なぜ安保法案の容認派はデモに不快感を覚えるのかということと、安保法案の代替案について

2015年8月9日

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割と知識層が集まると思われるNewsPicksでも安保法案の話題が花盛りです。
最近、ブログで政治的な事が多いと言われるが、わたしのブログは仕事柄、「ユーザーの心理解析」をメインにしていて、ほかとの差別化を図っています。マジですよ。

さて↑のように安保法案容認派は戦争反対デモに強い違和感というか、嫌悪感を感じています。分析に成功しましたので披露いたします。

容認派は、ナチスドイツのような一党独裁国家(言論弾圧も厳しく、たった40年前に自国民1000万人を虐殺したそのままの政権)がすぐ横にあるわけで、憲法解釈を変えて集団的自衛権を一部行使できるようにすることにより、同盟国との信頼関係を高め、侵略されないようにして戦争を回避したいと考えているわけです。

ところがここで、戦争反対と同胞に大声で言われますと、あたかも自分たちが戦争したいがために安保法案を容認しているといわれているように感じ、侮辱されたと思うわけですね。戦争反対は自分だって同じだ!戦争したい奴なんているか!失礼すぎる!! と感じます。憲法の解釈を変えるなっていったって、時代に合わせていままで何度も変えてます。そもそも自衛隊はそれで誕生したのです。

また「徴兵反対」と叫びながら集団的自衛権の行使をするなというのも違和感があります。世界で正当に集団的自衛権を放棄しているのはスイスとオーストリアですが2国とも徴兵制。国民皆兵体制です。よって集団的自衛権はいらないと叫ぶなら、わたしたちを徴兵してくれ、自分の国は他国に頼らず自分で守るという主張になってしまう。

これが嫌悪感の源です。すでに国内にはずっと昔から米軍基地があり、日本は哨戒と迎撃、ほかは米軍と役割分担はできていて集団的自衛権は実質的に行使しているわけで、なにを今さら的なと感じてしまうわけ。つまり、

安保法案容認派も戦争は反対なんで、戦争反対デモは全く響きません

ということ。

ですので法案に反対するならば、集団的自衛権を行使しなくてもこうすれば同盟国との信頼関係はなくならないよっ!という対案を揚げてデモしていただきたいと前から言っています。原発はいらない!これからは太陽光だ!みたいに。
でもきっと思いつかないんですよね。であれば不肖、わたくしが「こうすれば安保法案は廃案にできる」という代案を考えましたので披露させて頂きます。

1 世界中の中国大使館に圧力

デモですが、デモする相手を間違えてます。安倍さんもとうとう本音を言い出しましたけど、この安保法案は南沙諸島で埋め立てを強引にやりまくって実質的な占有事実を作ったり、東シナ海でガス田施設という名の基地を作りまくっている中国に対抗するものです。ですので

中国が暴挙を止めれば安保法案いらない

ということは明白です。よって麻布の中国大使館はじめ、世界の中国大使館に向けて「あなたたちが埋め立て止めないとわたしたちが戦争にいかなくてはならない確率が高まる。すぐにやめよう」というデモをかける。このデモは安保法案容認派からも強く支持されるので国民が一体化します。世界中でこの運動が巻き起こり、中国が埋め立てを止めればノーベル平和賞も狙えます。マジで本当です。
この運動しようとしたら止めるメンターがいたらそいつは人民解放軍の回し者ですからよろしく。

2 火力発電止めて全部原子力発電でいく

ホルムズ海峡にせよ、マラッカ海峡にせよ、タンカーが通れなくなってエネルギーの供給が賄えなくなることを非常に日本は恐れているわけです。であればいっそ、火力発電を止めてかわりに原発フル稼働です。過去3割近くあった原子力発電はほぼ0に近くなっていて現在は火力発電が9割近い。この比率を下げればタンカーもいらなくなり、海峡を封鎖されても平気です
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なんとかあと30年持ちこたえて核融合の技術を完成させれば、タンカーは不要になります。その間は原発でしのぐ。原発反対だけどタンカーはどうでもいいという人は自分がタンカーの乗組員になりましょう。岩田温さんがブロゴスで書いてましたけど、

日本では報道されませんでしたが、2004年4月、日本の30万トンのタンカーの「高鈴」がイラクのバスラ港沖で原油を積んでいた際に自爆テロボートに襲われた。そのときに身を呈して守ってくれたのは、3人の米海軍軍人と沿岸警備隊員でした。彼らは日本のタンカーを守って死に、本国には幼い子供を抱えた家族が残された。

んだそうです。集団的自衛権の行使がいやなら守ってもらうのもやめて自分でなんとかしようよ。

3 防衛をアウトソースする

総務とかをアウトソースして外部の会社に委託する企業が増えています。防衛も同じ。リヒテンシュタインはスイスに防衛を委託しているので前例はあります。たとえばフィリピンあたりに日本のGDPの5%くらいを払うから代わりに防衛頼むよと打診してみる。フィリピンのGDPは26兆円、日本のは490兆円だから5%でもフィリピンのGDPは倍増するので受けてくれるかも・・。でも軍備と訓練整えるのに20年くらいはかかりそう。これ冗談なので本気にしないように。こんなことしたら世界から総スカン。

とまあ、つらつら考えましたけど対案はこれくらいしか思い浮かばない。

わたしも賛成派、反対派の本をかなり読んで自分の結論として容認派になりましたが、徴兵制度反対だし、軍備の拡張も反対。自分は守ってもらうけど他国は守らないなんていう勝手な時代は過ぎました。NATOとワルシャワ条約機構加盟国の衝突が1回もなかったように、集団的自衛権の行使は個別だけよりずっと安全だと信じます。

仮に米海軍と自衛艦が尖閣周辺の公海上をパトロール中、中国船からRPG(ロケット砲)が米国艦に発射され、自衛艦はなにもしないままポッカーンという形でも米国国民の日本にたいする感情が悪化しないと考えるなら、集団的自衛権の行使はしなくてもいいかもしれません。
えっ、そんなことあるわけないって?

海自護衛艦へのレーダー照射、中国共産党が指示 「砲身向け威嚇」も許可

米軍機にも急接近していた中国戦闘機 習近平の指示が濃厚、米国の弱腰を見た中国が一線を越えた可能性

ほかにも中国潜水艦が演習中の米空母に射程内接近してあわやという事態になったり、おとなりの国はもうめちゃくちゃ。日本が太平洋戦争に一歩を踏み出したのは、旧日本陸軍が勝手に戦争をはじめた満州事変がはじまりなわけですが、変に自信をつけた軍隊ほど危ないものはない。威嚇だけでギリギリ済んでるけど、一歩進めば小競り合いの戦闘も起きるのは明確です。そのまま全面戦争になる可能性はほとんどないけど、友好国が攻撃されるのを見ているだけでは信頼関係はなくなっちゃうわけで・・。
そんなわけでこれオススメ

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