2014年正月にいまさら確信した、こんな業界と職種がめちゃくちゃヤバイ

2014年1月2日

正月なんで誰も見てないだろうと勝手なことを書くことにする。

自分が住んでるのは調布なんだが、徒歩10分で深大寺っていうそこそこ有名な名所があるので、ぶらりと初詣に行ってきた。実は冠婚葬祭はじめ、儀礼的なことに一切こだわらない(というかなおざりな)自分は元旦に初詣に行くのは数年ぶりである。一応マーケッターの端くれでもあるし、ブログのネタも探そうとキョロキョロしながら歩き、ネタを拾ってきた。

門松が無い

深大寺に行く途中にはそこそこ大きな家もあるのだが全く門松が無い。結局門松を発見したのは深大寺の門前であった。ついでに道路を渡るときに渋滞しているクルマをチェックしたけど、つい10年くらい前まで正月の自家用車のグリルには小さなしめ飾りをつけてたのが大半だったが、ほとんど全くそんなやつはいない。やっと1台だけ見つけた。

深大寺に着いたら入場制限がされていて延々と15分くらい並ばされた。行列がヤブ蚊と同じくらい嫌いな自分はそのまま帰ろうと思ったが、とりあえず並んでいる皆さんをチェックすることにした。

晴れ着が全くいない

本当に1人もいないのである。ちょっと前まで12/31の美容室っていうのは正月の晴れ着の着付けにてんやわんやだったはずなのだが、参拝客は数千人はいるはずなのに和装の女子が皆無である。正確に言うと10歳くらいの女の子が1人だけいて家族総出で記念撮影をしていた。これは深大寺という地味系な場所だからのかと思ってネットで明治神宮の元旦の写真をググって探したけど・・・

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やはり、全然いない。
10年くらい前までは正月の初詣には首の周りに白いふわふわを巻いた晴れ着女子がそこかしこにいた。が、今では絶滅危惧種である。いま晴れ着女子をたくさん見ようと思ったら、ヤンキーが暴れそうな地方の成人式か、女子大や専門学校の卒業式に行くしかない。

冠婚葬祭など儀礼的な業種が一気に終息しつつある

実はこの傾向はすでに15年くらい前にははっきりと出ていた。結婚式というイベントの終焉である。「結婚式ビジネスはリクルートのゼクシィによって壊滅させられた」とよくいわれるが、ゼクシィ創刊は93年だから20年前でぴったりと符合する。wikiには

1993年から2000年頃までの『ゼクシィ』草創期は、半ばブライダル業界の価格破壊を使命としたような側面があって、「結婚費用 節約術100連発」といった、費用を抑えることをよしとする記事が多く見られた。

という記載があるのだが、15年くらい前に結婚式場の団体の仕事をすこしした時に、すでに「結婚式ビジネスはここ数年で崩壊しました」という話を業界の地方の重鎮から聞いた記憶がある。ジミ婚やレストラン婚が東京ばかりでは無く地方でも数年で一般化し、経営が一気に苦しくなって斎場に転進したり、子供の節句を祝うイベントにサービスを切り替えていると話していた。

それから10年たっていまでは芸能人でも派手に結婚式をやるのは相撲取りと神田うの、ヤンキー支持率の高い浜崎あゆみくらいである。上戸彩も結婚式はしなかった。もっとも興味が無いので自分が知らないだけかも知れないが、20年以上前は会社の同僚呼んでホテルで結婚式というのが普通だったと思う。上司の席順どうしようかとか悩んだ人も多いでしょう。いまじゃ「派手な結婚式=馬鹿っぽい、かっこ悪い」のイメージが大である。

結婚式が減ったけど高齢化社会に会わせて葬式は増えてるはずだが、JETROのデータによると
sousiki
葬式の件数は格段に増えてるのに、市場規模はガク減りです。2002年にピークを迎えているのは、結婚式が減った分葬式で取り戻そうという冠婚葬祭のがんばりだったのかもしれないが、その努力もむなしく地味系葬式が大流行。ワンセットコミコミで10万円とかで身内だけで済ますというのがブームです。

ヤバイ業界を改めて・・・

1.間違いなく着物業界はヤバイ。着付け教室もヤバイ。礼服屋もめちゃヤバイ

2.冠婚葬祭業界も格安除いてヤバイ
※くわえて今は格安業界がよくてもそのうちそれさえもしなくなる可能性大

3.お中元、お歳暮も無くなってきているのでデパートはヤバイ
※大学生の時にバイトで配達やったときは凄かった

4.年賀状も無くなってきているので日本郵政もヤバイ
波紋広がる日本郵便の年賀はがき「自爆営業」~大量の販売ノルマ、自費で購入し転売…

5.神社仏閣もヤバイ
結婚式はもちろん、法要や大規模な葬式も減ってるわけでマジでヤバイ。七五三やお宮参りもしない家庭が増えてくるはず

6.冠婚葬祭のライターさんも先生もヤバイ
誰も本買わないしね・・・・

どうやって生き残るか?

思うに「冠婚葬祭」は重荷なのである。しかし楽しいイベント、たとえばハロウィンなんかは誰が仕込んでるわけでもないのに毎年盛り上がっている。初詣も屋台の買い食いやデートがらみで楽しい系のイベントだから止める人は少ない。三社祭や大文字焼きや博多山笠は毎年増えてるらしい。だから生き残るためにはイベントに「参加する楽しさ」を加えるしかないのである。

結婚式も、ご祝儀を取られて型どおりの式場で来賓のジジイの長い祝辞を聞いて冷えた伊勢エビ(に偽装したロブスター)のテルミドールを食っても美味しくないし楽しくない。義務感で参加するのではなくて、レストラン貸し切りで会員制だと参加しやすくて楽しいから盛んになる。ヤバイ業界にいらっしゃる皆さんは、顧客視点を考えて「いかにお客さんが楽しめるイベントに変化させられるか」を考えたほうがいいと思う次第です。

そんなわけで犬の散歩に行ってきます。

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