【新卒就活向け】企業とスマホの選び方

2012年10月12日

でもって前回のブログの続き

どうでもいいんだけども↑のブログでは本筋と関係無いところで変にエキサイトして突っ込んでくる人が多くてびっくりした。ザク豆腐なんて知ってるほうがおかしいとか(今年300万機【丁じゃないそうです】売れた大ヒット商品で朝日新聞にも特集されてるのにマーケティングを勉強している就活生が知らないでいいわけないだろ)。

特に最後の「情弱直すにはタブレット買え」っていうのがギャグだということが理解できずに鬼の首でも取ったように突入してくるのにはちょっとびっくりだ。誰が見てもギャグだと分かると思ったのだが、正面からまともに突っ込み入れられてもな・・。こういう人はテレビ見ていて漫才にも突っ込むんだろうな。「ヤホーじゃないよ、こいつ馬鹿だ」みたいな。

それはさておき就活だが、数百受けてひとつも決まらない人がいるから就職難だと言われるが、人によっては5社受けて3社内定もらいました、みたいな子もいるわけです。もちろん超一流校だったり、体育会で主将なのに成績抜群だったりすれば後者の確率は高いわけだが、たとえ一流校であっても全滅しているのもけっこういるそうだ。ではなんでそんな差が出るのか、これ、面白い喩えを思いついてゼミで話したらウケタので、ブログにしてみる。

たとえばAndroidのスマホを買うとします。
スマホっていうのは小さいPCみたいなもので、しかもAndroidならOSは共通。となると、Windowsのパソコン買うのと同じなわけだ。
少しパソコンに詳しければ、 選択基準の第一優先はなんだろう。答えはスペックですね。CPUの処理速度とか、HDの大きさやメモリで比較します。こっちのほうがかっこいいからと、見た目だけでスペック気にしないで買う人は、たぶんパソコン初めて買う女子くらいでしょう。

しかしスマホってどうなのかというと、ある学生に聞いてみたら「デザインだけで選びました」と言う。機種聞いたら悪名高いアレだ。通話中に勝手に再起動するわ、キャリアに何回も「壊れてる」と言って交換してもらうが全く治らないというアレだ。壊れてるんじゃなくてもともとスペックが低すぎてちゃんと動かなかったアレですよ。

スマホの場合、ガラケーとは違って全世界で販売されるモデルがたくさんある。これはあくまで一般論だが、世界的レベルでたくさん売れるモデルは当然ながら、主要パーツが安価で調達できるから、同じ価格でもハイスペックになり、国内でちょこっとだけしか売れないものはそうはいかないのでスペックを落としたりする場合もある。世界的モデルと比較して開発リソースも薄いので、煮詰まらないうちにリリースしてきたり、OSのバージョンが古かったりするわけですね。どう考えてもiPhoneと上海の電気街で売ってるiPhoneのAndroidのパチでは開発スタッフの数と質は数千倍の開きがあるでしょう。英語ができればいいって訳じゃ無いが、サムスンだって採用基準の英語力(TOEIC)はこんなですよ↓

920点 サムスン(中核人材A級)
900点 サムスン(新入社員足切り)
LG(新入社員平均)

スマホ選びはまずスペック比較ということは少し詳しい人なら当たり前と思うが、機種の評判なども検索すればたくさん出てくる。まともに動かないとボロカス言われてる機種を買ってしまうのは、前回のブログで言う「情報収集力がない」人だということになるわけだ。

とはいえ、今の微妙な時期はちょっと買いづらいよ、サムスン・・

では、就活はどうなのかというと、これも同じだと思うんです。

スマホと同じで、優秀な学生は企業のスペック比較をしていると思う。外見だけでは無くて、利益率とかビジネスモデルの将来性とか、独占性、はては企業の風土まで、綿密に調べて比較しているはずだ。知名度は高くてもスペックはボロボロの有名企業はたくさんあるし、その逆もしかり。
自分がリクルートに新卒で入ったとき、担当教授は「運送会社に入るのか」と嘆いた。陸のルートと思ったらしいですヨ〜。景気が良かったので大企業に行き放題だったわけだが、この会社は伸びると思って決断したわけですよ、自分。あとで研究室の担当教授から「親の心、子知らずとはこのことだ」とまで言われました。しかし当時500人くらいだったリクルートは入社数年でその10倍くらいになり、今じゃいっぱしの大企業で株式上場が大ニュース。

たとえば数年前にライブドアを買収したNHNなんて誰も知らなかった。しかし今じゃLINEといえば知らない就活生はいない。当然ながら人気企業で競争率は半端ないと思うが、数年前まではそれほどじゃなかったはず。当時、NHNを世界で検索4位の会社として就活していたら、かなり先見の明があったわけです(新卒採用していたかどうかは知りません)。

大企業でも内情はボロボロのところに数千人が「安定している」と思い込んで就活に押しかけ、はねられる。リクルート出身の採用系コンサルの友人と話していたら、何百社も落ちる学生の多くは最初に有名企業ばかりを運頼みに数回り、ことごとく落ちまくって意気消沈してなげやりになる。で、眼中にも無かった中小を回り始めるがそのときには「どこでも入れればいい」になっていてさらに落ちるのだそうだ。

しかしその反面で非常に将来性はあって利益も出ているのに、知名度が低い企業は採用に苦しんでいるという側面がある。「知名度という外観」だけに囚われて、企業のスペック比較ができない、その前に、前回のブログのように学生が自分で複数方面からの情報収集ができない学生が多いという現れではないかと思う次第です。情報弱者と言ってもいいすぎじゃ無いでしょう。

就活生よ。企業のスペック比較をしなさい!!
あ、まずはその前にスマホ買うときにスペック比較をしなさいよっ!!

iPhone5用の30ピン、ライトニングUSBケーブル買いました。SoftBankで聞いたら「まだ単体売りしてません」と言っていたが、アップルストアでもAmazonでも売ってるじゃないかっ!!これで外出用と、車用の2本をゲット。

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