地方の個人商店はどうやって生き延びたらいい?

2014年7月30日

一昨日紹介したこの本ですが、二日でAmazonのKindleでセールもしてないのに1位になり、総合でも7位まで来ました。百田尚樹を抜いて真上が池井戸潤。凄い!!おかげで昨晩はAmazonで紙版は在庫切れでダイヤモンド社が四苦八苦。買っていただいた皆さま、ありがとうございます。「今年一番泣けた本」という感想に著者の杉本さんも喜んでました。

さて、突然ではありますが、わたしはいますぐ原発を全廃止はナンセンスだと思ってます。

原発なんて無ければ無いにこしたことはないですが、せっかく多額のコストをかけて作ったものですし、原油高によって経済が圧迫されて日本経済が破綻するよりは、東電の体質を改善させて透明性を高め、安全性を十分に確認してあと20〜30年はびくびくしながら使い、そのあと核融合とかメタンハイドレードなどの次世代エネルギーにつなぐべきと思ってます。太陽光や風力で十分まかなえる的な理屈はすでに論理的に破綻してますし、地熱は温泉街とかが大反対。

次のエネルギーを開発するにも経済的な原資がめちゃ必要なわけで、この20年で「何千年に1回の大地震が原発の直下に来る」か「経済が破綻して次のエネルギー開発も無理になる」というリスクのどっちの確率が高いかというと後者だと思ってます。要はどっちに賭けるかで、確実なほうにベットしたい。
「原発を使い続けるとゴミが出てこれが何万年も云々」という論議をする人もいるのですが、たしかにそうだとしても石油をガンガン炊けば二酸化炭素が大増加する。地球の二酸化炭素を消費していたアマゾンの森林は伐採で凄い勢いで減っていて、だれがその二酸化炭素を減らしてくれるっちゅーねん。放射性廃棄物も漏れ出したらヤバイが、二酸化炭素は漏れっぱなしだぞ。ええっと昨日、熟考の末、割高なハイブリッドの新車を注文しました。

そんな私ではありますが、正当派のゴリゴリの反原発であるかさこさんを、いつもチェックしております。正当派というのはエセ科学とかデタラメをまき散らすヒステリーな放射脳ではなく、それをきっちり否定した上でどうして原発がダメなのかを論理的に考えてるから。書いてる物も面白い。反対派も賛成派もそれだけで相手を全否定では先に進まないもんね。いろんな意見があってもいいでしょ。で、かさこさんの書いたコレ

大型店のせいで商店街が潰れたというくだらない同情論はやめにしたい

これは「そのとおり」と腰に手を当てて大声で言いたいと思いました。

大型店のせいで商店街が廃れた。大資本の収奪だなんてバカみたいな話はもういい加減やめにしないか。商店街同情論は既得権益を守るために、国民の利便性を犠牲にし、社会を衰退させてきた、今の政治家とまるっきり同じ発想だ。既得権益を守って欲しい国民がいるからしょうもない政治家が選ばれ、どんどんこの国は衰退していく。

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実は自分のメルマガにも地方の人から「なんとか地方を活性化させたい」との質問がけっこうあります。

努力をしない企業も学校も、当然ながら個人商店も潰れて当たり前だし、大資本が悪という「プロレタリアート対資本家」みたいな考え方は文化大革命の時に終わったでしょ。ダイエーでさえもイオン傘下になってしまう事を見ても、大きければ大きい同士の熾烈な戦いがあるわけですよ。どんなものも利用者にとってメリットのあるものに置き換わっていくのは当然です。新聞がネットに置き換わっていくようにね。

個人商店はどうしたら生き残れるか


でも、商店街の人も生き残らないといけない。どうしたら生き残れるのか。そのポイントというか考え方をおこがましいですがちょっと考えた。いくらなんでも人口自体が減ってしまって店もみんな閉まっているような手遅れ感満載のところはちょっと無理だとは思います。正直こんなことで生き残れるという自信はないけど、書くだけ書いた(正直)。

地方でも頑張ってる代表が「ヤンキーの虎」です。地方のぼんぼんだったり成り上がったりの皆さんが、マイルドヤンキーを雇用して複数の業種をやりくりして会社を回しています。この人たちは地方でも生き延びているわけで、地方はみんな死に絶えるわけではないんです。

