ひっじょーに勝手ながらのmixiへの提言。

2011年7月14日

一昨日に備忘録のようになにげに書いて、公開するのを忘れて昨日の朝に掲載したブログ。それがなんだか凄い勢いで広まっていって、トラディショナルリツイート(コメントをつけてのリツイートで単純リツイート含まず)数200超だから単純リツイートはその何倍か? Twitterのすごさをまざまざと見せつけていただきました。さくらの月額500円のレンタルサーバなので、ピーク時はWordPressの挙動がおかしくなりました。一緒に同じサーバにのりあっている皆様、申し訳ありません。
サイト自体の現在アクセスのユニークユーザー数は昨日の朝からの1日で10時現在トータルで27000人・・・(普段は200〜300 最高で1500)、どんだけ賛同が多いのよ、みたいな。

いいチャンスなのでリツイートは大半見ましたが、みなさんヒットしている箇所が様々で、自分としてはスマホ版はスマホ版ならではのユーザーインターフェースと機能をもったものにしないと、ガラケーやPCに引きずられて設計しちゃいけないよ的なことを言いたかったのだが、関係ないところで突っ込んでいる方もいて・・。
Twitterの広がりがどのような時間軸で浸透していくか、いいチャンスなのでデータとって、いずれブログに書こうと思います。
以前、「”これからの正義の話をしよう”(マイケル・サンドル)というタイトル見て孫さんの自叙伝かと思った」って私のジョークの投稿に孫さんが「自分もそう思った」ってレスしてくれたときも凄かったが、「バカか」(本気でいうわけないだろってことくらいわからんか)みたいな罵詈雑言とか「自分もそう思ってた」というのが大半だったときとはえらい違いだ。

で、だ。

ここしばらくFacebookとmixiの比較ばっかりしていたが、本日は姿勢を改めまして、自分ならmixiはこうする、っていうことを書いてみようと思う。文句ばっかりいってるだけなら全原発速攻停止教と変わらないからね。
実はmixiにはけっこう思い入れがあるのだ。なにせ社長の笠原さんとは彼が東大生の時、ほりえもんが「面白い後輩がいるので会ってみませんか」というので彼が訪ねてきたことから始まる。当時彼は友人と起業したばかりで「イーハンマー」っていうオークションのいまでいうソーシャルプラグインのシステムを当時のほりえもんの会社「オン・ザ・エッヂ」で作ってもらっていた。こちらはというと、会員数60000人のいまでいうSNSの走りみたいなものを運営していて、これをコマースと連動させたらということをやっていたのである。

笠原君の最初のビジネスは残念ながら成功しなかったが、そのあとのFind Jobは、この経験から自分でプログラムを勉強して書いて作っていた。 外注しているとその初期投資が大きすぎてペイしないし、仕様を変えて行くにもコストがかかるということで一から勉強していたのである。凄いと思いました。で、Find Jobを地道にやっていたときも「自分は石橋たたいて渡るタイプですから」と言っていたが、そのあとのmixiはGoogleの大失敗SNS orkutを参考にして、当時としたら非常に面白い物だった。orkutにはコミュニティがあり、mixiがこれを参考にしたことがわかると思う。
しかしGoogle+が話題だが、すでに一億人以上いるorkutはどうするんだろうね。ブラジル人からポルトガル語のスパムメッセが死ぬほどくるのでわたしもやってませんが。しかもタグが崩れてがたがた・・・これ、本当にGoogleですか?!

昔話はさておき。mixiを自分だったらどうするか、書いてみたいと思います。ですがバナー広告のビジネスモデルがメインのmixiゆえ、そんなんできないということもわかってますが、いずれ渡らざるを得ない橋かとも思われます。

1 セキュリティのレベルを大幅に上げる

ディズニーランドではスリなどの犯罪が少ない。ニューヨークのスラム街での実験では、ぴかぴかのベンツは意外と車上荒らしにあわないが、ぼろぼろで汚い車はあっという間に荒らされるという。これはきちんと管理されているように見えるところでは抑制する力が働くからだ。いまのmixiにはこれがない。だから荒れる。荒れるとまずは優良ユーザーから出て行き、さらに荒涼とする。荒れまくっているコミュ、すさみきっているコミュも多数ある。PC必須で招待制のときには全く見かけなかった光景だ。コミニュケーションの取り方を知らず、社会常識のない若年層が増えた結果でもある。

