協力金もらってバブル、バブルと喜んでいる飲食店は潰れた方が良い

2021年2月4日

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テレビでこの餃子屋さんを紹介していました。


時短に協力した飲食店に一律1日6万円支払われる協力金。これだとこの規模のお店は1日2万円も利益が出てしまうんだそうです。そこで考えたのが、「お客さんにこのお金で餃子を無料で提供しようということ。


旨そうな・・・・

もちろん、100人前の餃子の行列には、単なるクレクレ君や、本当にお金に困っている人たちも多いだろう。後者に配るのは社会貢献という意味からも素晴らしいことだ。しかし大半の顧客は、私だったらそうするが、餃子を貰うだけではまるでコ○キみたいだから、何か注文したりテイクアウトします。それより

1 誠実な店という印象。税務申告もちゃんとしてる。
2 美味しかったからまた来ようというファン作り
3 納入業者も助かる

というトリプル効果があります。さらにくわえて

全国ネットで放送!!!!

という恐ろしいオマケまで付きました。金額に換算すると数千万単位の広告費用に匹敵します。1日2万円。1ヶ月で60万円の投資としてはあり得ない効果です。店主のインタビューを見ていると、計算や策略は一切感じられず、とにかく協力金で試算したら毎日2万円の黒字が出てしまう。これは不労所得だからお客さんに返したい、喜ぶ顔が見たいというだけのようでした。

実は前から閉店していたお店が、突然のように「コロナ拡大のため一時閉店しています」という張り紙をしているのを見かける。これ、詐欺じゃないの? 前から閉店して窓にも埃をかぶっていたのにいたのに月に180万の協力金もらえるからと今、閉店したことにしてるのがバレバレです。

こういうのは論外ですが他にも

時短営業一律1日6万円補償で「協力金バブル」も! 70代ママ休業中スナックに計310万円、娘「こんなにもらっていいの?」

母親が小さなスナックを経営する40代女性は「母がいただいて本当にいいのか」と疑問を口にする。スナックは東京・八王子市の路地裏にあり、70代の母親は近所の友人らを相手に週何回か気まぐれで空けている程度だった。母親がケガをしたため、緊急事態宣言前の11月から休業中だったのにも関わらず、計310万円の時短営業の協力金を得る。常連客からは「ラッキーだ」「私たちは良かったね」などという言葉もあったという。女性は申請しないように母親を説得したが、母親は「都に電話したら『もちろんもらえます。決まったことですから、もらってください』と言われた」と話したという。女性はコロナと闘う医療従事者たちにこうした協力金を回してほしいと訴えている。

お前らが煽り立てて緊急事態宣言出させたのに今度はコレかよ、面の皮厚すぎだろモーニングショー

ほかにも片手間にバーやってた人が協力金でハーレー買うといってたり、海外旅行に行くとはしゃいでいたりと聞くに堪えない話がどんどん聞こえてくる。こうした飲食店は儲かっていいだろうが、問屋や生産者、そして解雇されたスタッフにはそんなものは回らない。
もちろんスタッフを解雇せずになんとか回している飲食店や、たくさん人を雇って店舗展開していたところは1日6万では焼け石に水で、なんで個人経営の飲食店がバブルで、いままで頑張って来たところが馬鹿を見ているのか、訳の分からない施策です。時間がないのでこうしたのかもしれないが、せめて前年度の申告の20%にするとかという措置はとれないものかと思う。

近隣の店を圧迫するのはけしからんという論調

ツイートしたところ、たくさんのリプが付いた。


大半は意気込みを感じる、素晴らしいというものであったが、なかには


というような意見も少数ながらある。

これはいわゆる、

運動会で差が付くと可哀想だから並んでゴールしよう

みたいな馬鹿げた平等主義に通じるものがあります。勉強してなくて成績が悪い子が可哀想だから通知表には5段階評価をやめましょうとかと同じです。

はっきりいって、貰った協力金をナニに使おうがその店の勝手です。このお店は店主は分かっていないと思うが「広告宣伝費に使った」だけです。努力しないでバブルだと喜んでいる店が困るから、その努力をするなというのは資本主義社会に生きる資格がありません。繰り返すが、協力金を遊ぶ金に回すような店は、潰れるのが筋だし助ける必要も無いです。もっともほっといても潰れるとは思います。

そしていままでは申告を誤魔化していた飲食店はがっつり今回は売上として課税されます。まさか協力金の310万だけを売上として申告することはできないでしょう。緊急事態宣言が解除されたら、税務署はしっかり課税していただきたい。そして詐欺的に申請したところはきっちりと法的な処分を受けて頂きたいと思います。協力金は我々の税金なのです。

なんとわたしのオンラインサロンの塾生である新田龍さんが、サロンの「本を出すコンペ」の企画大会で採用され、その本が出ます。絶賛予約受付中です!!!

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