巨悪が去ってももっと極悪が喜ぶ時代に(大手キュレーションが記事大量削除のあとを考えよう)

2016年12月5日

まとめサイトの記事削除が物凄い広がりを見せています。

まとめサイト、記事削除広がる リクルートなど
日経新聞

わたしの古巣のリクルートでも

リクルートはキュレーションサイト「ギャザリー」で1日以降、全体の約4分の1にあたる1万6000件の公開をやめた。健康に関する内容が中心という。詳細な基準は明らかにしていないが、少しでも疑わしい場合が対象。記事の執筆者が取り下げを依頼したケースもある。社内の審査チームで内容を精査したうえで、再公開を目指す。

とうことで、「少しでも疑わしい場合」は削除となった。同様にYahoo!も

ヤフーは10月上旬、運営するトレンド情報サイト「トリル」ですべての独自記事を事実上、削除していた。一部記事で権利者の許諾を得ずに画像を掲載していたことが発覚。編集部のチェック体制が不十分で、その他の記事についても著作権侵害の可能性を否定できないためだ

サイバーエージェントも

利用者数が月2000万人いるサイバーエージェントの「スポットライト」は12月1~2日にかけ、全体の数%にあたる医療や健康に関わる記事の公開を中止した。編集部が認定したライターに記事を投稿させる仕組みで、掲載前に内容を監修する体制がなかった。

大騒ぎになる前に対応したのはYahoo!。さすがですな。Naverまとめの大量削除はいつなんだろう。

大手はさすがに社会の評価を気にするから自主規制を行う。で、たいていの方は「これで日本は平和になる」と信じているわけですが、実はそうじゃありません。それどころか逆だと思います。

フセイン政権が崩壊してどうなった?

イラクは平和になったんですか。なってないですよね。それどころか各勢力の内戦になり、極悪のISがのさばって人身売買や子供に爆弾持たせて自爆テロとかとんでもないことになりました。「これだったら弾圧もキツかったし自由もなかったけど死ななかっただけフセイン政権がマシだった」という声が上がったのも分かります。同様の事象は・・・

◎足利幕府が弱体化されたら戦国時代になった
◎大統領が暗殺されたあと、国内がめっちゃくちゃになって今に至るソマリア
◎暴対法で反社会勢力の力を削いだら中国マフィアがはいってきた

と同じです。現在の日本の状況を見ますと、確かに悪い事は悪いが大企業故にそこそこの歯止めがかかっていたところ(DeNA除く)が一斉に自主閉鎖に走る中、ほくそ笑んでいる極悪な方達がいます。

極悪拝金アフィリエーター

ですね。検索上位からウェルクやほかの大手のサイトが消える。いまが大儲けのチャンスだとあちこちで悪巧みをしています。そういうのが続々と上げてきている。

アフィリエイト広告は、広告主にとっても効果があればお金を払うわけで非常にコストパフォーマンスが良い。ビジネスをするほうにも個人レベルでも頑張ればやっていけるという、まさにIT時代に適した広告モデルで、GoogleのAdSenseは成果報酬ではなくてクリック報酬ですが、Amazonのアソシエイト、Ebayのパートナーネットワークなど、世界的な大手もアフィリエイトの仕組みを自社構築して導入しているのは、それに大義があるからです。

ほとんどのメディア、つまり広告の配信を受けているところはちゃんとしています。自分で薬機法の勉強をしたりも当たり前。問題はごく一部です。広告を配信している企業をASPといいますが、国内最大規模のA8ではこのように厳しい規定があり、強制退会になると二度と登録もできません。広告主のサイトもチェックして、薬機法違反のサイトは広告自体ができない。リンクシェアとか、バリューコマースなども同じです。Googleのアドワーズも出稿するには非常に厳しい審査があります。

しかし、中小規模のASPの中にはひどいところもあるわけです。ほかのASPをクビになったり、他ではじかれた悪徳アフィリエーターが自分で始めたりするケースが多いです。どれだけひどいかという例を見せます。実は大手サイトにも配信されていたものです。

ガリガリに痩せることができるダイエットサプリ!!薬機法違反大丈夫かよ??!!

この広告というか、アフィリエイトサイトなんですが、この記事の後にサイトごと削除されてます。薬機法以前にNHKの放送の画像をベタベタ貼り、「NHKがお墨付きを与えた」という風に書かれていました。知人のNHKの中の人には教えてあげました。激おこ www

この商品はいろいろなアフィリエーターが紹介してますが、ひっどいのはコレ。

「生酵素ダイエット」??生だろうと、熟成だろうとこの表現はないでしょ!!

酵素は化学物質なので最初から生きてるも死んでるもないのですが、このアフィリエイトサイトでは

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厚生労働省のロゴを勝手に使用してねつ造!!

しかも書いてる内容はでっちあげ!!!厚生労働省のサイトにはこんな表記はありません。これはあまりにもひどすぎるというか、常軌を逸している。
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会社なのに携帯電話かよ!!ほかにもたくさん似たようなことしています。

いま、薬機法の規制は非常に厳しく、販売していると「効果・効能」についてはうたえません。東京都とか消費者庁がすぐに行政指導に来ます。販売元は悪徳アフィリエーターを使ってめちゃくちゃな広告を出させて「これはうちじゃないです。勝手にやってます」ということで

薬機法ロンダリング

しているわけですね。こうした広告は中小のASPが配信しています。ちなみにこの厚生労働省でっちあげのところへの広告配信元はマザーズに上場したばかりの某ASPでした。

元から絶てばみんななくなります

どうすればこういうのをなくせるのか。簡単です。
DeNAもそうですが、金のためにやってるわけです。で、あれば

1 行政からASPに指導を入れる

薬機法に違反しているサイトには広告を流さないようにと通達。ASPはほとんど東京都に所在するから、東京都の指導でOK。

2 ASP(広告配信会社)慌てる
3 メディアにいついつまでに修正しないとアカウント停止と通告
4 メディアは必死に対応するが、悪徳は審査だけ通してあとでまた換えようとする

当たり前だよ、人間だもの。みつを
ここで終わるわけにはいかない。

5 しかし、ASPは通報フォームをもうければよい
6 競合するアフィリエーターが違反を通告しまくる
7 自浄作用が働いて綺麗になる

ということで解決できるはず。改善されないASPには伝家の宝刀の行政指導です。薬機法72条では厚生労働大臣又は都道府県知事に強制力があると認めており、危険の発生を防止するに足りる措置を採るべきことを命ずることができるとされているのです。「サイト閉鎖しろ」もできるね。

要は行政が動いて、「悪質なことをするとおまんまの食い上げになる」という流れに持って行かないと根本は断てないわけです。東京都の福祉保健局健康安全部の皆さん、頑張ってくださいね。

さていよいよ、明日から1週間、Amazonのサイバーマンデーウイークのセールが始まります。プライム会員限定の今年最後のセール。物欲をたぎらせて待っています。その前にかならずこれ読んでね。
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