シャープの中国向け空気清浄機KC-CE50-Nは売れるんじゃないかと思う

2014年10月21日

今朝ほどiOS8.1がリリースされまして、カメラロールが復活しました。自分にとってはそれはどってことなくて、それより
●ハンズフリーとのペアリングが切れる・・車でけっこう発生していた
●Wi-Fiルータとの相性で瞬断や切断が多発
の修正が「やっとか」という感じでした。とにかくバグ多すぎるよ、Appleは・・。ヨセミテはMailの通知が消えないし、Googleはこんなにバグ無いですよ。「Appleは手広くやってるからエンジニアの数が足りなくて仕方ない」という人もいるが、Googleのほうがさらに手広くやってると思うんですけどね・・。
ちなみに売上高はAppleの方が多いですが、社員数もアップルの方が2倍近いです。今年の2月のデータだそうですが・・

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さて、昨日だったかな。こんな記事が目に付きました。

シャープが「ダメな理由」は、これだった
<動画>どこで市場調査したらそうなるの?

iモードを日本で大爆発させた夏野さんが「シャープの中国向け空気清浄機KC-CE50-Nは売れるわけがない。どんなマーケティングやってんだ」と怒ってらっしゃいます。夏野さんはiモードが爆発している頃に数回お会いしたことがあるのだが、たぶん覚えていただいてないとは思います(悲)。

夏野氏は今回のシャープの判断を、自社の製品に対する「自信のなさ」の現われだと語る。「ローカルマーケティングという形で現地に迎合し、プライシングを安くせざるを得なくなり、なかなか利益が出ないといういつものパターン」(夏野氏)。PM2.5などの大気汚染問題が深刻化する中、中国の空気清浄機市場はますます拡大している。夏野氏は「シャープの皆さん、日本の最高級モデルをそのまま売ろうじゃありませんか。アップルだって、ダイソンだって、デザインなんてそんなに変えないのだから」と訴えた。

その空気清浄機だが、ググったら出てきました。

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中国人が大好きなゴールド!!そしてなんかしらないけど「こけおどし的な」高級感!!
正直・・・

こ・・これは売れるでしょ!!

って思いました。夏野さんの足元にも及ばない小物ですが、売れるんじゃないかと思う根拠を挙げてみたいと思います。

世界進出の基本はローカライズ

夏野さんはローカルマーケティングには否定的だ。

「現地に合わせたデザインと現地に合わせたプライシングを追求し過ぎている。実際現地の富裕層は、日本と同じ、そんなに主張しないシンプルなデザインのものがほしいと口をそろえて言う」

とおっしゃっているのだが、それは夏野さんの知人の中国の富裕層だからじゃないかなと思うんですが、どうでしょう。夏野さんの知人だからIT系だったり、はたまた大学教授や評論家だったり、要するに「知的レベルの高い」クラスタなんだからじゃないかと思うんですが・・

で、世界進出をするときにローカライズをしないで失敗した例、逆に成功した例を挙げてみよう。
まずは失敗した例としてはアメ車です。日本にアメ車を売り込みたいと1980年代から90年代に物凄い圧力を掛けてきた。アメリカ人は傲慢だからまずは左ハンドルのアメリカ仕様のままで販売しようとしたが売れるわけも無い。当時の政府はなんとかアメ車を日本で売ってアメリカ政府のご機嫌を取りたいと、日本のメーカー系のカーディーラーにやらせた。トヨタはシボレーキャバリエのOEM版を売ったし、ホンダはクライスラーのジープを売った。GM系だったスズキやいすゞもサターンとか売ったけど、じぇーんじぇん売れない。 だってひと言で言うとそいつらは日本人が欲しい車じゃなかったから。アメ車は世界進出もできずビッグスリーも絶滅危惧種(というより1回死んでるからゾンビ)です。

で、Appleもダイソンもローカライズはしています。Appleはデザインを変えないっていうけど、iPhone5sから追加されたゴールドモデルは明らかに中国進出のためじゃなかったっけ?
中国でiPhone 5Sゴールドがバカ売れする5つの理由

中国ではiPhone5sのゴールドが出た時に「土豪金」と呼ばれて大人気になったらしい。意味は「田舎者の成金」ということだが、中国人の多くは田舎者で成金になりたいと思ってるわけだから、ど真ん中ストレートです。iPhone6 Plusのゴールドが中国では大人気なわけですが、これも

中国人は押し出しが良い金色の物を好む

という証拠じゃございませんか。ダイソンは日本向けに「音を静かにした」という機能を追加した。これは日本人にとっては「こけおどし的なデザインやカラー」は不要なローカライズだったからしなかっただけで、中国で黄色やゴールドの掃除機が売れるならダイソンも作るんじゃないかしらと、思ったらもともとダイソンは黄色じゃないか!!

シャープのローカライズ戦略はなかなか鋭くて前にも書いたけど

インドネシアで売ってるシャープの冷蔵庫が異常にかっこよい件

で、実はインドネシアの富裕層向けに成功している。その名もKing Samuraiという冷蔵庫でプラズマクラスター付き。
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ハンドルが日本刀です。馬鹿馬鹿しいようだがめちゃ売れていてブランドが浸透しているそうです。

車に至っては売り先の国によって激しくローカライズされている。アジア各国ではヨーロッパのようにコンパクトに小さくまとめた高級車の価値はあまり認められない。同じ価格なら大きいほうがいいのである。せっかく車を買うのなら、大きくて「車、買ったどー」と自慢できる方がいいのである。日本では「シビック」という車はもう販売されていないけど、タイはニューシビックという新型車が投入されている。去年タイにいったときにレンタカーで借りました。インドネシアではトヨタのキジャンというミニバンが大人気です。いまはミニバンだけど前は四駆の形だけした5ドアだった。図体はでかいけどエンジンは100馬力くらいしか無い。つまり現地のニーズと市場に合わせてローカライズされたものしか車は売れないのである。

ヨーロッパ車だってヨーロッパに行けば大半がミッションでエアコンも付いてない(いらないし)のが多いのだが、日本向けにはAT車しかはいってこないでしょ。メルセデスなんて日本に合わせて軽のスマートも作ったんだよ。

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これね。中古車では異常に高いんです。

夏野さんのおっしゃりたいのは「シャープ、動きが遅いんだよ!!ローカライズする時間をかけるならそのままで売れ」ということだと思うんですが、私的には「しっかりとしたローカライズこそがマーケットを構築できる」ということを主張したいです。
小物の自分の例で言うと、アメリカでもっとも人気のあるサーフボードを日本市場で本格的に売りたいということで、日本市場に向けた新しい日本限定モデルを創ってもらいました。それが5年くらい前ですが、死ぬほど売れました。そのあと、いろいろなメーカーがコピーや同じコンセプトのモデルを出しましたけど先行者としてのノウハウで未だに1位です。日本で単一モデルとして売れた本数ではぶっちぎりで1位だと思います。1本18〜20万円くらいするんですが、基本設計から仕上げまで日本のクオリティに合わせてもらいました。小さな成功例ですが、正しいローカライズこそが命と思ってるので夏野さんにささやかなる反論をさせていただきました。

そんなわけで死んでも売りまくれよ、シャープ!!
じゃないと恥かくじゃないか・・

さて、GoogleのNexus6の発表で、タブレットのNexus7が超大安売りになっています。iPad mini買う値段で3個買えます。www。去年モデルですけどパフォーマンスも十分だし、家族1人ずつに支給できまっせ。Android4.4だし、Android 5.0 Lollipopのアップデート対象だし、LTE版もあるじょ

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