わたしが主催しています「21世紀を生き残るための永江 虎の穴塾」では塾生を募集しています。希望者は毎月30分。わたしと1:1でzoomでブレストができます。ビジネスモデルの相談はもちろん、転職や自己PR、招来の方向性などの雑談でもOK。月1のイベントもなかなか好評です。
最近SEOってどうよ
最初に結論からいっておくと、SEO(検索エンジン最適化)についてここ数年で変わったところもあり不変のところももちろんあるわけです。最近、友人のSEOのスペシャリストのタマムーとセミナーやったり実際にクライアントのサイトのSEO対策を徹底的にやって効果を出しています。本日はセミナーでウケた部分をかいつまんで・・・
SEO対策はSNS全盛のいま、業種によって重要度が変わってきた。飲食や宿泊は個別のSEOよりSNS運用や食べログ、そしてGoogleマップ内の情報の密度を上げることが重要ですが、必要な時に検索して探す医院はSEO対策が非常に大切。
さっくりとSEOの重要度がかわっていない業種を挙げてみる。
緊急ローカルサービス
水道トラブル・鍵・ガス・電気・ガラス修理・害虫駆除・給湯器・屋根修理・雨漏り・不用品回収・遺品整理・葬儀社など
→ 「今すぐ」「近くで」「24時間」検索。SNS回遊ではなく検索とマップ主導。
医療系(医院以外も)
歯科・矯正・インプラント・皮膚科・不妊治療・美容外科/医療脱毛・整体/鍼灸・AGA等
→ 生活課題×YMYL(信頼性重視)。E-E-A-TやローカルSEOが効く。
士業・専門職
弁護士、税理士、社労士、行政書士、司法書士、弁理士、FP など(相続/離婚/労務/補助金/許認可)
→ 「課題名+地域名+費用/事例」で指名外検索が多い。比較検討は検索前提。
住宅・リフォーム・建設
外壁塗装、屋根、耐震、内装、太陽光、給湯器交換、外構 など
→ 高単価&地域密着。事例・相場・工法比較の検索意図が強い。
自動車関連
車検、車買取、板金塗装、ロードサービス、タイヤ交換、EV充電工事
→ 直近の必要性+地域。「費用/相場/最短」で検索される典型。
教育・スクール
学習塾、英会話、資格講座、専門/職業訓練、プログラミングスクール
→ SNSは補助。最終決定は「評判/合格実績/料金/比較」を検索。
B2B SaaS・業務ソフト
会計/ERP/WMS/MA/CS、EC/物流/セキュリティ等
→ 課題解決型・比較/代替キーワードが長期で効く(ホワイトペーパー、事例)。
産業機械・部品・卸
FA機器、測定器、バルブ/ベアリング、工場設備、ラボ用品
→ 型番・仕様のロングテール検索が強い。技術資料/図面DLがCVにつながる。
金融・保険(ローカル/専門)
独立系FP、保険見直し、相続/事業承継、住宅ローン相談、M&A仲介(中小)
→ 高関与&比較検討。地域×テーマで「相談」検索が続く。
採用・求人(ニッチ/地域特化)
介護・保育・看護・整備士・建設など有資格/人手不足職
→ アグリゲータは強いが、ニッチ職種×地域は自社SEOで拾える。
法定手続き代行
ビザ/帰化、建設業許可、補助金申請、車庫証明 など
→ 「手続き名+地域+料金/必要書類」で検索。急ぎ需要も多い。
ペット関連(医療/葬祭/しつけ)
→ 近場×症状/費用で検索。レビューと症例・事例コンテンツが刺さる。
探し回って買うようなレア系のEC
→ これはSEO対策は大事ですよね・・・・
とまあ。こういう業種はたまたまSNSで見つけてアクセスする場合ももちろんあるが、必要に迫られて検索して探すケースが多く、SEOの重要性は失われてはいないのである。こうした「必要に応じて探す」業種ではSNSやYouTubeの運用と同時にSEO対策もとても重要です。
1 YouTubeのSEO対策は99%がウソ
まず、日本で本当にSEOについて話せる人はそうそうはいません。大規模サイトのSEO対策をきちんとできる人はせいぜい5〜6人。仕事として受けられる会社も数社のみ。大半はけっこう聞いた話だけでやっていて、電話掛けてくるSEO対策会社はほぼインチキです。特に「順位があがったときだけお支払いください」っていうのは完全詐欺で、実は何もしません。順位は上がるか下がるかしかないから、上がった時だけ請求書を送ってきます。w
で、YouTubeを見渡すと、素人に毛の生えたようなみなさんが得々とSEOについて語っているのだが、SEOの世界でちゃんと認められている人たちはYouTubeチャンネルなどほとんどやっておられない。素人に毛が生えてる程度の人の説明ははっきりいってウソばかり。
信じるのは勝手だが、平気でペナルティを受けるような内容を得々と話しているのには呆れる。言うとおりにして圏外に吹き飛ばされたら回復が大変ですよ。だからYouTubeは絶対信用しないことだ。
SEOの基本はこの本が定番・・・・なんですがちっともやさしくなくてかなりの学術書です。つまりSEOってそんなに簡単にちょっと説明できるものでは無く学問の一種ですよ
WordPressの魔改造と自作テーマは厳禁
WordPressは自分でいじるのも楽しく、ついついphpなどを学んで改造してしまうのだがこれはいまや厳禁です。シンプルに定番のテーマを使うこと。特にWordPressをベースにしたショップなどでは売上を伸ばそうといろいろな機能を魔改造で追加したりするが、突然のようにドカンと検索流入が落ちたりする。はっきりいってShipfyに載せ替えた方が安全です。
何を隠そう、このブログもそうで先日Cocoonに載せ替えて初期設定のままにしました。1ヶ月で検索パフォーマンスは先月の1.8倍くらいまで復活してきております。
くわえて「WordPressにインストールしたいアプリ10選」みたいなブログには絶対欺されないこと。高い確率で「All in One SEO」という極悪プラグインが推奨されているが、これを推奨してるヤツはど素人です。このプラグインは極悪でマジで入れるだけで検索ボリュームが激減します。
SEOに詳しくない人が作った自作テーマも、載せ替えるだけで検索ボリュームが落ちたりするので使うのはやめましょう。
SEO対策ってなにするの
ストレートに言うと
・サイトの構造化を最適化する
・検索されやすい記事を分かりやすく掲載する
・記事を書いているひとの権威
の2点になります。
一昔前のように安価で素人のWebライターに書かせたペラペラの中身を量産すると、評価は逆にマイナスになります。匿名で記事を書くより、誰が書いているか、その人は著名で信頼が置ける人なのかをGoogleは見ますので、SEO対策には実名は必須でしょう。
また、トンデモや偽医学は厚労省や消費者センターのサイトもくまなく見ていますので「シャンプーで経皮毒」みたいなことを書いた美容院は検索順位がもれなく落とされると思いますし「シェディングでコロナを広げるのでレプリコンワクチンを打った方の入店はお断りします」と書くだけで検索からぶっ飛ばされる可能性も大です。ww
きちんとした権威のいる人が丁寧に情報を網羅することが大事です。
自社のサイトを一から見直したいという方は、わたしとタマムーで設計からやり直しますのでぜひお問い合わせください(営業)。
また。魔改造したショップのアクセス数が激減している場合も、Shopifyへの載せ替えとSNSとの連動までやりますのでぜひ。