ブログや記事のタイトルはどのようにつけるのか

2018年3月12日

たまには真面目な内容も書くよ!!

今号水曜発行予定のメルマガで「永江さんはブログのタイトルにSEOを意識してしますか」という質問があってそれには回答しましたが、ちょっとロング版でこちらにも書きます。

わたくし、相当に昔になりますが、リクルート辞めたあとに起業して、雑誌のライターをやってた時期があります。小学館、マガジンハウス、扶桑社、そして古巣のリクルートの各雑誌で書いてました。1ページとか1コラムで3万円が相場だったので、8ページとか書くと日銭が稼げました。

マガジンハウスは当時、相当にイケイケで、業界では古い人はみんな知っている「象の領収書事件」というのがあり、バブルの頃は取材経費使い放題だった伝説があります。自分はPOPEYEやBRUTUSに書いていたのですが、POPEYEの記事の進行で面白かったのが、企画会議のあと編集長がサラサラと紙にタイトルを書いて「これでやって」といいます。小見出しまでくれる場合もあります。

ライターはそれを見ると編集長や編集者の意向が分かりますので、それに合わせて原稿を書いていけばよい。当時はネットなんてないので読者は電車の中吊り広告で記事タイトルを見て面白そうなら買ってくれるわけ。よって敏腕・やり手と言われる編集長のタイトル付けは名人技でした。あれがタイトルの付け方の自分の原点ですな。

自分が考えるに、タイトルの付け方にはふたつの要素があります。みなさんはメルマガの質問者さんと同じく、片方に寄りすぎ。ネット時代に流されてます。

SEO的な見地で見るタイトルの重要性

近所(徒歩で行けるくらい)の鈴木謙一さんがこんな記事を書かれていました。

2018年のSEOで、titleタグの最適化なんて意味ないよね?【SEO記事11本まとめ】

グーグルのジョン・ミューラー氏がこう答えてます。

良いタイトルとディスクリプションは、ウェブページで勝利する最も手軽な方法の1つだ。最近いくつかのNPOサイトを診断したのだが、多くのサイトにみられた大きな問題点があった。それは、サイト担当者らが重要視していることがページの目立つ場所に掲載されておらず、metaタグにも反映されていないという点だ。そんな状態で、どんなクエリでそのページを上位表示してほしいのかを検索エンジンが推測できるだろうか?

htmlタグでキーワードいれるmetaタグには意味がないと言われて久しいが、metaタグにキーワードいれたら順位が上がるわけではないのだが、検索エンジンに「この記事で重要なのはコレだよ」と教える意味はある。昔のSEO対策では記事でたいして入ってないキーワードも山盛りmetaタグにいれて検索させようみたいなのがあったけど、いまの検索エンジンはそんなことには騙されないでスルーされるが、「これは何をいいたい記事なのか」をしっかりと訪問者(検索エンジンもね)に教える必要があるわけです。

また

ページタイトルやスニペットを見てユーザーはクリックするかどうかを決める。となると、ユーザーが「このページに行けば目的の情報があるはずだ」と思いクリックしたくなるページタイトルが検索結果に表示されるようにすることは重要だ。

検索エンジンは人間の目線で見ようとしているわけです。人間が「これは自分の求めてる記事だから読もう」と思うタイトルを、検索エンジンは「こういうものを求めてる人に紹介しよう」とするわけだから、当然ながら上位に上がりやすくなる。つまり推奨されるわけですね。

わたしのフォローさんならわたしがブログ公開後にもタイトルを微調整することがよくあると知っていると思います。「こういう風に変更した方が読んで貰えるかな」と考えたら公開後でも少し変えてるんですよ。

ちなみに最近、自分のブログで検索からアクセスが多いものはサーチコンソールで見ると
※順位は変動してるのでサーチコンソールの平均値です

◆「ソマリア」 1019クリック 5.7位

自分が一番行きたくない国、ソマリアについて語るよ

◆「高梨沙羅 ベンツ」 904クリック 8.7位

高梨沙羅ちゃんの悪口言うヤツはこれを読め!!!

