「海外でiPhoneなくした」のときはこうしなさい、のまとめ。

2017年4月27日

仕事仲間のWebデザイン会社スキーマのK女史(ディレクター)が、打ち合わせの時にとんでもないことを言いだしはじめた。

「わたし、この間タイの水かけ祭にいったんですけど、タクシーにiPhone7忘れてしまって、いまiPod Touchで生活してます」
こちらはそのあとiPhone7をなくすとは知らずにはしゃいでいる写真だそうです。

私祭りのはじまりはじまり笑 (調子に乗りました、ごめんなさい) #chang #イメージガール の#つもり

さつきさん(@satsunekology)がシェアした投稿 –

「仕事の動作確認できんやんけ」(-_-)

とまあ、そこまではいいのだが「情弱は搾取される」ということをヒシヒシと感じさせるストーリーですので、備忘録として書いておきます。AdobeのXDは使いこなせても、iPhoneは使いこなせない人っているよね〜
で、実際にあなたがiPhone7とかiPhone6 Plusをなくしたときのための参考にしてください。その前のモデルはなくしたらもう諦めよう〜理由は後記

海外でiPhoneなくして「iPhoneを探せ」が使えない罠

Kさんは、日本からWi-Fiルーターを借りていって、タイではモバイルデータ通信をオフにして、Wi-Fiでモバイルルータに繋いで使っていた。このやり方、けっこう一般化していて成田空港でもWi-Fiルータの貸し出しカウンターが混雑している。
海外パケット放題もあるが、現地キャリアが指定されそれ以外に繋ぐとパケット破産になるのと、1日2980円とけっこうする。

これはSoftBankだが、25MBなんて瞬殺だからほとんど2980円だ。しかも夜便で着いて使ったら、深夜12時でリセットだから1時間だけ使っても2980円だ。

しかし・・・・・Wi-FiルーターでiPhoneを使うと決定的に失敗することがある・・・・・それは

紛失しても「iPhoneを探す」が使えない

ということなんである。とはいえ、iPhone以外にラップトップとかiPadもってないともともと使えないんですが・・・。ビジネスセンターのWindowsマシンだとiCloudはダウンロードしてインストールしないとダメ(注 ブラウザ経由でも使えるという話頂きましたけどhttps://www.apple.com/jp/icloud/だと遭難して、https://www.icloud.com/だとブラウザ上でできるみたいです。)だから、話になりません。つまり「iPhoneを探す」が使えるのはiPhoneだけもって行く人ではなく、ほかにデバイスを持ちあるく人にしか利用できないわけですな。この時点でiPhoneしか持ってないリテラシー低い人はダメかもね。

なくしたか盗られたかのiPhoneが接続できるWi-Fi環境にあってつながればよいが、Wi-Fiルーターはこっちにある。普通は知らないWi-Fiにつながるときは承認しないといけないから、画面ロックされていたらどこにもつながりません。よって追跡もできなければなにもできない。
ちなみにiPhoneを探すには

「どこにあるか地図で分かる」
「でっかい音を鳴らせる」
「ココに電話して」という表示を出せる・・・良い人に拾ってもらえますように
「アクティベーションロックして、誰かがあなたのデバイスを使ったり、売ったりするのが絶対できないようにする」
「中身を全部消去する」

みたいな機能があります。どこにあるかわからないなら地図で見てみるとか、ホテルの部屋で見つからないだけなら音を鳴らせば良いし、盗られたら中身を消して転売できないようにしてしまうとか、いろんな事ができる。詳細はココ読んでくれ

しかしこれはすべて「iPhoneがネットにつながってる前提」であって、Wi-Fiルータで使っていたら無くしたときはもうダメ。さようならしかない。パスワードを突破されて赤裸々な写真や住所録を見られたり、代わりにソーシャルに自分の裸を投稿されるかもしれない。ではどうするか、です。

キャリアのiPhoneならまずSIMロック解除する

AppleストアのiPhoneならもともとSIMフリーなので関係ないが、docomoやSoftBank、auのiPhoneならまずはSIMロックを解除する。できるのは2015年の夏以降に販売されたモデル、つまりiPhone6 Plus以降です。これを半年以上契約していればSIMロック解除ができます。

