田舎の人がもうすぐ破滅するのにまったく他人事の理由

2017年11月30日

昨日はメルマガとnoteの日でした。

 1 プロフィール文言をパクられた時の対処法
 2 ユニクロのECサイトの顧客対応について
 3 口コミにネガティブコメントを書き込まれたら
 4 自販機設置会社のWeb集客はアリ?
 5 社交ダンススタジオの生き残り戦略
 6 地方の地域情報サイトの集客方法

です。まぐまぐ!または、スマホで読む方はnoteでお買い上げいただけます。関係ないですがついでにInstagramもフォローしていただけると喜びます。もうすぐフォロワー6000人。ここまで2年かかった。

衝撃の記事を読みまして・・・

「地方創生」がダメになった理由──あるプレゼンで思わず声を失った出来事小遣い稼ぎのコンサル、言い訳ばかりの役所、そして……

先日もある地方都市にでかけて度肝を抜かれたのは、ものすごく立派な図書館や美術館、五輪が開けるのではと見紛うような豪華なスポーツ施設などが整備されていることだった。東京者からみてもなんとも羨ましいばかりの公共施設の数々である。ところが、その立派な図書館の中を歩くと、とにかく人が数えるほどしかいない。スポーツ施設は立派ではあるけれども、中に入って見ることができるのは、ママさんバレーと高齢者のテニスといったところだ。こうした施設を持つことがいけない、とは言わないけれども、誰の目から見ても「オーバースペック」の建築物であることは間違いない。国内のほとんどの地方都市は厳しい財政状況にあり、とてもこんなに立派な施設を建設する余裕はない。ところがこうした施設の財源の多くは地方交付税交付金や補助金などの「中央のおカネ」で賄われているのが現状だ。

ですよねぇ〜
地方の土建屋のためにわれわれ都民の血税が使われているんですよ。だれも使ってない建物建てて喜ぶのは土建屋だけ。維持費で地方財政はまた死ぬ。
ところが田舎の爺さんってこういう施設が都民の血税だとか知らないのよ。なんかどこからか金が湧いてくるとか思ってる。

地方再生はどうして必要なのか

これ、実は先日のメルマガの質問でもいただきました。
地方再生できる自治体はほんのわずかで、50年後の日本を考えると・・・

◎日本全体で人口が激減。8000万程度に減少。つまりいまの2/3くらいになる

いったん爆増した高齢者の比率はその後どんどん死んでいくので人口における比率はいまとおなじになるが、14歳以下の子供の数が1578万人 → 898万人と半減している。つまり

種としてどんどん破滅に向かってる状況

になってるわけです。たとえると何度も言うけどマッドマックス怒りのデスロード。

世界は荒れ果て、子供がほとんど生まず、爺さんと婆さんばかりになっている。

実は東京から地方にお金が送られる構造は、東京は高度成長期に働き手がどんどん集中したからね。だから団塊の世代率がメチャクチャ高い。団塊の世代はまだ働いている人もいるし、その子供の団塊ジュニア世代はいまが働き盛り。東京都の老齢人口はいまは23%前後で地方よりは若いが、これが2040年には33.5%まで上がってしまう。要するに稼ぐ力が無くなってくる。

地方はどうかというと、高齢化が非常に進んでいて病院や介護はどんどん高齢者が亡くなってしまったのでガラガラの所も出始めている。納税者人口が減ってるのだ。で、どうなるのか。予想では・・・・

日本全体の人口は2010年には1400万人にも減るのに
東京の人口は100万人しか減らない。

これはですねぇ・・・・地方では人口減でどんどん働く場所がなくなるので、働ける世代は東京に出てくるしかないのです。地方の人口はもっと減るスピードが上がり、ほんと、マッドマックスみたいになるわけ。例として秋田県を挙げると

こんな速度で人口が激減していくが高齢者の総数は変わらないという恐ろしいことになってる。詳しいデータ
秋田ではもう、マンションが建設されるだけでもニュースになる。だって6年ぶりとかなんだもん。

まとめますと・・・・

世界的観光資源がない地方は確実に死ぬ

ということになります。戦後からいままでほとんどなにも手を打って来なかった少子高齢化のツケです。地方に必要なのは立派だけどガラガラな図書館やスポーツ施設でもないし、クルマがほとんど通らない道路でもない。少子化を解決するための保育施設とか(熊本市みたいに待機児童0とか誤魔化さない)、労働力が足りなくなるので女性が働ける条例や制度の充実、リテラシー格差の解消など、やることはたくさんある。

そもそも日本にとって少子化を食い止めることが日本滅亡を防ぐ唯一の道だとすれば、結婚して子供を作ると不利になる点は全て反社会的と定義できる。保守系の頭の硬い議員とかは日本にとって完全に反社会的勢力になってる。

◎夫婦同姓の強制
◎嫡子非嫡子の社会的差別
◎育児休暇を認めず育児に協力しない企業や自治体
◎若い世代に対する税の優遇に反対
◎学費軽減に反対
◎高齢層優遇の政策
◎残業多い会社
◎入れもしない認可保育園を特別優遇

こういうのは全部、反社会的。生活保護の高齢者に住宅斡旋するくらいなら、結婚する若いカップルの住宅費くらい補填しろといいたいわ。で、地方再生は

都市圏からの金に期待できない将来に向けて
なんとかやってく自活を考えろ!!!

ということにほかならない。上記の記事にある・・・

今のところ多くの地方創生の実態は、地元民にはアイデアもなく、やる気もない。コンサルは小遣い稼ぎのために出鱈目言って、できた後は東京に逃げて知らんぷりを決め込む。役所は中央からカネを引っ張ってきたことだけを自慢して、うまくいかなかったときの言い訳ばかりを考える。こんな状態ではどんなに看板を挿げ替えたところで、地方は所詮東京の真似をするだけで衰退の道から逃れることはできないのだ。

まるでひとごとっぷり・・・・馬鹿なのか、たぶんそうなんだろう。

なんで地方ってこうなの?

もちろん地方だって優れた人や企業もあります。が、この記事にあるような

「あんたら、東京から来たんだから、西武とか東急とか呼んでくれるんじゃないの?」

というスタンスの人もたくさんいるのが事実でしょう。

なんでなのか。
こう言ってしまうと身も蓋もないけど、頭が良くて勉強ができる子は東京圏の大学に行く。そうすると働き先も東京圏のほうがずっとたくさんあって良い会社も集中しているから、卒業しても田舎には戻らない。Uターンするとやっかみとかいろいろあったりして逆に大変だったり・・・。田舎に残るのは・・・・以下省略。

前にも書いたけど、これを解決するなら自治医大形式で、地方自治体が大学の学費と生活費を出して地方から東京の優秀な大学に行くのを補助する代わり、卒業後の5年間は地元で働くのを義務づけるとか、「教育」ということに投資するしかないと思うんです。道路やスポーツ施設作るなら公立大学作るとかね。田舎の土建屋だけ儲かってもそれは将来を食い潰しているだけです。

とまあ、いうだけはいうけど、日本にはもう時間がない。太平洋戦争末期の日本みたいなもんだ。大本営は「平気だ、勝てます」ばかりいっていて、誰も危機感持ってない。特に田舎のリテラシー低い層はまったく問題意識もない。

もう神風特攻隊繰り出して1億総火の玉くらいにしてもほとんど勝てないのに、99%の国民はテレビでお笑い芸人みて「35億」って笑ってます。悪いこと言わないから、いま小さい子がいる方は、将来のために英語はちゃんとできるようにしておいた方が良いですよ。

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