ワンコが好きなら読んでみたい本

2019年4月30日

みなさま。1週間のご無沙汰です。ブログを2010年に書き始めてからこれだけ長期間休んだのは初めてです。SNSには投稿しましたが、最愛の愛犬(というか神様みたいだった)であった小雪さん(享年18歳4ヶ月)が4月23日に逝ってしまいました。1年ほど前から急に衰えてきて体重も半分になり、ここ半年は抱いていないと寝ないのでソファに座って抱いて夜を過ごしていました。詳しく書くと同様にワンコやニャンコやハムスターや家族を亡くした人にフラッシュバックを起こしますのでやめておくことにします。1つ言えるのは悲しいときは友人と会ったり酒浸りが効果的です。お酒の力でだいぶん助かりましたよ。

本日は平成最後の日、雨は降ってるし、南東風は強いしで海はお休みです。昨日は2週間ぶりにサーフィンしてみました。最初は力がでなくてヘロヘロでしたがだんだんと元に戻ってきた気がします。
さて、同様に家や旅行先で雨で暇な人のために、ワンコが好きなら読んだ方がいい特選をお届けします。これ、どれも何回も読みました。


これは子供の時に児童文学版を読み、大人になってから完訳を読みました。ジャック・ロンドンは1916年に40歳で亡くなっています(自殺)が、この小説を書いたのは明治30年くらいです。同時代の夏目漱石は「吾輩は猫である」を書いていますが、あれは人間の視点を猫に置き換えただけ。
それにたいしてジャック・ロンドンの動物小説は完全に動物の視点です。擬人化がほとんどなく、自然の描写や自然との闘いが淡々と描かれます。生き残るためのやや残酷なシーンもあります。でもこの作品を読むと大型犬と暮らしたくなります。それにしても100年前に犬をこんな風に描けるなんて日本よりどれだけ進んでいたのか・・・日本じゃいまだに「犬畜生」とかいう高齢者がいますからね。


これもジャック・ロンドンの作品ですが、全米で大ヒットして彼の名声はこれで確約されました。「白い牙」と時代が同じでゴールドラッシュのアメリカですが、対照的なのは「白い牙」は狼とのハーフでもとは野生なのが人間社会に入って来るストーリーで、こちらは逆に飼い犬が野生に戻っていくという真逆な点。こちらのほうが多少擬人化があります。子供の時に読んだのにはそり犬としてのリーダーのライバルに「スピッツ」が出てくるのですが、どう考えても誤訳でサモエドじゃないかとずっと思ってました。

これがスピッツ

これがサモエド

どうみてもスピッツには犬ぞりは曳けないだろう。写真はSnapmartで買ってきました。両方ともあった。やるな。


これは児童版なので、小学生のお子さんには是非。大人には青空文庫があります。自分がシートン動物記にはまったのは小学校一年生の時で、この狼王ロボを読んだ時は凄い衝撃だった。思わず泣いてしまったことを覚えてます。ところで

柴犬キター!!!! 狼に一番近い犬、それは、し・・ば・・け・・ん・・!!


なんですよ。このときは小雪さんも見た目、若かったなあ・・・・

本じゃなくて映画ですが・・・・

コレ見ると号泣しますが、いつかまた形を変えて小雪さんと逢えるかもしれないと思うのです。小雪さんは一発芸がありましたから、たぶん逢えばすぐ分かる。わたしと同じ経験をして辛い皆さんもコレ見たら泣くことは泣くけど希望が持てる素晴らしい映画ですよ。

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