まさにソーシャルスマホ!! Windows Phone8搭載 Nokia Lumia 620購入記 第1回苦難編

2013年4月4日


いままで外出時にはSoftBankのiPhone5と香港SIMフリー3GSにSo-netモバイル3Gのデータ専用のdocomoのSIM入れて2台持ちでテザリングしていた。iPhone5が1台だとテザリングするとバッテリーの減りが半端ないからである。両方とも使いすぎると速度制限が入るから2台持ちという面もある。So-netのほうは月々2668円の支払い(キャンペーンの時に入会したのでちょっと安い)。

この3GSは海外に行くときも活用していた。イモトのWiFiのグローバルデータでUSBのモデムを空港で借りてSIMを抜き、現地で3GSに刺して使う。SIMが普通サイズなのでこれが可能。データ通信専用だが使い放題1日680円〜(海外パケットし放題なんて使ったら1日3000円ですよ!!)だし、LINEはもちろん050Plusなら相手がスマホで無くてもかかってくる。Googleマップや両替レート計算はもちろん、海外でもテザリングができるから、どこでもMacbookAir開いて仕事ができるのである。

しかしこの3GSにも欠点があった。それはWiFiでのテザリングができないこと。Bluetoothになってしまうからかなり減速するのだ。USBで接続すれば速いが、最近ではiPad miniで外出することが多くこれだとUSB接続ができない。そこでSIMフリーの3GSの後継機をいろいろ検討しておったのじゃ・・・。

1 日本国内ではデータ通信専用で良い。主にテザリングで使うだけ

2 海外では現地のプリペイドSIMを買って入れる

たとえばタイだと1週間で399バーツぽっきり(1000円)の旅行者用のプリペイドのスマホSIM(キャリアはDTAC)があってデータ通信使い放題で通話も付いてくる。安い!

3 SIMの入手のしやすさを考えてiPhone5は除く

iPhone5用のナノSIMは、アジアではほとんどゲット不可能。逆にマイクロSIMははじめから普通のSIMに切り込みがはいっていて自分で外枠とり外して使えるタイプも多い。

4 3Gの850Mhz帯必須

これはタイ対策(シャレじゃナイス)。タイの3G周波数は850Mhzというのが大半だが、実は3Gの850対応のスマホはiPhoneと新しいGalaxy系とソニーエリクソンあたりで、それほど多くない。たとえば日本向けのはGalaxy S IIは900と2100Mhzである。3Gの850に対応してないのを持っていくとタイでは2G接続(昔のムーバだ)になって激遅になる。メールくらいしか読めないからスマホの意味が無い。この話はタイに行かない人には関係無いですから念のため。

5 海外でテザリングができること

危うくはまりそうになったのがこの点。実は最初、docomoのGALAXY Tab 7.0 Plus SC-02Dあたりの中古(3万以下で買える)を買って、docomoで3150円払ってSIMロックを外してテザリングマシンとして使おうかと思っていた。タブレットだからコレ1つでカーナビにもなる。SC-02Dは国内でテザリングができてるから、docomoでSIMさえ外していけば海外でもテザリングできると思っていたのだが、ネットで調べてみると・・・

ドコモの最新Android端末はSIMロックを解除しても、ドコモSIM以外(So-net 、IIJ mioやB-mobile 海外SIMなど)でテザリングができない!!。テザリングの時、自動でAPNを変更するようになっているそうな。もちろん普通に通話(タブレットだとイヤホンでSkype)やデータ通信はできるがテザリングが海外SIMでできないと困るし、第一So-netのモバイル3G入れても使えないんじゃ国内でもダメ。危うくヤフオクで落札する寸前で気づきました。激汗

そんなことから、やはりiPhone4あたりのSIMフリーをゲットしようといろいろ見たのですが・・・香港のSIMフリーはiPhone4でも中古で3万円する。高い!!
新品のiPhone4なんてこんな価格だ。4Sじゃないよ。4だよ・・