お店に持って行ってもやってくれるが有料。自分でやったら無料。SoftBankならマイSoftBankのこのページからできますが、IMEI番号(個体ごとについてる番号)が必要なのであります。

SIMロック解除を行う製品が当社から購入しているSIMロック解除機能を搭載した製品で、購入日(当社システムにて記録されている販売日等)より181日目以降の場合に受付可能です。

と、SoftBankにはありますがdocomoは以前にSIMロック解除したことがあると買ったその場でやってくれるらしい。SoftBankはK女史が確認したところ、SIMの解除は端末に依存するらしく、機種変更する前のものがSIMフリーであっても、新規購入のものは180日縛りが必ずあるそそうな。docomoを見ならえ。

で、SIMロック解除をしたら、タイだったら現地の飛行機降りたら空港にたくさんの電話会社のカウンターがある。ここでSIM買って入れ替える。そうすると現地で使えるようになる。その間、電話番号は変わっちゃうけどね。

コレがオススメ。1週間で1000円くらい。海外パケットし放題どこめか、Wi-Fiルーター借りるよりもよほど安い。

現地に夜着くと空港のカウンターは閉まってるし、街中で買うと英語が通じないから困るという人は日本で買っていく。行く日程を伝えて開通してもらっておく。で、アマゾンで調べたら・・・・

現地価格と同じだった!!!

ここで自分も買ったことあるのでマーケットプレイスですが、詐欺じゃナイと思います。ww
現地SIMは1年前まで日本ではほとんど買えなかったけど今見たらアメリカのMVNOとか、
台湾のもありました。

韓国のSIMはAmazonでは売ってなかったけど、空港に販売カウンターがありますよ。

で、現地SIMをいれてあれば、当然GoogleマップもLINEも使えるが、なにより紛失時に「iPhoneを探す」が使えるわけですよ!!
ついでにiCloudで写真をオンにしておくと、前にあった話みたいに転売されたiPhoneを使った人が写真を取ると自分のiCloudにそれが上がる・・・・ってふと思ったけど、転売するときにアクティベートするわけだから、買った人は自分のAppleIDでサインインするわけでそんなわけねーだろと思ったのだが・・・

で、K女史はどうしたか

これまではすべて、海外でなくしたときのためにこうしておきなさいという話でした。しかし実際になくしてしまったらどうするか。しかも現地SIMがはいってないのでどこにあるかも分からないまま帰国してしまった。

まず、キャリアに電話してSIMを無効にしてもらいます。これはなるはやで。気づいたらすぐの方が良い。でないとiPhoneは使われなくてもSIMを抜かれてほかのSIMフリーの電話に入れて、海外通話しまくられたら請求は全部自分に来てしまう。いや通話は今どきメッセンジャーだろうが、適当にそのへんのキャリアにつないでローミングでデータ通信されまくるほうが怖い。パケ放題なんてないから物凄い請求金額がやってきますよ。

で、日本に戻ったらキャリアに行ってSIMの再発行をしてもらう。問題は筐体だ。

1 いまさらキャリアでiPhone7を買う・・・・iPhone8があと5ヶ月で出るのに? しかもSIMロック
2 SIMロック解除した6 Plus以降の中古を買う・・・・ただしiPhone6 Plusでないとキャリア版はあとでSIMロック解除できない
3 いまさらAppleストアでSIMロックフリー版のiPhoneを買う
4 友達にSoftBankのiPhone6 Plusで余ったのないですかと訊いて、SIMロック解除してもらって譲り受け9月までこれでしのぐ

中古は店頭よりヤフオク!みたいなほうが安いが、盗難品や拾ったのを掴まされないようにIMEIを入れてサイトで確認する。ヤフオク!はこれが義務づけられているはずなので事前に必ず確認すること。

で、K女史はどうしたかというと、池袋のSoftBankでSIM発行してもらったあと、中古屋さんを見て回ったら高かったのでやめ、SoftBankにとって返してiPhone7 Plusを購入してしまいました。
で、上記の通り、SoftBankはその筐体を買って半年経たないとSIMロックを解除してもらえません。
よって7月にスペインに行くということですが、またまたWi-Fiルーターになりました。

情弱は搾取される、やね

これ着るといいよ〜
そしてこれを読む

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