1 手を打つのは手遅れにならないうちに

非常に当たり前なんですが、斜陽になってきているのになにもしない。というかなにをしていいのかわからないままずっと来た、というのが一番多い気がする。ちょっと田舎に行くと「よくこんな店やってるよな」というようなのがいっぱいある。おばさん相手の物凄くダサイ洋品店とか、今どき時計屋とか学生服とか、商品点数が異様に少ない食料品屋とか・・・

「昔からコレやっているからほかのことはわからない。いよいよだめになったら閉める」というお年寄りなら仕方ないが、まだ何十年かは頑張らないといけないのであれば、本当にだめになる前に手を打つべき。お金も底をついて借りることさえ出来なくなってからではなにもできない。まだある程度の資金があるうちに思い切って手を打つべし。これはビジネスの常識だと思います。

2 あちこちかじらず戦力は一気に投入

戦争の基本は「相手の総合力を上回る最大兵力を一気に投入」である。ちびちびと少しずついろいろなことに手を出しても勝てるわけは無い。ここぞと決めたら一気に全兵力、つまり自分のもてる時間をすべて注ぎ込むことが重要。勝てる勝負と見極めたら全力を尽くす。ダメなら撤退の決断は素早く。ヤンキーの虎の皆さんも多角化するときは全力でやってると思います。そしてだめなときの撤退も早いはずだ。

3 他と競合しない商売を選択する

当たり前なんだが、大資本でも無い限り、大型スーパーやコンビニ、日曜大工センターやシマムラと競合して勝てるわけが無い。もっとニッチな商品やサービスにしましょう。そして、個人商店が鞍替えする時の重要なポイントは

利益率が高くて参入障壁が高い商売に

ということになると思う。そんなものあるかと思うかもしれないが、個人商店だって参入しづらくて利益率が高い分野は当然ある。基本、問屋から買ってきて並べるだけの商売は参入障壁は低いし利益率も低い。だって誰でもできるから。

では、どういう商売が「利益率が高くて参入障壁が高い」のかといえば、ほとんど客がいないのに潰れない業種です。
たとえば宝石屋(ココ山岡は手法間違って潰れたけど)とかはんこ屋が潰れないのは、利益率が非常に高いからだ。だから月に数個の注文でも食っていける。しかし宝石屋は目利きが必要だしはんこ屋は技術が必要。目利きや技術が必要な商売に鞍替えするには、努力と勉強が必要です。これができないところは潰れても仕方ないと思う。(宝石屋とはんこ屋は一例なので「これやれば」っていってるわけじゃ無いので念のため)

4 人のフル真似をしない

真似というのはオリジナルを超えることはできない。公認ゆるキャラをいくら作ってもくまモンを超えられない。他でヒットしているものを真似るときは、一手間掛けてオリジナリティを出す。そういう意味でわたしはフランチャイズは全く勧めません。儲かるのは元締めだけ。

5 ニーズを徹底的に考える

実はこれがマーケティング視点だと思います。その商売が消費者に求められているのか考え抜くことです。近くにスーパーができたのに、それより高い価格で全く同じ食料品を売っても勝てるわけがない。近くにいる消費者の事を考える。そしてできれば多少はお金を使えるターゲットを探す。
たとえば年金暮らしのお年寄りが多くてもターゲットにはならない。でも企業の工場があれば勤務帰りに呑んだり遊んだりする場はニーズがある。ドカ盛り系飯屋は潰れる確率が低いのは、ドカ盛り店になれば少しくらい不味くても満足してくれる客が集まるから。マイルドヤンキーが多ければ、友達同士で集まりそうな居酒屋やスナック(笑)。

自分があの人たちならどういう店に行くか

という想像力が必要なんです。

私的には一番オススメは最後に書いたドカ盛り系の飯屋です。潰れそうな商店街の飲食店が話し合い、「ドカ盛り商店街」として売り出す。この町に行くと、ラーメン屋もとんかつ屋も中華屋も喫茶店も全部ドカ盛りなの。全国からテレビも取材に来るし、食べログにも半端ないくらいでるでしょ。デカ盛り商店街の全てのデカ盛りを制覇したら殿堂入り。もう全国からネタ好きが集まってきてすぐにバイラルメディアとかNAVERまとめにこんな感じで出ますから、ホント。

飲食店の原価の大半は人件費で食材のコストではないはず。最後にわたしが食したことのあるデカ盛りの写真を置いて終わりたいと思います。これからメルマガ書く!!

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バリで3キロのロブスターのエビチリ。翌日体調を崩したのが数名でました。

Amazonで「ドカ盛り」で検索したら1個出た。まじか・・・

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