スマホゲームと株に全く興味が無い人のためのmixiの魔界転生について

2014年1月7日

株には全く無知な私が語りますんで、株のプロの方は笑ってスルーしてください。投資とは違う視点なんですいません。
mixiの株が上がってます。二束三文だった数ヶ月前から考えると嘘のよう。1回ストップ安になりましたがまた盛り返したり下がったり忙しい。

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2013年10月からmixiはゲーム会社になってました

スマホのゲームや株に興味が無く、mixiといえばSNSの記憶しかない方は「ぽかーん」だと思いますが、「モンスターストライク」というスマホのゲームをリリースしてそれが人気なのです。2013/10/10リリースです。

12/26にはApp StoreのiPhone無料ゲームでは9位でパズドラの一つ上にいたが、2013/01/07現在では8位。年末年始の猛烈なTVCM攻勢でパズドラが7位に浮上している(しかしあれだけCM打ってもランクが10位→7位というわけで国内でのダウンロードはバーンアウトしてるんじゃ無いか、パズドラ・・いまは海外で頑張ってるらしい)。トップセールスランキングではパズドラが不動の1位で、モンストはまだ15位だ。しかしベストセラーにはLINEのゲームが多数ランクイン。はじめからスマホを基盤にしてきたLINEが強い。ガラケーが基盤だった他のゲーム屋さんと比べて明らかに優位である。

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評価もなかなか高い。もちろんゲーム内課金があるので、市況はこれを評価して「mixiはこれから儲かる」と判断して株が高騰した。
しかし、mixiゲームと言えば「サンシャイン牧場」という印象のおっさん、おばはんは、モンスターストライクという名前を聞いても、mixi内のソーシャルゲームだと思っている人が多いはず。

mixiゲームで検索してみますと

モンスと

ありません。つまりモンストはmixiのユーザーとはすっぱり切れていてなんの関係もない。mixiはソーシャルじゃなくて、スマホのゲーム会社に変身したわけでんな。ただしダウンロード数はまだ50万で大ヒットのパズドラの国内2200万ダウンロードに比較すると1/44でしかない(※12/30に100万にいったらしいので1/22ですね)。mixiの株価の高騰は、底値だった株を今のうちに買っておけばあたるかもという一発狙いの人だと思う。株ってギャンブルだもんね。

モンスターストライク、利用者50万人突破! mixiのリリース
※このあと12/30に100万を突破したとリリースが出ていると教えてもらいました。

さて、パズドラは2012/02/20リリース(iOS版) で、2ヶ月弱経過の2012/04/13に50万ダウンロードに達している。モンストも同じく2ヶ月で50万なのだが、2012年の初期と今ではスマホの所有率が全然違う。そう考えるとモンストには及ばない気がしますが、mixiはキャッシュは持ってるから、今後TVCM攻勢をかけてきた時点で先行きが見えるのでは無いかと・・・。

スマホゲームといっても、iPhone3GSが出た時に自分も嬉しくてかなりやりまくったが、いまはほとんどやってない。スマホ移行が早かったみなさんも同じじゃない? スマホを買ったばかりでいじりたくて仕方ない世代はガンガン遊ぶし、課金もする。特に昨年は若年層の女子のスマホ化がほぼ完了したのでこのあたりがメインになっているのではないかと思うが、若年層にスマホが浸透しきって2年後くらいに「飽き」が来た時にどうなるのかが課題だと思います。また、若年層は暇があるし情報収集にも興味が無いのでゲームやって遊んでいられるが、いまはGunosyやニュースアプリも多くてビジネスマンはそれをチェックしていると時間つぶしにする時間さえ無くなっちゃうしね。

オマケ。mixiの不振は考えればスマホ対策の遅れから来た


それはそれでいいとしても、ソーシャルメディアとしてのmixiはすでに瀕死であります。アクティブユーザー数は激減していて、社内のリソースはゲーム開発に向いているだろうからソーシャル部門は手薄になるでしょう、たぶん。ここまでソーシャルとしてmixiが衰退した理由は、いろいろ言われてます。