実はココだけの話、SoftBankのiPhone4と4Sでも、脱獄では無くて永久SIMフリーにしてくれるサービスがある。アメリカとかではAT&TのiPhoneはお金を出せば安くSIMロックを外してくれるのだが、こうした業者がAppleの管理サーバにアクセスして、データを書き換えてしまうのだ。しかしSoftBankとなるとけっこう高い。海外ではいくつかの業者があるが、日本ではここでやっていました。iPhone4のSIMロック解除で16000円。使って無いiPhone4でやろうかと考えたが・・・・なんと対応しているのはiPhone4が8GBのみ。iPhone4Sは16GBのみというある意味超レアなのばかりである。ちなみに所有の4と4Sはどちらも32GBだったので×。ヤフオクでiPhone4なら1万円くらいで落札できるからこれでと思ったが、結局26000円になる。馬鹿馬鹿しい。

アメリカのオークションでAT&TのiPhone4買ってSIM外すかとも考えた。しかしアメリカは中古のiPhone相場がえらく高い。馬鹿みたいに高い。ガラスの割れたiPhone4で250ドルとかするのだ。SoftBankの中の人に、下取りしたiPhone4はSIMロック外してアメリカで売ると大儲けですと教えてあげたい。

ここでけっこう行き詰まったとき、以前書いたエントリーが頭をかすめた

iPhoneのSiriが絶賛するNokia Lumia 900がちょっと欲しい件

iPhoneのSiriが「超かっこいい携帯電話」として勧めていたというNokia Lumia。このときはまだWindows Phone7.5だった。しかしNokiaは日本市場から撤退しているので海外もしくは日本の家電屋で買うしか無い。調べたらイギリスや香港のはSIMフリーだし、3Gの周波数は850/900/1900/2100MHz、日本ではもうないけどアジアでは主流のGSM(2G) 850/900/1800/1900MHzとパーフェクト。日本ならdocomoとSoftBankで使えます。AUは通信形式の違いでダメですが・・・。

んで・・・
Lumia 900のあと、820というミドルレンジ、920というハイスペックのがでて、そのあと620というローエンドの小型モデルが昨年末にWindows Phone8を搭載してでていた。スペックは3.8インチ液晶を採用。画面解像度はWindows Phone 8として下限のWVGA(480×800ドット)。1GHz・デュアルコアのSnapdragon S4 Plus。メモリーは512MB。ストレージは8GBだが、Windows Phone8からマイクロSDカードに対応(max64GB)。カメラは5メガピクセルのメインカメラのほかに、フロントカメラもあって、Skypeで対面通話が可能。重さ127グラム。サブ機としては十分なり。

肝心の価格だが、香港から直接買うとだいたい25000円くらいでした。EXPANSYSという業者さんだが、サポートがあるわけではないので詳しい人向け。キャリアでしか携帯を買ったことがなくて、SIMの刺し方もわかんないという方は、日本で在庫を持ってるところのほうがいいかもしれない。楽天とかみていくと、安いところは一切サポート無しだが、半年保証を付けたりしているところは数千円高い。自信が無い方は電話やメールをしてみて困ったときに相談できるショップを選択してください。買ったはいいけど文鎮になりましたという場合でも当方は責任持ちません。

【注】こういう海外からの輸入携帯には「技適」という認可が無いため、国内では使うのは一応違法です。しかしこの技適という制度はそもそも無線機のために作られた法律で、海外からの旅行客が持ってくる何十万台には適応されない形骸化されたザル法であり、TPP加入したあとは無くなるはず。ザル法だからといって破っていい訳では無いという方は、絶対に自転車では許された歩道以外は走らない(道路交通法違反)ように、また健康増進法の「国民は生涯にわたって健康の増進に努めなければならないとする」という条文に違反しないよう、不健康な生活はしないようにお願いいたします。詳細記事

さて、そういうことで、Nokia Lumiaに興味があるのと、Windows Phone 8という日本のキャリアさんではまだ一台も売られていない最新のOSを試してみたいということで、自ら人柱となって苦労してみました。明日は実際のレポートに入りたいと思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

iPhone3GSと、Lumia620。620のほうがわずかに軽く、薄いです。でもって・・Windows Phone 8 たまげた・・・ソーシャルフォンと呼ぶにふさわしい凄いOSです。マジで感動した。Android使ってる場合じゃないよって思いました。それではまた明日。

ところで最近、クライアントには必ずGoogle+を始めてもらっています。さすがGoogleだけあって、SEO対策やリアル店舗はローカルとの連動が不可欠。そんなGoogle+に詳しい鷹野さんのKindle本。必読です。私も買いました。シリーズありますのでぜひ。

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