LINEモールと一番ガチで衝突するのはヤフオクじゃなくて楽天だとズバリ予言。あと、こう使うといいよ。

2013年12月23日

3連休ですがメルマガの日なので仕事してます。泣きそうです。たぶん夕方には出ると思います。
さて先週末にはなんの因果か同系統のニュースが同日に出ました。

LINEがショッピングサイト スマホ向け、個人出店も 朝日新聞

「mixiモール」終了 mixi×DeNAのソーシャルコマース 開始から2年で 12/20 IT Mediaニュース

栄枯盛衰、諸行無常を地で行くようなニュースですが、mixiの衰退のひとつの理由が「スマホ化に乗り遅れた」ということにあるのは今度別のエントリーで書くとして、これから書く内容に連動したニュースをふたつ

スマホ経由のアクセスはネット利用全体の65%に 食品、服飾、美容などはすでに逆転

楽天市場、スマホとタブレット経由の売り上げが25%に

楽天市場では、スマートデバイスからの利用が急増。2012年12月時点で、スマートデバイス経由の売上額が全体の25%を占めたという。2013年末までに、スマートデバイスからの利用が「売上額の4割、アクセス数の5割に届くのでは」(楽天の河野奈保執行役員)

↑の日経新聞の記事で楽天の河野執行役員が語ってるように、

複合デバイスを使う客の単価が一番高いのはECでは常識。昼の間にスマホで検索。夜にPCで買う。実は自分もコレだ。スマホじゃ無くてiPad miniだけど・・。PCからしかアクセスしない客の単価は複合デバイスより年間1万円低く、書いてないけどスマートフォンからしかアクセスしない客単価はもっと低いと思う。まあ普通に考えてリテラシーがどうのこうのより、スマホもPCも持ってる客とスマホまたはPCしか持ってない客を比較するとデバイスをたくさん持ってる方が収入が多い、または金遣いが荒い(自分はこっちか!!)というのは当たり前の話なのであるが・・。

で、上記の要素を並べて見ると

1 食品、服飾、美容という女性向けのサービス、商品はすでにスマホが過半数を超えた
※ネット全体ではまだ30〜40%台がスマホ経由

2 ↑は楽天の主力の売れ線であり、リテラシーがそれほど高くない女性ユーザーが過半数

3 よって楽天ではスマホの依存度が高く、来年はスマホからのアクセスがPCを上回る予想

という仮説が成り立つ。
デバイスで考えるとスマホからのユーザーがほぼ100%(デスクトップ版もあるけど)のLINEは、楽天のユーザー層とガチでぶつかると考えて良い。

SNSなどのコミュニケーション関連サービスのリーチが拡大 ニールセン、スマートフォンとパソコンからのサービス最新利用動向を分析

20130926_03

LINEは50代を超えるとリーチがずしんと下がるが、50代以降はスマホ比率が低いので当たり前と言えば当たり前なのだ。しかし若い女性には圧倒的に浸透している

LINEモールが本気ではじまるとどうなる?

実はLINEモールは個人出品のオークションだという報道が先行してヤフオクのように思われているが

LINEモールには個人出店でき、出品や購入には手数料はかからない。LINEは商品価格の10%を販売手数料として得る。

「個人も」なのである。販売手数料を取るのだから無料のYahoo!ショッピングとは異なる。LINEモールがガチでぶつかるのは楽天だと断言できる。しかも前述の通り、ターゲット層もガチでぶつかりすぎるくらいぶつかる。

問い合わせてみるとビジネスユースは会社登録が必要で年明け案内とのこと。スマホから商品登録すると死にそうなのでデスクトップから登録できる仕様になってるよね??・・・頼むよ出澤さん・・・

LINEモールが凄いのは、決済をすべてLINE側で行い、購入者が代金を支払ったことをLINE側で確認した後で販売者側に商品発送依頼を通知。購入者側に商品が届いたあとで受け取りの連絡をLINEが受け取った後、販売者側に代金が支払われるエスクロー型であるということ。ヤフオクでは携帯電話ジャンルではこの方式だが、買う方は取っても安心だ。これはヤフオクよりも優れてます。さらに送料も込みの価格で表示だから、楽天と同価格なら実質LINEのほうが安い。また、中国詐欺団が顧客アカウントに侵入して別の住所に商品を送らせて換金する手口も、侵入されるとスマホのLINEの通知にすぐに「メルアド変更」のようなお知らせが来る(はずと想像している)わけで侵入にユーザーが気づきやすい。Amazonは発送先住所を変えるとカード番号を再入力させるのでこの詐欺は不可能なのだが、楽天はそれがないので被害が出るわけです。こういう被害の負担は店側っすよ。
楽天のように多額の固定が不要で、しかもマージンが同じなら、LINEに大量流出もあり得る。

狙い目は食品、服飾、美容関係用品

楽天とさらに違うのは「ポイントはLINE側の負担」ということです。楽天の場合はお店が実質値引きとして負担。ここも大きい。特に大口なら金額はかなりの額になるはず。スーパーセールで77%引きやりますと言われて在庫処分や型落ち商品を集めされられて利益無しで販売しないといけないショップはかなりきついはずで、そういう意味でもLINEを主体とするところがたくさん出てくると思う。固定費がかからないのだから楽天は送料が有料でLINEは込みにしてもいけます。

さらにLINEにはローカルアカウントというのがあります
LINE
月々5250円で小売りは法人アカウントを設定できる。おそらくこれとLINEモールは連動してくると思う。現在は実店舗があるところだけだが、実店舗+ネットショップの場合は、ロイヤルカスタマーと友達になってセール情報送ったりいろいろできるんではないかと推測してます。しかしフツーに商売のネタだけ連投して送ろうものならスパムみたいに思われ、すぐに解除されると思うのでソーシャル運用と同じくそれなりのノウハウと手間はかかりますね。

LINEのユーザー層、そしてスマホへの依存度(というかPCがなくてスマホメイン)を考えると、当初は食品、服飾、美容関係が一番のターゲットでしょう。楽天の売れ筋ランキングはどうも操作されてる感が個人的にあって信用してないのだが(操作されてるかどうかは知らない)、マイページからいける「お気に入りブックマークランキング」に入ってるのは上位は主婦とか20〜30代女性向けの安い服飾ばっかりで、このあたりが本当の人気商品なのでは無いかと推測しています。
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つまり、LINEでも楽天の売れ線とかお気に入りブックマークあたりの商材のところで、しかも実店舗があるならなおさら◎と思います。

楽天でもそうなのだが、強い店がたくさんある中で新規に開店して戦うのはめちゃくちゃ厳しい。LINEも同様。ローカルアカウントを開設しても最初に友人数を多く確保した競合があれば戦うのは難しい。とにかく早くやった方がいいと思います。

最後にLINEの中の人とは一切この件については話してないので適当な想像です。ついでに言うと「楽天が嫌いで元ライブドアの永江さんがLINEのステマやってる」というのも全く無しです。www

この東洋経済の最新号は読み応えアルヨ。ネットショップやっていたら絶対買った方がいいと宣伝してみました

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