年収1000万なんて簡単だよを、概念的に説明するで

Twitterで「年収1000万なんてその気になれば簡単だ」というと、必ず貧乏人から

「年収は運で決まるから無理だ」　※マジアホ
「マウントとるな」
「そんなわけないだろ」
「金持ちに搾取されている」
「そのためには起業とかいうがリスクあるだろ」

みたいなのがわっと出てきて食いついてきます。アカウントを見ると「ゲーマー」「アニメ」「バイク」が多いように見えるがもともとTwitterではゲーマーやアニメ好きが多いからだけなのかも。しかしゲーマーは人生の時間のうちかなりをゲームに使うから、貧乏やむなしというのは物理的に仕方ないわな。

さて前にも書きましたが・・・

25人に１人の年収1000万以上の皆さんが日本の所得税の半分を負担しているって知ってます?

日本では年収1000万の層は全労働層の4%しかいません。しかし試算によると年収900万を超えてやっと自分が納める税金や保険料がトントンになる。つまりそれ以下では他人のお世話になっているわけで、自分のお尻も拭けていないのである。900万まで下げるとたぶん5〜6%までは行きそうである。

しかし世の中にはそう聞いても「別にイイじゃん。そのほうが楽だし」というヤツもいて、そういうのは親の脛をかじってダラダラと無職でゲーム三昧していても恥ずかしいともなんとも思わない。まあ価値観とかプライドの問題なのでそれはそれでいいのだが、「なにくそ。自分の尻くらい自分で拭けるようになりたい」という上昇志向のキングダムの信みたいなのもたくさんいるわけです。

後者であっても、「やっぱ900万とか1000万とかは夢のまた夢」と思い勝ちだが、実はそんなことないというのを簡単に説明します。

アリの世界の2:6:2理論を理解する

↑　※2-6-2の法則も用意してるイラストやって凄いわ

漫画「ドラゴン桜」の中にも出てくる理論だが・・・

◎働きアリのうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。
◎働きアリのうち、本当に働いているのは全体の8割で、残りの2割のアリはサボっている。
◎よく働いているアリと、普通に働いている（時々サボっている）アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。
◎よく働いているアリ2割を間引くと、残りの8割の中の2割がよく働くアリになり、全体としてはまた2:6:2の分担になる。
◎よく働いているアリだけを集めても、一部がサボりはじめ、やはり2:6:2に分かれる。
◎サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。

というやつです。ちなみに元になったパレートの法則は真ん中の60%がなく、
◎売上の８割は２割の商品によるもの
◎税金の８割は２割の層によるもの
みたいに使われます。

ドラゴン桜では、Fラン高校でも必死にやるヤツはけっこうやるし、進学校でも本当に頑張ってるのはわずかという例に使用されてた。進学校の場合は学校のサポートや周囲の環境があるから６のヤツもそこそこできるからちょっと比率は変わるとは思う。

で、これをざっくりと当てはめると

本当に頑張って働いてる人は全体の20%

ということになりますね。確かに全年代層の30%が貯金０ということなら、やる気全くなしが20%、他の要因で貯金できない人が10%ということになります。

で、だ。
25人に１人しか1000万円稼げないから無理っぽく見えるのであって、その母数は実は100人ではなくて、必死に働く20%しかいないのである。つまりライバルは全労働人口の20%だけで、その中にはいれば５人に１人が1000万の壁を破ることができるという荒っぽすぎる計算になるわけです。

５人に１人ならなんかいけそうな気がしない??

もちろん働きアリのマインドであっても、元から高収入とは無縁の仕事に就いている方もたくさんいます。それはそれで素晴らしい人生だと思いますが、たくさん稼いでたくさん税金払うマインドの人から見ると、実は到達できる確率は1/5よりもっと高いわけです。

高学歴の人しか就けない職業は、幼少期から20%にはいって勉強して努力しないとだめなわけで、成人してから「いまのままじゃいかん」と一念発起しても手遅れのケースも多い。弁護士とかの資格を必要とする職業はその限りではないが、金融とかはそもそも入社するのは無理でしょう。

しかし、エンジニアでも、ラーメン屋でも、うどん屋でも、便利屋でも、八百屋でも、ドカチンでも、運送屋でも、中古車屋でも、1000万いってる人は行ってます。飛び込みのコピー機とか浄水器の歩合制営業マンでも行ってる人はたくさんいるでしょう。そもそもからして巻頭に戻り、なんだかんだ噛みついてくるのは「やり気のない２割」の層であり、最初から「自分が金がないのは運がないからだ」「世間が悪い、安倍が悪い」といっては遊んでる層です。真ん中の６割の層でも「そうか、じゃあやってみるか」と考えるのはたいして多くなく、そういう意味では

そんなレッドオーシャンでもないよね

という感覚なんです。実際に1000万壁を突破した人はそう思ってる人が多いと思うなぁ。
よーし、漫画でも出てたぞ!!