Android有料アプリの売り上げがiOSのそれに遠く及ばないのはなぜか

2012年1月16日

先週末から業界に激震が走りました。

まずはこのニュース。
iOSとAndroid、無料アプリで「3.7倍」・有料アプリでは「11.5倍」の利用差

これは日本のフィルモア・アドバイザリーという会社の調査で、サンプル数が600とちょっと少ないのでこの数字がそのまま恒久的なものにはならないと思うが、


無料アプリをAndroidユーザーは、iOSのユーザーの1/3.7しか入れて無い。

有料アプリに至っては

なんと、Androidユーザーは、平均0.9個。iOSユーザーは平均10.1個。ちなみに自分の場合は、iOSで購入済みの有料アプリ約200個、Androidで購入済みはたった2個・・。自分みたいのが調査対象にはいるともっと差が開いたはずだな(笑)

じゃあ、世界規模ではどうなのよ、という資料が wiredに出ていた。

アプリ売り上げ「iOSはAndroidの6倍」の理由

こちらの調査では6倍。日本の10倍と比較したら多少は差が詰まったが、50歩100歩。

こちらの記事ではこの理由を「Distimo社のバイスプレジデントであるレムコ・ファン・デン・エルゼンは、両者の違いは単純に、アプリ購入のしやすさから来ると指摘する。アプリ購入でGoogle社が成功していないのは、『Google Checkout』が『iTunes』より扱いにくいと考えられているからだ」と解析している。

『iOS』のApp Storeはダウンロード数が180億件を超えているが、Android Marketも急速に追い上げており、最近、100億件を突破(日本語版記事)した。ともあるので、トータルの本数ではさほど差が無い。全世界の台数だけを比較したら現在はトータルでほぼ互角で2億5000万台ずつらしいです。日本でも昨年5月にAndroidの出荷がiOSを抜いた。そのあとiPhone4Sが出たのでまたまた拮抗したとも思うが、総じていまはいい勝負と言っていいんじゃ無いかと思います。

ではなんで、同じ台数なのにAndroidはiOSよりアプリのダウンロードが大敗なのか。この理由を両方の記事ともに、AppleはアクティベーションするときにiTunesにクレジットカードの入力をしないといけない、なので支払いまでが簡単なiOSが勝って当たり前的な結論になっているが、本当にそう??

これに関連して、Androidアプリの開発をしている村上福之総裁が面白いブログ書いてました

スマホアプリの日本国内ランキングをiPhoneとAndroidで比べてみると面白い 

日本だけの集計なんですが、AndroidとiOSのそもそものダウンロードされるアプリには大きな差がある的な内容。見方が鋭いです。思わず笑ってしまいました。

で、私的な見解はこんな感じですが、どうでしょうか。
海外は分からないので日本だけに限ります。

1 もちろんiOSは支払いが簡単ということはある。でもそれだけじゃないと思う。

だって携帯ゲームの会社はiTuneはないけどみんな釣り竿とか買いまくって数千億円使ってますよ。つまり欲しい物があれば支払いが少しくらい面倒だって買う。買ってないのは必要性が無いから。
ここからは仮説ですが、iPhoneやIPadはゲームしようとか電子書籍読もうとか思って買ってるけど、Androidは単に携帯電話として買ってるとか。Kindleなんて台数はずっと少ないけど有料アプリというか書籍はたくさん売ってるはず。つまりAndroidとiOSは同じ携帯電話でもそもそものユーザーが期待している用途が違う。

2 iOSの客は家にPCがある

日本の場合は、そもそもiOS使っている人は、アクティベートするために家にPCがあるケースが大半。PCのiTunesから買っているケースが多いのではないか(わたしは80%くらいはそう)。PC版のiTunesのほうが検索も見やすいし探しやすい。

3 Androidはアプリを探しづらい

Androidのマーケットから探して買うのは一苦労する。最低のUI。PCからも買えるが、AndroidマーケットのWEB版はかなり殺風景で買う気もしません。Android携帯持ってる人も、iPod持っていればいままでiTunes Storeには接続していたはずで、あまりのUIの差に買う気が失せてる気もいたします。Googleはコンスーマにものを売った経験が無いので、ノウハウが全く無いように思うのですが・・・。

4 Androidマーケットのは審査が無いようなものなのでなんか怖い

スパムアプリやひっどいのも多くて入れる気がしない ← しかしこれを知ってるのはけっこう詳しい人なのであまり関係ないかも

5 そもそもAndroidマーケットでアプリをダウンロードできるということを知らない

ガラケーから単純に乗り換えた人にはけっこういるのでは無いかと推測

んで、私的には↓この6が一押しです

6 iOSのユーザーは、そもそも音楽を買うためにiTunesと親和性が高くて操作に慣れていた。

お金を払うことに抵抗がなかったということ。Googleにお金払うことなんていままでほとんどなかったもんね。iTunes Storeはいきつけのなじみのお店だったから、お金を払ってものを買うのに抵抗がなかったんだよ、という見解です。

そもそも何年も通っているなじみの店があるのに、なかなか他の店で同じようなのは買えないよ的な・・・いっそのこと、iOSとAndroidのハイブリッド版のアプリを許可してiTunes Storeで売ってもらったらどうでしょうか、Googleさん。そんなことができるかどうかは無責任にも知らないです。もしくはAmazonで売ってもらうことはできないのでしょうか。できないだろな。

どうでしょう。みなさんの感覚は?

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