目の付け所はシャープだがマーケティング能力がないことを蚊取空気清浄機に見た!!

2017年5月23日

自分が世の中で一番嫌いなもの、それは「蚊」です。蚊でもいろいろいますが、もっとも嫌いなのは

ヒトスジシマカ!!

こいつです。写真はWikipediaから借りてきました。いつも寄付してるからこれくらいいいだろ。

こいつは真っ暗だと刺さない。薄暗い時が得意なのだが日中でも腹が減ってると平気で刺す。色が黒くて縞々でカモフラージュされており、飛行速度が速いしシャア専用ザクみたいな素早い動きでなかなか叩けない。デング熱を媒介するのはこいつ。空き缶とか小さな水たまりで増えるので最近の蚊業界の最大勢力なのだ。インドネシアでデング熱やマラリアを媒介している熱帯シマカも見た目が同じ。こいつはかんかん照りのマッ昼間に来る!!

子供の頃は茶色のアカイエカが多く、こいつは動きが鈍い代わりに真っ暗でないと刺さない。寝ている耳元にプーンと来るのはこいつ。プーンと来たらさっとおきて電気を付けると白い壁にとまってしまうから簡単に殺せた。先日に種子島に行ったら久々にこいつがいたので楽しんで殺しました。ww 蚊の世界も昔は平和で良かった。

で、うちは一戸建てなので車に乗ろうとするだけで隣家の庭からヒトスジシマカが飛来する。夏は車やバイクや自転車の回りに殺虫剤を撒くのだが、それでもやってくる。殺虫剤の霧の中を突き進んでくる。お前はザクか!!

風が吹いても平気な屋外用の蚊取りがほしい

マンション高層階は除き、東京はどこにでもヒトスジシマカがいる。家の中ではこれを各部屋に装備。玄関は1日数回、各部屋も見つけ次第シュッとやっているのでほとんど蚊は生存できないが、屋外が困るのだ。

屋外に設置でヒトスジシマカを壊滅できるものはないか

これがいまの自分の最大の物欲なので、しょっちゅう検索して探しておる。
前にもこういうエントリーを書いた。

デング熱流行で野外蚊取り機がビッグビジネスになる日

Amazonで出てくる中華製の野外蚊取り機はみんなインチキ

ちょっと前にはこれが話題だったが
日本で一番蚊が嫌いな私がこれならいけると思った蚊取り器で起業だ

ググると実際に試したレポートのブログがたくさん出てくるが日本では全く機能しないらしい。夜間に気温が下がってちゃんと発酵しないからだという説もある。実際には蚊は二酸化炭素よりアミノ酸に反応するからという説もあった。

なんかよさげなのはヤナセ産業(ヤナセからM&Aしたけど名前が残ってる)で販売しているモスキートマグネットというやつだが

なんと定価179,000円(税別)!!!

コレ、実はアメリカのeBayで329ドルで販売しておる。送料入れても5万だ。いくらなんでもこの時代にこの内外価格差はヤバイ!!!売れたらすぐ並行が入るでしょ。
とはいえプロパンをずっと燃やしっぱなしだし、とにかくでかい。でかい庭がある人ならいいかもしれない。

話が長くなったが・・・今朝ほど朝飯の時にテレビコマーシャルでこんな商品を見た。


コレは・・・蚊が薄暗いところに入る習性を利用している!! 目の付け所がシャープやね。とおもったらこの対談が素晴らしい。

商品の発売までに6年かかったんですが、そのうち4年は方式を見極めるのに費やしました。 一般的な方法でいくと薬剤を使って蚊を殺虫する方法があるのですが、それだと「空気清浄機と蚊取り器を併用するのと何が違うの?」となりますし、赤ちゃんやペットのいるご家庭にもおすすめするには、やはり薬剤は使いたくない。 では、どうやって蚊を捕獲するか?蚊の習性を利用すると言っても、どんな習性が利用できるのか、まさに暗闇の中で道をみつけるような作業でした。 実験はトータルで67回行い、使った蚊の総数は1万匹以上です。6年という開発期間は、他の商品に比べても群を抜いて長い期間です。

熱い!!!熱いやないかい!!!

<蚊取空清の蚊捕獲率>
アカイエカ:約95%、ヒトスジシマカ:約88%、チカイエカ:約98%。
●試験機関:(一財)日本環境衛生センター ●試験方法:約22m³(約6畳相当)の試験空間にFU-GK50、ダミーの黒色のボックス、2カ所に砂糖水を設置し、試験空間中央部より蚊を放ち、22時間後(明室状態14時間+暗室状態8時間)の蚊取空清での捕獲率を測定。

Amazonでも発売開始している!!

素晴らしいが、同時にシャープの経営者はアホかと言いたい。なんで無理矢理にプラズマクラスターとセットにするんかいな。蚊が出るのは初夏から夏だ。窓を閉め切ってエアコンかけると蚊ははいってこないだろう!!!窓を開けてるときこそこれが必要なのだ。窓開けて空気清浄してどうするんや。だいたいプラズマクラスターとかこんなの買いそうな人の家にはすでにあるわ。たぶん空気清浄機の部門の予算で開発したから空気清浄機必須ということなのかもしれんが・・・アホでしょ

空気清浄機能を無理矢理付けて激無駄!!!

誰か、UVライトで色が黒くて暗い部分があって蚊が近づいたら吸い込んでしまう奴を野外用に防水で作ってください。プラズマクラスターがいらないんだからもっと安くなるし、できればソーラー充電ならコンセントもいらない。9800円くらいなら庭に数個、玄関に1個置くわ。ほんっと

シャープさんの上の方、かなり馬鹿!!!

と、怒っています。だからダメなんだよ・・・・・。鴻海の人が知ったら↑の商品企画、ぜひお願いします。
というか、スタートアップで誰でも作れるんじゃ・・・・w

  • 0
    このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 100
    follow us in feedly
PAGE TOP