ソマリアはタイトルに入ってるけど、「高梨沙羅」はタイトルにはあるが「ベンツ」はないので検索エンジンはちゃんと本文まで読んでいるわけですよ。ただ、キーワードがタイトルに入ってると検索エンジンは「このキーワードが中身にとって重要だ」と判断してくれるんだと思う。

たとえば「タイってご飯が美味しいから旅行にいきましょう」という内容を書くときに、タイトルに「ご飯が美味しいあの国に行こう」というのと「ご飯が美味しいタイに行こう」とするのでは、おそらく後者の方がタイに行きたい人に検索されるであろうということです。言い換えると「ご飯が美味しい国ってどこ」を検索する人と「タイ ご飯」で検索する人のどちらが多いかということでもあります。後者のほうが多いっしょ。

思わせぶりなタイトルをつけるより、はっきりと読ませたいターゲットに届くキーワードをタイトルに入れた方が良いという点で、印刷メディアとネットメディアは異なると思っています。

訪問者が思わず読みたくなるタイトル

と、まあ、上記についてはみなさんよく考えたり本を読んだり、わたしのメルマガに質問をしてくるのですが、実際にはこちらも大事なことです。「検索」がある前は雑誌のタイトルはこれで付けていたわけです。

大事なことは2点

1 タイトルで中身が想像できそれが想像通りの読みたいものである
2 思わず開いて読みたくなる刺激的なワード

1が上の「検索エンジンにも分かりやすい」ということです。いわゆる「釣り」と言われるタイトルでは、実際に内容を読んでみたら「全然ピンボケで違うこと書いてるし」になり、二度と訪問してもらえないし、シェアもしてもらえません。

「自分が調べたい内容がバッチリ書いてあった」
「自分が言葉にできなかったことが明言化されていた」
「新しい知識やノウハウが勉強になった」

というときに人は感動して「他人にも教えてあげよう」という気になるのです。だからタイトルだけ思わせぶりにして、読んだらがっかりでは何の意味もない。でもこれって新聞社のサイトでも時々ありますよ。

2の「刺激的なワード」というのも重要で、これが過ぎると「釣り」になっちゃうわけです。たまに刺激的なタイトルはみんな釣りだと思ってる素人が「お前のは釣りだ」とか言ってくるのだが、釣りというのは餌と思って食いついたら針がある、つまり餌じゃないわけで、内容がそのままであれば刺激的なタイトルでも釣りではないというのが分からないらしい。

また、刺激的というのもいろいろありまして、人によって刺激を受ける部分が違う。わたしのエントリーもバズる場合は一定数で「タイトルが下品だ」とか「言い過ぎだ」みたいなリプが着きますが

みんなが問題ないと思うのは誰にも刺さらない

ということを覚えていた方が良いです。タイトルに限らず内容もです。90%位の人が「そのとおり」と思うけど、5%くらいが「なにこれ」と思うくらいでちょうど良い。5%くらいが噛みついてくるくらいが刺激的なわけですね。コレが逆転して60%が「なにこれ」になると「炎上」ということになるわけよ。

わたしはクライアントにブログとか書かせるときには、自称1000本ノックといいまして、最初はひとつの内容で10本くらいのタイトルを考えさせる。言葉の前後を変えたり言い回しを変えたりするのは数には入れません。ここでちゃんとしたやり方を理解した人は実際にアクセスをぐんぐん伸ばせるし「うるせーな。とにかく5本出したからいいでしょう」という人はずっとダメです。

そんなわけで、これをちゃんと理解して自分のものにできれば、ブログなんて簡単だと思う次第です。

Kindleの月替わりセールで1080円が324円。でも自分はアンリミテッドだから0円なんで読んでみたこれ。家を建てるっていまでは投資という意味ではリターンはよくないけど、趣味として家を建てるのもありだと思うし、面白かった。クルマが趣味だっていうのと同じく家が趣味だっていうのも絶対アリかなと。

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