喫煙してるくせに「老後に2000万必要とか聞いてないガー」とかいうな!!

2019年6月24日

ホリエモンが「年金返せデモ」にたいして「税金泥棒」といって炎上してますが、そこだけ切り取られて見ている人には何が何だか分からない。

そもそも15年も前の小泉政権の時に「年金の掛け金をあげて支給を減らす」して年金制度が崩壊しないようにした、いわゆる「年金100年安心」(政府はそんなこと言ってない)という制度に代わり、そのときは今以上に騒がれて報道されたのに、今頃「聞いてなかった」とか馬鹿言うのもほどほどにしろと。これは野党にも、いや与党にも同様に言いたい!!

「年金返せデモ」であるが、15年の前にあれだけ報道されたのに、今頃になって貧困でお金が無いから2000万円なんて貯められないと騒いでいる。ホリエモンがTwitterで「税金泥棒」という発言をしたのは、その前にデモがバカらしい的なことを投稿したらかなりの罵声を浴びていた事に始まる。これにたいして「税金泥棒が」と言い返したわけ。

「そもそも自分の社会保障を自分で負担できているのは年収900万以上の人」という前提で、これ以下の人たちは残念だが自分の納める税金や社会保障費用ではまったく足りず、税金でまかなわれてる。その税金は誰が納めているのというと、それ以上の年収の人だ。だから「そもそも自分の分の社会保険さえ払えてなく税金でまかなわれているのに、今頃になって被害者意識丸出しで権利主張だけするのはあんたこそ税金泥棒だ」という意味で言っていた。少なくともTwitterでタイムラインを見ている以上はそうだった。切り取り恐い。

とまあ、そんなこといっていても前に進まないのでわたしはちょっと建設的な事を書きます。www

貧困で低学歴なほど喫煙率は高い

まず、この前提から認識して欲しい。

1 低学歴ほど喫煙率が恐ろしく高くなる

統計は嘘をつかない。
日本における学歴と喫煙率の関係論文

特に若い世代と女性ほど、学歴と喫煙率の関係が明確に出る。おそらく年配の人はもともとみんなが吸っていたが、いまでも喫煙しているのは単に意志が弱く、他人に迷惑を掛けてもかまわないという感性の人たちだけが残っているので学歴に若年層ほど差が出ないのだろう。とはいっても

55〜64歳男性の喫煙率
※60歳を超えると医者に止められて喫煙率はかなり下がる
中卒 44.8%
高卒 40.2%
大卒 31.4%
院卒 16.6%
と、中卒の喫煙率は院卒の3倍近い。

喫煙率の一番高い35〜44歳男性の喫煙率
中卒 66.4%
高卒 54.9%
大卒 35.8%
院卒 17.1%
で、中卒の喫煙率は院卒の4倍

しかし、全年代で一番喫煙率が高いのは、男子の25-34歳の中卒でなんと68.4%である。驚くべきは中卒女子で25-34歳で49.3%、35-44歳で47.5%である!!!いかにDQNの喫煙率が高いかが分かる。

次は、学歴と年収の関係だが厚労省によると

こちらも明確な関係が見受けられる。

男性22-24歳では大学・院卒が22.64万円。高卒が19.86万円とそれほどの差は開いていないが、50〜54歳になると大学・院卒が53.52万円なのに対し、高卒は34.7万円と7割以下の賃金になる。学歴と収入は大きく関係すると言っても良い。もちろん中卒だって稼いでいる人は稼いでいるし大卒だってニートはいるのであくまでも統計的な数字です。

従って貧乏なほど喫煙率は高い

学歴が低い方が収入が少なく、学歴が低い方が喫煙率は高い。となると当たり前だが

貧困なほど喫煙率は高くなる

ということが容易に推測できる。実際に生活保護受給者の喫煙率は非常に高いことが知られている。前に受給者のインタビューで「毎日、コンビニおにぎりしか食べられない。タバコは止められないので食費がない」というのを掲載していたメディアがあったが、タバコを止めれば月に1万円以上浮くわけで、それが止められないので栄養が足りないからもっと生活保護費をよこせと言われても困るのである。

実際の厚労省のデータでも

笑っちゃうほど明確になっている。

こちらは朝日新聞の2015年の調査だが、右側を見てください。

低所得者層に人気のある政党は明確に共産党と公明党となっている。先日の年金返せデモは共産党の主導。赤旗読んだらもう事実関係がめちゃくちゃ www
「老後2000万円」の衝撃参院選争点に急浮上 貧しい年金政府が証明

 「『100年安心の年金』なんてウソだったということだ」。元瓦職人の小川延男さん(76)=東京都北区=は憤ります。年金は手取り月約3・5万円。続けていた仕事も足が悪くなり最近やめました。「電動カートを借りて月2600円。介護利用料もタダじゃない。これからどうやって生きていこうかと思う」

「100年安心の年金」なんて政府はいってないし、これは掛け金をあげてもらえる額を下げていくから100年年金制度はなくならないという意味で、100歳まで年金で安心して生活できるってことではない。なんでそんなにねじ曲げるのかな。だいたい国民年金は自営業が老後、孫になにか買ってあげる程度のもので、それをあてにしてなんの貯蓄もしてないっておかしいでしょう。

さて、「年金返せデモ」は共産党の主導である事から、低所得者層、低学歴層が多かったであろうことは推測できるが、ということは「喫煙率も高い層」ということも同時に推測できる。土建業、現業職は喫煙率が非常に高いので、この元瓦職人のお爺さんも喫煙していたのではないかと勝手に思うが、それではタバコを止めて、積み立てNISAにした場合、いったいいくらの老後の資産ができるか、自分で計算するのは面倒なのでTwitterで募集してみました。


そうしましたら、どんどんと計算大好きマンが応募してくれました。東大准教授の五十嵐君まで・・・・www

タバコは昔のセブンスター、いまのメビウスで計算しました。過去20年の価格から年計算で3%ずつ値上がりしています。また加齢により数本数は増えますがそれは無視。NISAの利回りは金融庁のサイトにも3%とあり、かなり堅く見てそれくらいはいけるので、この投稿がドンピシャ

男が喫煙を
20歳から止める 3374万円 ww
30歳から止める 2009万円
40歳から止める 1121万円

という試算になりました。実際には3%とかかなり堅い数字で5%はいけるだろうという意見も多く、もっとちゃんと運用しろよというところで


という試算もありました。これはかなりMAXでしょう。

言い換えると
JTは貧乏人を中毒にして老後の蓄えをさせなかった

ということもできます。気づかないのは中毒を「自分の意志で吸ってる」と勘違いさせられている馬鹿な皆さんです。

もちろん、こんなブログを書いても中卒の35〜44歳男性には届かないことは承知しています。しかしこの年代なら煙草を止めてその金額を毎月積み立てNISAにすれば1000万以上、下手したら2000万位の老後の蓄えができることは計算上明らかです。

金融庁も「2000万勝手に貯めてよね〜」とレポート書くのなら、JTの株式をとっとと売却してしまってその金で禁煙外来の補助とか出して、

禁煙して老後のお金を貯めよう

にするほうがデモも起きなくて良かったのにと思いますよ。www 少なくとも国民のうちの9割近い非喫煙者は、「そうだそうだ。自分で金を灰と煙にして他人の健康まで害して、それで100年安心とかウソだとか、何言ってんの」と金融庁に大賛辞を送ったと思います。単に2000万貯めろといっても「元手がないガー」というのが関の山。

煙草止めてiDeCoとつみたてNISAに!!!

ということで一件落着です。吸わない人も吸ったつもりでその分投資しよう。

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