日本の子どもの自殺率はどうしてこんなに高いのか

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高市さんのバカ答弁は

3月16日の参議院予算委員会で、立憲民主党の小沢雅仁参院議員から
「総理に伺います。1週間で10人の子どもが命を絶っているということが、現状であります。子どもたちが自らの命を絶つという社会に、未来はないと思います。子どもたちの命を守るために、内閣総理大臣として、どのように向き合って、子どもの命を守るために総動員をして、命を救う、そのご決意もお伺いしたい」と問われ、答えた高市総理

「多くの子どもさんたちに、お伝えをしたいのは、あなたはひとりで生まれてきたんじゃないということです。お父さん、お母さん。そして、おじいちゃん、おばあちゃん、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃん…と数えていきますと、7代前まで、直系だけで250人を超えるご先祖様が大人になり、また子宝に恵まれ、そのすごい偶然、すごい奇跡的な幸運に恵まれて、ひとりの命がある。自分の命の重さもそうだし、他人様の命もそうだということは、ぜひみんなで共有したいと思います。

正確には254人です

は? と思ったのは私だけではなかったでしょう。自殺を考えている子どもに「ご先祖様に申し訳ないから自殺するなと」と・・・バカなんでしょうか。

SNSでは仏教には『七世父母』という教えがある。これをいっただけだと協調する支持者もいたが、『254人という数字を具体的に示す』という形式は、伝統的な仏教の教えには存在しないとばっさり返す刀で切られていた。
統一教会に「先祖解怨(せんぞかいおん)」という教義があり、「7代分の解怨で280万円の献金」という実態があった。「あなたには、7代前からの先祖250人がついている」などと即座に言葉にしてしまう統一協会の説法ではないかと大炎上中です。

先祖7代「解怨」で280万円献金、「420代前まで必要」と…旧統一教会元幹部が実名証言

わたしが個人的に思うに、高市さんはあまり頭がよろしくないので、統一協会で講演したりしたときにこの話を聞き、「いい喩えだからいつか使おう」と思っていたのではないか。しかし出所が統一教会と言うことがすっぽり頭から抜け落ちいてた。横にいた自民党首脳部も最初は頷いていた片山さんも「何言ってんだ」というように固まってたのが笑える。

なんせ、この数日だけで

・今上天皇を根性天皇と呼んでしまい
・(夫婦選択姓別姓に反対するのは)家族の一体感にこだわっているものではない
 →あれ? じゃあなんで反対してるの
・どうして米国のイラン攻撃を非難しないのですか?
 → わたしはトランプ大統領に会います。以上

と、支離滅裂な答弁を繰り返す高市さん。支持率も怒濤のように下がっており、どうも民意は急速に醒めてる模様で政権発足時から約24ポイントの下落ペースは、就任からわずか5か月あまりの政権としては異例の速さ

高市内閣支持率「79.5%→56.0%」、わずか2か月半で23ポイント下落の背景を検証

で、前文が長くなったが統一教会は置いておいても、高市さんの子どもの自殺に対する答弁はピンボケもいいところで、逆に貴方が言ってるご先祖さんとか、家とか、直系とかそういうのが子どもの自殺の要因の一つであるという話を論文から引用して説明します。

世界で最も子どもの幸福感が低い国のひとつが日本

以前書きました。
https://www.landerblue.co.jp/59656/

まずユニセフの調査で日本の子どもの幸福度は38ヵ国中37位

わたしはこの理由をまずは子どもに自由がない、がんじがらめであるからと推測しました。


アレをしてはダメ、コレをしてはダメ、果てはご先祖様に申し訳ない(高市論

つまり社会からの圧力が強いのが最大要因ではにないかと思うのです。

LGBTは病気だ
同性結婚は認めない
結婚したら同じ姓を名乗るのが当たり前だ
親を大切にしろ
結婚しないで子供を作るのはふしだらだ
親の反対する結婚はするな

などなど、保守派、守旧派といわれる爺さん、婆さんが強い。子どもにはもう未来がない。こうした先進国には韓国と日本くらいしかない抑圧された社会が子どもの自殺の要因のひとつではないかと思うんですよ

それを示す論文、じつはたくさんあります


たくさんありすきで迷いましたが、いちばんコレだと思ったのは
https://institute-of-mental-health.jp/thesis/pdf/thesis-12/thesis-12-01.pdf

本文を確認して、結論と限界が混ざらないように整理しています。要点だけ先に言うと、この論文は「厳しく統制する親の育て方は、子どもが大人になった後の心の健康にマイナスに出やすい」という内容です。

