Googleさんが著者情報に基づいたランク付けをすると実名、匿名論議が決着する(かも)

2014年5月8日

別にどってことない感じで10分で書き、しかも炎上しそうだったので5/5の夜にわざわざ投稿したのに変にバズってしまったこのエントリー。親の心、子知らず・・・。

客の質によってサービスを変えるのは妥当かどうかについて

けっこう多い反論に「こんなことは書かずにお金を使う客にきっちり手を掛ければよい」という声があった。しかし、混雑してるのに長時間ろくに注文もしないで席を占領する人たちは、そもそもがKYなのである。手を抜かれても嫌がられても気づかないし、気づいても気にしないレベル。席数が少ない店ではこういうKYの方にかなり痛い目を見てるんだな、と私は想像した次第です。
しかし、このおかげでAmazonの1円本が3500円にまで高騰し、売り切れてしまいました。需要と供給による価格の決定という資本主義の恐ろしさを見ましたよ。

さて本日は、またまた昨日こんなのが流れてきましたよ

Google「バックリンクの重要性は薄れる」今後は著者オーソリティやコンテンツ分析へ

今後数年も Google はウェブサイトやページの基本的な評判(Reputation)を評価するためにバックリンクは検索順位決定のためのシグナル(手がかり)として利用されるが、徐々に重要性は少し薄れるだろうと見解を述べた。Google は、ある特定のページが検索者のニーズに合致しているのか、コンテンツの品質が十分であるかをより精度高く判断するための開発に取り組んでいるためだ。同社は誰が書いたページなのかという著者のオーソリティに基づいたランク付けすることに取り組んでいる。特定分野の専門家が書いた文章と特定できれば品質推定に役立つからだ。たとえ執筆者の特定ができなくても、自然言語処理技術が進化したことで、Google はキーワードレベルではなく実際の言語、何がそこに書いてあるかをより正しく理解し、その著者が当該分野におけるエキスパートなのか判定できるようになると説明している。

前々から言われていることでもあるのでそれほどバズっている感じもせず、SEO界隈で人気だっただけだと思うのだが、これは実はめちゃくちゃ重要な意味を示している。非常に大胆ではあるが、ここから将来的に予想できることを勝手に推測して書こうと思います。あくまでも想像で、しかもこの内容から膨らましてますのでそこんとこよろしく。

すでに内容のない無意味なサイトやブログからのリンク1000本より、有意義なサイトからのリンク1本のほうがよほど評価されるようになってきているが、バックリンクの重要性が薄れると電話営業のしつこいSEO業者は滅亡に向かうことになる。また現在ではソーシャルでバズると順位が一気に上がったりするけれど、これも徐々に薄まってくる可能性も大。

ソーシャルの場合も、フォロー数は少ないが多数のフォロワーを持つインフルエンサーと、ごく普通の人のリツイートでは重要性が違ってくると想像しているのだが、当たるでしょうか? よって情報商材屋がやってるようなスパムアカウントや金目当てのフォローとかは意味が無くなる。そして・・・

実名が匿名よりも評価されるようになる、かも?!

すでにGoogleは著者のオーソリティを検索結果に示すようになった。たとえばこのブログが検索結果に出る場合、

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こんな感じでわたしの顔と、著者名が出ます。別にGoogleさんが勝手に気を利かせてやってくれたわけではなく、こちら側で自分のサイトをGoogle+と紐付けるとこういう風に出る。これで上記の記事にある「誰が書いたページなのかという著者のオーソリティ」が表示されたわけです。上記の記事から想像しますと、「誰が書いたかわからない匿名のもの」よりも、「実名と顔を出して責任の所在を明らかにしたもの」を「信頼できる」として上げてくる可能性があるわけです。そうなると特定分野の専門家が書いた文章と判断すれば評価が上がる。匿名でブログを書いてそれがいくらバズっても、実名で顔出しにはかなわない時代が来るかもしれない。

余談だが、ネットでは「実名なんて怖くて出せない」という人がけっこういる。しかしいくら匿名でもその気になれば特定されてしまうのがネットの宿命。別に自分は気にしないし、200万PVあった月でも声かけられたことなんて無いのでそういう意味ではたいしたことないとも思っている。ストーカーにも出会ったことはないし、変な営業も来ない。逆に変な営業やスパムには敬遠されている気さえする。www まあ、遊びで軽く使うには匿名のほうが楽でいいんでしょうが・・・。

現時点ではまだ、匿名と実名でランキングの差はでていないらしいのだが、これが実装されてくるどうなるかというのがここからの話。繰り返しますが単なる想像です。

企業のブログも担当者が顔出ししないと無意味な時代に?

楽天ならともかく、普通の企業では社長ブログならともかく、ブログやFacebookページに担当者が出てくることはない。なので代理店に丸投げ運用とかもあるのだが、それをしたら評価されなくなってしまう可能性もある。ブログやコンテンツを書くのは専門家で、しかも自分が顔を出して責任持って書く時代が日本の企業にやってくるのか

アフィリエイトサイトは厳しくなる?!

真っ当なアフィリエイトで食ってる会社もけっこうあり、検索結果には彼らが必死で作ったアフィリエイトサイトが上位に出てくる(カスはとっくに圏外に飛んでいるのでちゃんと作ってるのが出てる)。特にFXや不動産、保険などの高額な広告が配信されてくるジャンルでは熾烈な戦いが繰り広げられているのだが、仮に著者のオーソリティが確認され、特定分野の専門家が書いた文章と判断したものが上に出るとすると、従来のアフィリエイトサイトは勝ち目が無い。

そうなりますと、アフィサイトはキュレーションサイトとして著者を抱えて実名でサイトを運営していくことになり、アフィサイトではなくて真っ当な専門ニュースサイトになるわけで、それはそれでいい気もする。www ただし運用コストがめちゃかかりそうです。

実名の時代がGoogleさんのおかげで来る気が

そんなわけで、いまからビジネスのためにサイトやブログやニュースを書く場合、「よっちゃんのブログ」とか「酔いどれ店長のブログ」みたいにしてイラスト入りのあだ名で書くより、写真入れてGoogle+に登録してきちんと身元を公開して書いたほうがSEO的に有利になるかもしれない。顔写真か精密な似顔絵じゃないと表示されないようですので念のため。Googleすげー。

Google、著者情報の写真を検索結果に表示しない措置を実行。15%程度が消滅か?

の鈴木謙一さんのレポートにもあるように、質の低い記事を書いてると顔が消されてしまうようです。面白い。

あっ、検索に著者の顔と名前を入れたい場合、まずはGoogle+に登録し、ヘッタ内に<link rel=”author” href=”Google+のURL” />を記述すればよいですが、WordPressの場合、「all in one SEO pack」というプラグインを入れているとユーザーの下の「連絡先情報」にGoogle+の項目が出てくる。ここにGoogle+のID入れると出ます。

ところでわたしがいま一番買いたいのはコレです。ゴープロはあるのでこれだけで空撮ができる。

これで撮影するとこんなのが撮れます。いまならユーチューバーとしてかなりいけるんじゃないかと思ったり!!
だれかやってらっしゃる方がいましたら、Twitterで「使ってどうよ」を教えてください。墜落したらいやなんで・・


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