2023年5月8日はコロナからの開放記念日

2023年5月8日

本日は維新の音喜多政調会長による統一地方選振り返りをメンバー内の内々でやります。わたしが主催しています「21世紀を生き残るための永江 虎の穴塾」では塾生を募集しています。希望者は毎月30分。わたしと1:1でzoomでブレストができます。ビジネスモデルの相談はもちろん、転職や自己PR、招来の方向性などの雑談でもOK。

これは私とがんセンターの田淵先生、弁護士の藤原先生の共著のパクリです。w

いよいよコロナから解放されるときがきた

本来であれば先進諸国のようにデルタからオミクロンに変異したときに「終わった」とすべきであった。つまり日本で言う6波のあたり、つまり昨年の2月あたりで明確に致死率が下がった(感染力は強力になった)事が判明した時点で。なにしてもかかるんだからということで経済を開放すべきであった。先進諸国はここで判断している。

オミクロンで大量の死者を出したのはそれまで鎖国政策を採っていた台湾である。台湾はちょうど去年の春頃にオミクロンの2ヶ月で日本の累計を大きく超える人口あたり死者数を叩き出した。ワクチンを打つだけでは防げず、自然感染が無いまっさらな状態で侵入されるとオミクロンでも大きな被害が出た典型です。ニュージーランドや香港などもそれまで抑え込んだとしていたのに一気に死者数が伸びた。

結局、ワクチン頼みで無理矢理抑え込むより、自然感染を交えたほうが最終的な被害は少なくなるということを立証したわけで、ロックダウンができなかった日本がラッキーなことに勝ち組となったわけです。これはいい教訓になったはず。ロックダウンをせずにあれほどボロクソに言われたスウェーデンは最終的な人口あたりの死者数ではフランスやイギリスよりずっと人口あたりの死者が少ない。

GWに第9波なんて来るわけが無かった

これ、ずっとわたしが言ってたんですが、3月時点でN抗体(コロナに罹患歴のある人)は全国では


こんな感じでした。N抗体は3〜6ヶ月はもつが、それが過ぎても体が覚えていてウイルスに侵入されるとウイルスが増える前にメモリーB細胞がどんどん抗体を増やすから重症化しなくて済む。これ、はたらく細胞にも出てくるから常識でしょう。

B細胞は、抗原の刺激により胚中心B細胞、抗体産生細胞およびメモリーB細胞に分化する。 メモリーB細胞は、記憶していた抗原の再刺激を受けると極めて短い期間で抗体産生細胞へと分化して、多量の抗体を作る。 2. 転写因子遺伝子の働きをオンにしたりオフにしたりする機能を持つタンパク質。

理研のサイトより
献血の血から計測しているので15歳以下は含まれていない。
で、もっと下の年代はどうよってことだと、実はインフルエンザの感染経路では集団生活をおくる学校や幼稚園などが大きな比率を占める。感染力が強い感染症では当たり前だが、東京都も第7波~8波は子どもの感染率が非常に高かった。

東京都の人口では10歳未満は人口総数に占める割合は7.4%なのに感染者における比率は遥かに上回る。推測でしかないが、16歳以上を上回るのは確実だと思われる。

となると、若年層のコロナ罹患率は相当に高く、ある意味集団免疫に高い形になっているわけだ。これは西浦関も認めていて「若年層には自然感染が行き渡っているが、高齢者はワクチンをしっかり打ったので自然感染が行き渡らず、第9波は寝たきり高齢者を中心に大変なことになる」とBuzzfeedで語っていた。で、それならワクチンの意味ないでしょ・・・・・。また仮に高齢者はいままで閉じこもっていたので自然感染率が低いとすると、西浦関のようにこの人たちに感染させないように行動規制すべきという論法だと、永遠に行動規制しないといけなくなる。もう支離滅裂。

で、いままで感染の中心だった若年層のコロナの罹患経験が過半数なら、そもそもN抗体が切れるまでの3〜6ヶ月の間はコロナは拡大しない。なのでこういう推移なわけですよ。

もちろんN抗体が切れる頃にまた変異があれば感染拡大するだろうが、メモリーB細胞がワシワシと抗体を作るので重症化はしにくい。よって日本はコロナは終了したのです。スペイン風邪というインフルだって2年で終わりました。

死者が多く出た県ほど感染率が高くて勝ち組かも

わたしや中村先生の提唱する山火事理論(かかるべき要因のある人がかかると感染拡大はピークアウトに向かう)では、結局なんだかんだで誰もがかかることになる。その点で県別が興味深い。


福岡、沖縄、大阪という、いままでコロナの感染拡大の度にボロクソに言われてきた県がもっともN抗体が多い。この県では感染が広がってもいままでのようには重症者はでにくいだろう。(大阪は平均寿命が極端に低い特殊地域があるので分からないが)
岩手も福島も高齢者率が高く、人口密度も低いから閉じこもっていたら高齢者施設のクラスターでも出ない限りはなかなか罹患しないがいずれは浸透するはずだ。

そんなわけで、いまだ自然感染していない高齢者にとっては脅威ではあるけれど、ワクチンも5回打ってるしもうすぐ6回目だしでいつまでも気にはしていられない。なによりこの20年で寿命は10歳以上伸びたのである。男性の死亡するピークが2000年が74歳だったのに2018年には85歳になっている。この負荷が社会保障として若い世代に重くのし掛かっている。

ここで1年くらい縮まろうが、この20年を考えれば誤差程度です。わたしの高齢者に片足突っ込んでますが、別にかまわないですよ。いままでが高齢化しすぎたのです。

それではみなさん、本日でコロナにはさようならです。

オマケ
「西浦さんの42万人死ぬは間違ってなかった」と言ってる方に絡まれたので備忘録として残します。西浦関は「なにもしなければ(8割減の行動規制をしなければ)2ヶ月で42万人死ぬ」と言ったのです。これが彼の出したグラフ

本当にシュミレーションしたんかい!と突っ込みたくなるほど数字がぴったり。2ヶ月で感染者数は1500万人に達し、武漢の致死率2.8%をかけるとぴったり42万人・・・・雑すぎる。

で、実際はというとこちらのグラフはのちに専門家会議ででてきたもの

緊急事態宣言前に感染者数はピークアウトして実効再生産数は1を切っていた。つまり

何もしなかったけどピークアウトした

わけですね。わたしは理研がすでに発表していますが日本人の6割が持つHLA24がデルタ前まではコロナの感染リスクを強く抑えていた以外にその回答はないと思います。デルタでその機能は消失したがワクチンが間に合った。デルタまではワクチンはよく効きました。ということで記憶を改竄しないようにお願いします。

インタビューを録画するのにマイクがどうしてもショボいと音がこもる。そこでInsta360の指定のこちらを買いました。めちゃくちゃ音が良い。お薦めしますゾ

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