この論文をひとことで言うと、
「子ども時代に“厳しく押さえつける親”だったと本人が感じているほど、その人が大人になった後の心の健康は悪くなりやすい。一方で、“きちんと導くが、話し合いもして自律を尊重する親”は、その後の心の健康にプラスだった」
という内容です。

この研究は親の育て方を3つに分けています。

authoritative は「ルールはあるが、理由を説明し、子どもと対話し、自律も尊重する」型、
authoritarian は「従わせる、強く統制する」型、
permissive は「かなり自由にさせる」型です。

調査対象は日本の 1,320人 で、会社員、大学生、病院スタッフなどに、自分が子どものころ親からどう育てられたかを振り返って答えてもらい、同時に現在のメンタルヘルスも測っています。つまり、今の子どもを追跡した研究ではなく、大人に過去を回想してもらった研究です。
結論としては、父母ともに authoritarian(権威主義的・押しつけ型)な養育は、その後のメンタルヘルスを悪化させる方向に出ました。具体的には、症状の多さ、不調、自他へのリスク、生活機能や心理的ウェルビーイングの悪化と関連しました。逆に、父母ともに authoritative(対話しつつ導く型)な養育は、その後のメンタルヘルスに良い影響を持っていました。

細かくみると、論文の表では、父親の authoritarian は「症状の多さ」「自他へのリスク」「生活機能・心理的ウェルビーイング」に有意な悪影響、母親の authoritarian も「症状の多さ」と「生活機能・心理的ウェルビーイング」に悪影響という形で出ています。一方、父親の authoritative は症状を減らし、生活機能を改善し、母親の authoritative は自他へのリスクを下げる方向でした。

この論文の結論は

この論文は、かなりはっきり
「押さえつける育て方はよくない。対話しながら導く育て方がよい」
という結果です。
なので、「抑圧感」「封建的」という言葉を研究用語に直すなら、この論文ではかなり近いものが authoritarian parenting(権威主義的・統制的養育) に当たります。

また、母親と父親の違いでは、回答者は男女を問わず、母親のほうを父親より authoritative と見なしていたと報告されています。論文は、日本では母親のほうが子どもと過ごす時間が長いことが関係している可能性を述べています。さらに、昔ながらの「厳格な父親像」は、現代日本では以前ほど強くないかもしれない、と考察しています。

著者たちは考察で、日本ではかつて受け身・慎み深さ・親への服従が徳とされやすい面があったが、現代社会ではそれだけでは適応しにくく、自己主張や自信、健全なコミュニケーションがより重要になっている、と述べています。その文脈で、authoritative な育て方は、子どもがそうした力を身につける助けになると論じています。

「ご先祖様に申し訳ないから自殺するな」は全く効果がないどころか逆効果でしょう。

3つの親の型をざっくり説明すると
1. authoritative「きちんと導くが、対話もする親」

●特徴 
ルールはある ただし理由を説明する 子どもの意見も聞く 自立を促す 叱る時も一方的ではない
●イメージ
「夜更かしはだめ。でも、なぜ体に悪いのか説明する。どうしたら守れるか一緒に考える」

この論文では、いちばん望ましい型として出ています。将来のメンタルヘルスにプラスでした。

2. authoritarian「従わせる・押さえつける親」

●特徴
命令が中心 理由をあまり説明しない 親に逆らわないことを重視 厳しく統制する 子どもの気持ちや意思は後回しになりやすい
●イメージ
「黙って言うことを聞きなさい。口答えするな」

この論文では、メンタルヘルスにマイナスでした。「抑圧感」や「封建的な感じ」に一番近い。

3. permissive「かなり自由にさせる親」

●特徴 あまり叱らない ルールが弱い 子どもの好きにさせる 統制が少ない
●イメージ
「好きにしなさい。あまり口は出さない」

これは「優しい親」とは限らず、関わりが薄い場合もあります。

「日本社会の抑圧感」「封建的な面」が子どもの精神を壊す

●親に従うことを強く求める
●理由より服従を重視する
●子どもの自律性を抑える
●意見を言いにくい
●上下関係が強い

という形が一番危険で、封建性 → authoritarian parenting(権威主義的・統制的養育)にかなり近いです。

明治時代の教育に戻せ、家制度を復活しろ、夫婦選択姓別姓はけしからん、親の面倒は子どもが見るのが義務、学校の先生には従え、先輩には従え、ブラック企業でも頑張れ、上司に怒鳴られても我慢しろ、自衛隊員は最後まで戦え、のような昔の日本に戻せみたいな考え方は、明確に子どものメンタルをマイナスにするわけです。つまり極論を言えば右派の存在自体が子どもの自殺の要因なのです。

参政党みたいに教育勅語を復活させ、天皇陛下の言葉を暗唱させる教育などはじめたら、悲惨なことになると思いますよ。

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