まず行うこと。複数アカウント、いわゆる捨てハンの徹底削除。プロフィールがない、日記を一回も書かないユーザーはもちろん、事務局からのメールを一斉配信して届かないユーザーは全削除。これで出会い業者や変質的な嫌がらせマニアは相当数駆逐されるが、個人的に複数IDを持っている場合は難しい。サンシャイン牧場の流行時に複数アドをたくさん作って自分の畑を複数で世話したりした人がけっこういるはずだからだ。これらを排除するためには見破るためのアルゴリズムを搭載しなければならないので、これは第二段階。まずは警告するだけでも効果があるだろう。半年以上ログインしていないユーザーには警告を送り、反応がない場合は削除してもいいと思う。

次にヤフーオークションのように、事務局へ違反ユーザーとして通知されると自動的に警告が発信されるようにする。他のユーザーから違反ユーザーとして申告されました、というのが届くだけできちんと管理されている意識になる。違反ユーザーとしての申告が一定量を超えると審査して削除というシステムを明記する(自動だとID削除させるために集団で嫌がらせされる場合がある)

次に行うのは犯罪の徹底的な排除だ。現在知る限りでもかなりの件数の詐欺が横行しているが、被害届を出して事務局に通報してもそのままになっているIDが多数ある。常識で考えてもこんなのはありえないでしょう。自分の日記でマイミクに売るならまだしも、コミュでは売買を認めるべきではない。本人確認をしているヤフオクでさえ詐欺が横行しているのに、本人確認どころか実名を義務づけていないSNSで、そもそも販売を容認するほうがおかしいのだ。13年前に私が運営していたSNSでさえ、実名と住所登録を義務づけた上で売買を認めた(表示はハンドルネーム)。コミュニティでの売買を規定に明記し、禁止ワードで「売ります」などを設定してしまうべきだ。

セキュリティについてはまだたくさんあるが次・・・

2 コミュニティの運営方法の改善

Facebookになくてmixiにあるもの。この第一がコミュである。コミュでは広く友人を捜すことができる。しかし現在ではほとんど運営されていない物も多数あるうえ、管理人がログインもしなくなり(メールも読まないとか)誰も抑制できなくなって荒れ放題の大人数のコミュもたくさんある。運営が負担になった管理者をだましてコミュを乗っ取る事件まで勃発した。
これはつまり、発起人である管理人をコミュの個人オーナーと位置づけたこと自体に問題があった証拠だと思う。mixiコミュではすべての作業を管理人がオーナーとしてしなくてはならない。副管理人を置くシステムもできるようになったが、それでも二人で管理するのだ。そして管理人が作業放棄するとあとは焼け野原と化す。リコールもできない。
では先輩のorkutではどうしてるのかなと久々にのぞいてみると、管理人ではなく「主催者」という位置づけである。主催者はふたりまで追加でき、それとは別に管理者という「不適切なコミュニティのトピック、メッセージ、イベントの削除。メンバーの承認、拒否、投稿の禁止、削除、投稿の削除」ができる権限の担当を指定でき、なんと10人まで追加できる。不正使用があった場合は通報すると主催者や管理者にメールが飛ぶ。つまりそもそも「ひとりで運営するのは無理」という前提に立っている。mixiでも管理人が不在になっている少人数のコミュは閉鎖。大人数のコミュは事務局が管理人を選定するなどの作業を急ぐべきだ。

こうした管理に関する設定のほか、コミュを魅力的に運営できるツールも搭載すべき。現在ではアンケート程度しかないうえ、管理人がメンバーにイベントを通知できる機能さえない。アンケートの機能も一択のみでずーっと変わってない。参加する楽しさ自体がなくなっているので投稿数も激減。いまや実用的なコミュでの教えて君ばかりの投稿になり、知恵袋と競合している有様。人と知り合う楽しさを追求する新機能を企画して搭載していくべきだと思う。

また、招待制ではなくなったわけだから、Facebookのようにソーシャルプラグインを設置できるようにする。Link Boxを外部のブログなどに置けば、新規のメンバーの入れ替えができて活性化するだろう。