1 実名のFacebookに機能的に勝てなかった

2 独特の機能であった「足跡」を廃止(のちに復活)したのでユーザーが離れた

3 出会い業者のスパムやりまくりで快適さが失われた

みたいなことが言われておりますが、Facebookの機能には及ばないし足跡も無いLINEは大盛況である。LINEはソーシャルじゃ無いと言う人もいるが、自分はソーシャルだと思う。LINEがソーシャルじゃなかったらPathだってソーシャルじゃ無い。もともとは無料通話とメッセージだったが、いまやタイムラインもあるし、初期のmixiと機能はたいして変わらない。んで、1〜3以外にもmixi衰退の原因があったことに今頃気づいた。

スマホ対策の遅れ

である。マジでいまさらである。
思うにmixi全盛期は「サンシャイン牧場」あたりだと思う。2009年9月だから4年半前。日本中が毎日刈り込みと収穫に追われていた(笑)。WEBのFlashゲームだったが、当時ガラケーの一部機種もFlashの簡易対応をしており、はじめはPCのみ、のちにガラケーでもプレイできるようになって一気に利用者が増えた。500万人くらいがやってたはずだ。
しかしこの直前にiPhone3GSが発売された。2009年6月29日である。

自分もすぐに3GSを買ったのだが、Flashに対応してないのでサンシャイン牧場ができない。当時はまだWiFiルータも普及してなかったし、月の維持費も高かった。しかたなくMacBook持ち歩いて野良WiFiを探してつないでました。www 普通はそこまでしないので、iPhoneにした人たちはどんどん離れていった。つまりリテラシー高めのデバイスに敏感な人たちからmixiを離れたわけですよ。

さらに、当時mixiは本人確認を携帯アドレス、つまりキャリアメールでしていた。SoftBankが提供していた@i.softbank.jpのアドレスではmixiには登録できない(だいぶしてからできるようになった)。iPhoneの人は会員登録さえできなくなった。これが今考えるとかなりでかい。要はiPhone買い始めるようなインフルエンサーとか流行に敏感な人をはじき出しちゃったわけだから。ちなみに初期に加入した人は本人確認が不要だったのでわたしはそのままいけました。

次に、mixiはガラケーにはかなり適正化された画面が用意されていたものの、スマホ用に適正化された画面がなかった。iOSアプリは出たが恐ろしくしょぼくて使い物にならなかった。なんとわたくし、2010年の正月明けに恐れ多くも当時の笠原社長にメールして、「mixiのiOSアプリは全く使えない。サードパーティでiPhone用のmixiアプリを創りたいけど公認にしてくれない?」って聞いておりました。回答は「いま弊社でも着手しておりますがいろいろ手一杯で・・」というものでございましたが、実際にはそこそこ使えるものが出るまで1年くらいかかった記憶があります。

その間にiPhone4が出て、猫もしゃくしもiPhone化現象が起きて、雪崩を打つように大きくmixi離れが起きた。Facebookが日本語化されたのが2010年。このときにはいち早くスマホユーザーとなったリテラシーが高めで新しいもの好きがすでにmixiを離れていたのだ。3.11の時にすこし盛り返したものの、そのあとは崖を転がるようにアクティブユーザーは離れていったわけです。広告についてもFacebookのスマホ版はステマみたいにフィードに広告を押し込んでくるので効果が出て大儲けだが、mixiは変わらずバナー一筋でビジネスモデルの差が大きく開いてしまった。

「仮に」ということで過程を話すほどあほくさいことはないが、もし仮に(笑)2009年の段階でスマホ化をいち早く進めていたらどうなったのか。スマホ開発部隊を事業の最優先にしていれば、見たこともないような進んだインターフェースにLINEの機能を搭載できたかもしれない。しかしスマホ対策は外から見ても後回しのように感じた。GREEやモバゲーも同じですよね。

今後はタブレット対策がどのサービスにも重要になるかもしれない。iPad miniをメインデバイスにしていると、サイトによってはとても使いづらいんだよね・・。

Amazonのmixi本は1円で買い放題でござるよ

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