25人に1人の年収1000万以上の皆さんが日本の所得税の半分を負担しているって知ってます?

2016年2月24日

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どうも日本って、「金持ちは優遇されている」「金持ちはずるい」的に左系のみなさんに洗脳されている人が多いように思うんですけど、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

昨日のエントリーでは、日本の若者の多くが「格差を無くせ」と言っていて、さらに半数が「競争はしないで貧富の差をなくそう」という、なんか昔の理想的な共産主義みたいなことを言ってると書いたのであるが、Twitterとか見てると「金持ちからもっと搾り取れ」って叫ぶ人がたくさんいますよね。社民党とか共産党は「消費税なんてケシカラン。高所得者からもっと税を搾り取れば済むじゃないか」というわけですが、そもそも

●高所得者は人より努力した
●高所得者は基本的に低所得者よりも必死に働いた
※奴隷とか農奴は除く。
●高所得者はリスクを冒している
※起業するのは公務員に比べてすっごいリスクだしね

なわけですね。金持ちになりたければ、「人よりたくさん努力して働いてリスクをとればいい」だけなんです。ことあるごとに「金持ちから金取ればいいじゃん」という方達は、「金持ちが金持ちになるためにどんだけ頑張ったか」ということを横に置いてる気がするんですよ。言い換えればやっかみもはいっている。

「金持ちは貧乏人から搾取して金持ちになった」って意識、ロシア革命以前だと思うんですけども。UNIQLOの柳井さんは貧乏人から搾取したの? 貧乏人が暖かくいられる服出してみんな助かったんじゃ?
秋元康もビートたけしもタモリも、普通のサラリーマンとは比較にならないくらい頑張っているし、秋元さんがAKBの初期に私財をなげうってヤバかったのはよく知られている。それだけリスク冒しているんだから、金持ちになれたわけですよ。貧乏人から搾取してって、オレオレ詐欺の元締めじゃあるまいしです。

今の時代、ネットがそうであるように、人のためになるサービスや商品がいちばん稼げるのです。喜んでもらってお金になるなら最高じゃないか。

サラリーマンだって年収1000万以上稼ぐためには、そもそも学生時代、ヤンキーがナンパしてシンナー吸って遊んでいるときに牛乳瓶の蓋みたいな眼鏡掛けて(いつの時代だ ww)塾通いしていたわけ。就職してからも身を粉にして働いてヘッドハンティングされて1000万の壁を越えるわけです。金融業界が高いかもしれないが、池井戸潤の小説読むとあんな非人道的な業界で働くこと自体、心身をすり減らしてますがな。

もちろん大金持ちの親の代からのどら息子とかは非常にムカつく(マルチとか情報商材屋とか悪徳ホストやオレオレ詐欺もムカつくがそれはまた別の話)。相続税をめちゃくちゃ重くして、頑張った本人はいいけど子供は子供で頑張れの方がいいと思うが、そもそも日本の相続税って先進国ではめちゃキッツいのです。

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財務省から

俗に日本では「大金持ちは三代持たない」とかいうのだが、自分は大金持ちの家系じゃないから知らない。本当かどうか大金持ちの誰か教えてくれ。特に謎が鳩山家。
で、本日は、「日本の金持ちはどんだけ可哀想か」っていう話を少し。全然優遇なんてされてない。

年収1000万以上の人ってどれくらいの比率?

個人的には年収1000万円って全然金持ちの感覚がない。実家が裕福ならともかくも、東京に住んで子供をそこそこの大学にやって、家と車を買うと相当にカツカツです。家は郊外のマンションの男の35年ローンだし、車は国産車でしょう。田舎に住んでて親の家に同居ならだいぶ楽かもしれない。で、この年収1000万以上の人たちって日本ではどれくらいいるのかというと、

給与所得者の25人に1人

しかいないわけ。婚活で「年収1000万以上の男性」を希望するなら、自分も25人に1人くらいの長所がいるわけですよ。
幸い日経新聞で面白いデータがありましたので、ここからお借りして説明します。

おもしろいのがこれで(高所得者には面白くないけどな)
1999年の所得税負担率は
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こんな感じだったのに・・・

2017年には
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高所得者、どんどん重税化

になってるわけ。18年間の間に、年収1000〜1500万の人は所得税が22.9万も増えたのに、年収300〜400万の人は3.2万も軽くなってる。こんなこと、共産党も社民党も絶対言わない。消費税が上がったら低所得者層にしわ寄せがっ!!って叫ぶだけです。年収2500万以上の人なんて、304万も重くなっている・・・・そもそも所得税1225.1万円ですよ!! 稼いでもみんな税金。で、肝心なことは

給与所得者の25人に1人が所得税の総額の半分を収めている

という事実なわけです。
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人数においては300万〜400万未満の給与所得者が一番多くて全体の17.4%だが、所得税は6.4%分しか収めてないの。つまり日本の所得税の税収は、1000万円以上の人たちが半分負担していて、700万以上にすると7割近い。所得税は普通税だから使い道が決められていない。国の税収で一番負担なのは社会保障関係だから、貧乏サラリーマンの社会保障は、高額所得者が多くを負担しているわけですよ。

いま300万の年収の人から1000万の年収の人が数%出れば、収入比率の構成がだいぶん変わってきます。安月給に甘んじてないで、もっと稼ごうと考える人たちが増えて欲しいわけです。

日本はどうあるべきかってこと

別に、高額所得者に感謝して生きろとかそんなこという気は全くない。が、昨日の若者のアンケートにもあるように、日本人全体がもうちょっとやる気出しほしい。やればできる子なんです。

「自分は搾取されている」「日本は不平等だ」って誰が教えてるのか、昨日の18〜19歳のアンケートでも、45%が「努力しても報われない」って回答している。これ、Facebookに投稿したら人材活用センターで働いていた人が面接で「どんな努力をしましたか」って聞くと「無言・・」「ググってます」とか「本読んでます」って答えが来ると・・

そんなん努力に1ミリもはいらねーよ!!!

まあ、はっきりいいますが、人並み以上の努力をすれば年収1000万ってそれほどの高い障壁じゃないと思うんですよ。一生リスクを採らずに安月給で働くというのであれば、これは超えるのは難しいでしょう。しかし自分の周りだと年収1000万以上って普通にいますよ。それぞれみんなとっても頑張ってるし、リスクも取ってます。ちなみに日本のIT業界の上級エンジニアは月の拘束費は120〜200万以上です。

一生飼い犬で暮らして文句言うか、十分に努力して準備して狩りに出かけるか、人生は1回きりだから楽しいほうで選んだ方が良いですな。もちろん、飼い犬のままでいたほうが良い選択の人もたくさんいますよ。その場合は群れのリーダーを狙いましょうね。餌が一杯食えます。

この本の「馬鹿でも」は、「馬鹿みたいに頑張るなら」という意味なんでそこのとこよろしく

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