだが、採用数が少なすぎてレア。あとはホストとかキャバクラ嬢。ww

2 人に感謝されると嬉しい
有償の愛

これは飲食・サービス業とか介護が典型的です。飲食業だって「美味しい、美味しい」と言われるのが嬉しい人には最高の職種でしょう。逆にたくさん金が欲しいだけ、なんていう人には向かない。教師とか公務員も本当はここでしょ。

3 人に凄いと評価されると嬉しい
自己顕示欲

自分なんか2+3なわけですが、漫画家、作家、プロブロガー w、評論家、コンサルタント、プロスポーツ選手・・・本当はYouTuberなんかもここのはずなんですが、結果として金が儲かるのだけを見て、1の人が参入すると炎上YouTuberになるわけです。
サラリーマンの出世志向も、給料が上げて欲しいというのもあるけども「社内で凄いと思われたい」というのが大きいんではないかなと。
政治家は本当は2と4であるべきが3だけの人が多いからダメなのよ

4 自分の仕事が目に見えると楽しい
実績欲

代表的なのが建築とか土木なんじゃないかな。自分が創った建造物やダムや港が完成した時に「この建設には自分も貢献した」と思える人たちにとっては最高の職種です。実際、上の表を見ても建設と不動産がもっともやりがいを感じているわけです。実はWeb製作、ゲーム製作なんかも3と4がけっこうある気がしますよ。

実は成功しているアフィリエーターもこれで、金のためにやってるのはアフィカス。真のアフィリエーターはいろいろメディアやSEOを工夫してそれが実績となって数字に見えるから楽しくて熱心にやってるのでは無いかと思う。4が6割1が4割。馬鹿なアフィカスは1が10割です。

ざっと分類して仕事の喜びはこの4つに大別されると自分は思っている。自分が何に対しての欲が一番強いかを良く考えて、その前提で仕事を選べばおそらく楽しいはずだ。しかし「金は欲しいけど感謝なんて一文にもならんわ。けっ」みたいな奴がどこにも採用してももらえずに介護職になると、お年寄りをDVしたり金を盗んだりするようになるわけですね。

まあ、この視点から仕事を選ぶにせよ、なんの取り柄もない努力もしてない低学歴だと相当に門戸は狭まる。中学生位のときから自分の子供はなにを一番楽しいと感じるのか、いつも話し合ったりしたらいいと思います。

ホリエモンもこういうの書かせるとうまいよね

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