3 表示の試行錯誤を止め、日記中心に戻して機能を上げる

昨今のmixiの大きなミスは、昨年のtwitterとの連動だった。以前ブログにも書いたが、Twitterに投稿するとmixiのつぶやきにも投稿されるアレだ。順序が逆だろうと思わず笠原君にメールを書いたが、大量の会員をTwitterに紹介するだけになってしまった。Twitterに投稿するだけでmixiにもでるなら誰もmixiには書き込まない。そしてTwitterに連続投稿したマイミクのつぶやきで自分のウォールが埋め尽くされることになり、能動的なマイミクの表示をでないようにした。数ヶ月後にmixi → Twitter に修正されたが、時すでに遅し・・。

しかし最大の問題は、mixiの最大の売りであった日記機能のランクをつぶやきと同等に下げたことである。
これはmixiにしかなかった機能だ。ブログ自体が衰退している現在ではあるが、ピーク時にはアメブロとは比較にならなかった投稿数の無料ブログだったはずである。 もし自分が開発担当ならmixi日記の機能を上げて、少なくともWordPressくらいのオプションを用意していったと思う。しかしいまでもmixi日記は中途半端なビジュアルモードでしか編集できないし、ブログとしての機能は今や完全に陳腐化している。
実はmixiで本当にリアルの友人を捜すのであれば、この日記が絶対に欠かせないのである。その人の人となりがでるからだ。面白い日記を書くとたくさんレスが付き、足跡も付く。これがmixiの最大の魅力だったはず。ほかのSNSにはなかった機能なのだ。
しかしなぜか「つぶやき」と「日記」を同列にしてしまった。全くもって不思議だ。1行書くのと長文書くのが同じレベルなのだ。こんなんじゃ誰も日記を書く気を失う。

ついには先日の改変で日記にコメントがついても知らされなくなった。あり得ませんって、Facebookだって誰かがアクションつけたら知らせてくれるでしょ。それなのにmixiは日記やつぶやきに「いいね」がついてもレスが着いても全く知らされなくなったのである。ユーザー同士の導線を断ち切ってしまったのだ。これ、実は足跡機能がなくなったのよりもっとずっと重大な過ちだと思います。SNSの根幹を外してしまったわけだから、すでにSNSではなくなってしまったとも言えるくらいの改変だ。

とまあ、まだまだ書きたいことはあるが、物凄いレポートになりそうなので今日はこのあたりで止めておきます

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  • iamfree1 2011年7月14日11:22 AM

    mixiへの愛情を感じる文章で、大変参考になりました。
    mixiはユーザーが新しく求めるものばかりではなく、ユーザーがこれまでmixiに求めてきたものをもっと追求するべきな気がします。
    人の興味は移り変わりますが、その人自身はそう簡単に変わらないので、深いところにまで入り込んでいたmixi上での履歴情報などにはいろんなヒントがあるはずですし。

  • neko 2011年7月15日2:16 AM

    いつも楽しく拝見しております。

    コメントやつぶやきへのレスポンスは、
    左カラムのアイコンへと変貌を遂げて通知(1クリックを強要)されるように改変されたようです。

    これ↓
    http://gyazo.com/d8e4a7e08f019f9bdbaf3f4c2b344d5d.png

    ブログ機能のショボさは同感ですね。飽和状態に陥った会員数をまだ増やしたくて、つぶやきやアプリによって若年層をとにかく取りこみたかったんでしょうけど……。がっつり記事を書きたい層は、仰る通りmixiを見切ってFacebookなど、別のサービスへと移行しているように感じます。

    ブログの記事内容によってそれに沿ったコミュの注目記事に表示させるとか何とか、もっといろいろ出来そうな気もするのですが。せっかくの日本最大のSNSに、死にアカウントが増大していくのはもったいないですね。

    • isseki 2011年7月15日5:32 AM

      この機能なんですが、カーソル当てると最新の履歴が出てくるのですが、自分がチェックしようがしてまいが関係ないですよね。つまり静的に生成されていると思うのです。これでは一回チェックして「もう見た内容だ」と思えば次から見なくなりませんか?
      以前のmixiもFacebookも、ユーザーが接続するといままでの履歴を見に行ってまだ見てないレスがあると赤文字でアラートを生成します。つまり動的な生成で、こちらのほうがサーバに負荷がかかります。よって通知機能の変更も今回のmixiの足跡が1週間後というのもサーバの負荷軽減のためだと思われます。何ヶ月か前に数日にわたってサーバが接続できなくなる事件があったので、その対策ではないかと推測したりします。

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