大学の講座で「情報収集学」を創ろう

2014年3月4日

ちょっと前だが、このエントリーでこんな事を書いた

【論文付き】Facebookの利用で若者は不幸になり、おっさんは幸福になるのか?!

新聞はいまや完全に爺メディア。主な読者は60代〜70代の男性!。ティーンエージャーで新聞読むのは7%しかいない。50代以上はソーシャルなんてやらなくても新聞などの従来メディアから情報収集をしているが、ティーンエージャーになるとおそらくどこからも収集してないわけで、「今の若者は本当になにも知らない」という具合に言われちゃうわけだ。そんなわけで、「情報収集学」みたいな3年前まであり得なかった講座を売り物にする大学とかカルチャースクールが出てきてもおかしくないと思います。なんなら講師やります(嘘)。

地味に書いたのだが、意外と反響があり、Twitterやメルマガで質問が複数来た。昨日のYahoo!ニュースにも投稿したのだが、

ドワンゴは入社試験の有料化をこうすべきだった

大学の講師をやってる友人に頼まれていくつかの大学のゼミでゲスト講師をしたのだが、どこでも言われるのが「いまの学生は反応が薄い」だった。そして学生に質問してみると、とにかくモノを知らない。「今どきの若い者は!!」というのは有史以前から言い尽くされている慣用句であるが、それにしても自分が大学生の時はもうすこしは物知りだったと思うんだが・・・・。

若者の投票率が低いのは政治に対しての関心が低いからといわれるが、ひょっとしたらそうではなく、世界情勢とか日本の情勢とか、公的年金の将来とか、景気の先行きとか、まーーーーったく知らないので政治にどうして欲しいとかもないのではないかと思ったりする。第一、テレビのバカタレとか見ていると、日本の総理とか政権与党とかも知らないのがフツーにいる。これが全てでは無いと思うが、テレビの該当インタービューとかでも同じようなのがたくさん出てくる(ひどいのばかり集めて編集しているような気はするが)が、こういうのを恥ずかしいのではなくてカワイイとするテレビの風潮はなんとかしてくれ、頼む。

20代の男子の13%しか新聞を読まず、本を一冊も読まない大学生がついに40パーセントを超え、テレビはお笑い芸人のバラエティばかり。上記のエントリーのように利用するSNSはFacebookを離れて仲間内だけのLINEへ雪崩を打って移行中である。おじさんはFacebookで情報収集しているが、となるといったい大学生(というか、若者)はどこから情報収集してるのか・・・?
もちろん3年生になれば就活のために付け焼き刃で日経新聞とか読むんだろうが・・・。

単純に「スマホでニュース見てるんだろう」というのでは説得力無いので、いったい大学生はどういうルートで情報収集しているんだろうと調べたが、データが古いのばかりでいいのがない。ということで「たぶんスマホでニュースをチラ見しているんだろう」ということに強引にしておく。

自分が考える「情報収集学」の講義内容


目指せ、人間イージス艦なのだ!!

目指せ、人間イージス艦なのだ!!


イージス艦ってなにしてるのか知らない人も多そうですが・・・。情報収集力の高い人と、そうで無い人の根本的な差は「物事に興味を持っているか」「持っていないか」ということになる。興味があればいろいろ自分で探すわけだが、昨今の大学生のように「無反応」「質問にも来ない」となると、どうも興味の持ちようが薄いか、自分の周りだけに限定されているような気がする。ということは、まずは物事に興味を持たせるところから始めないといけない。

そのためには毎回課題を与えて客観的な要素から判断した内容をディベートさせるものにする。たとえば上記の「ドワンゴに入社するために2525円を寄付するのにもっとも効率の良い寄付団体を選定せよ」みたいな感じ。団体のサイトだけではなく、その活動の収支決算や外部リンクなどから効率が高くて確実な物を詮索させるわけですよ。物事にけっこう興味を持つようになるでしょう?

次が・・・
その次は、情報のソースが正しいかどうか自分で判断する力である。
知り合いの一流私立のW大の女子学生が「放射能が危ないので雨に当たらないようにしている」と言ったときには口があんぐりと開いてしまったわけですが、心配なら雨に含まれる放射能数値を調べればいくらでもデータがあるのだが、それをしないわけです。また、大学生の間では山崎パンのランチパックは危険だから食べないという都市伝説もあると聞いた。

ヤマザキパンはなぜカビないか
続 ヤマザキパンはなぜカビないか

要は完全滅菌された最新の技術で作られたものと、カビ菌だらけの台所で作るパンを比較すること自体がおかしいわけで、さらには「無添加のパンはカビがすぐ生える。カビが生えてるっていうことは安心の証拠だから」って表面のカビを取って食べると中はカビでぎっしりで、毒性のあるマイコトキシンを長期摂取することになる。低量の放射能を長期浴びてると心配だ的な話のレベルではない。こうした「耳にした情報を丸呑みせずに真偽を自分の判断力で客観的に確認する」という技術を身に付けさせるのが「情報収集学」の基本である(偉そう)。

いまだにドイツの反原発の民間団体(かなり凝り固まり系)のリリースを政府の公的なものと勘違いしてツイートしている人も多い。なのである情報の真偽を確認するためには、その情報を正としているものと偽としているものを比較し、どちらが中立で科学的に正しいかを検証するわけですね。

ただし、中国人詐欺団のサイトで買い物してしまう(しかも複数)大学教授もいらっしゃるので、初心者にはそもそも「偽サイトの見分け方」から教えないとダメかも・・・www

自分が大学で教鞭を執るなら(執ってる暇ないですけど)、課題から30分間、各自に情報を収集させて、ディベートする授業をすると思います。情報収集力の高い学生は、その情報ソースの確かさや反論までを網羅してディベートするでしょうし、低い学生は単に検索した結果をそのまま信じ込むでしょう。その差がディベートで露呈します。

そんなわけでかなり厳しい授業になりそうなので、いまの草食学生には人気が無さそうです・・・笑
バクリ自由ですので、どこの大学でもご自由にお使い下さい。

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