秘伝?? 文章が巧くなる方法について

2015年1月6日

昨日書いたエントリー

どうしてもブログでご飯を食べたい人に

の続きになります。まあここにも書いたのですが、ブログで集客するには、いや、ブログに限らず集客するには「文章力」というものが必要になります。文章力というのは、表面上のテクニックではない。一番大事なのはきちんとしたコンセプト建てと、なにをいいたいのかを決めて、どう表現するかを設計する力です。これを勘違いするととにかく面白い表現だけ使うようになってしまう。文章力のない人の文章は、「結局なにが言いたいのかよく分からない」になりがち。

文章力を身に付けるにはどうしたらよいのかという質問もけっこう寄せられますので、わたくしごときが恐縮ですが軽く語りたいと思います。特にネットの世界のみで育った方は、「文章の書き方」を習う機会がとても少ない。ネットメディアに新卒で採用されて一度もそうした訓練を受けないでニュースや会社のコンセプト書いたりしている人も多いわけです。

昔の印刷メディアの時代は、印刷されてしまったら修正が効かない。よって事前に内容の吟味が行われ、校正もきちんと専門家が行っていました。ネットの場合はあとで修正できるので校正者はいない。わたしもあとで修正するからいいやと毎日変換ミスだらけのブログを公開してるわけですが、これが新聞のコラムだったらそんなわけにはいかないわけ。

コピーライター養成講座に通う

宣伝会議がなんと1957年からやっているコピーライターの養成講座です。実はわたくしがリクルート入社時には、希望者は会社一部負担で通わせてくれました。
ナンチャッテ系の資格スクールとは違い、講師がものすごい。仲畑貴志さんとかをはじめ、マジで日本有数のコピーライターさんたちが勢揃い。昔は糸井さんもいたはず。まあ超優秀な生徒は弟子として引き抜かれたりもするわけですけどね。

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↑見たまえ!!わたしと同じ事を説明しているじゃないですか!!

1コマ2時間全40回で168,000円ですので1回あたり4000円で非常にリーズナブルだと思います。実際にキャッチフレーズの千本ノックとかやりますので、本気でないと続きません。自分がこれで覚えているのは「結論は先に言え」「中学生が分かるレベルで書く」「最後のおおはまぐり(分かる人は数人しかいないだろう)」くらいですが、いまだに頭に染みついてます。

コピーライティングは広告用の文章なので、キャッチフレーズで惹きつけ、本文は読みやすく理解しやすいように書く。このキャッチフレーズの千本ノックを見ていると、本当に才能ってあるんだなということが分かります。凄い人、コピーライターで飯が食える人はすぐわかる。残念ながら自分はここまでの才能はない模様です。

まあ、ここまで本気では無い方はこのあたりの本を読んでみるのも手です

広告コピーってこう書くんだ!読本

わたしの場合、リクルートやめて独立したてときには小学館とか扶桑社とかマガジンハウス、リクルートの各雑誌のライター経験が数年あり、特に小学館のSAPIOでは当時、「小学館の虎の穴」と呼ばれた某氏に絞られまくりました。いまから考えるとありがとうございます、です。

小説とかエッセイを読む

ビジネス本を読む人は多いけど、小説とかエッセイを読むのは女性が多い。男性に人気のビジネス本は、文章力がなくても内容で売れるが、エッセイや小説はそうはいかない。ただ女性には「文章力がある」という人より、易しくて分かりやすい作家が強いというのは偏見かな??(村上春樹は別格)。

文章力が付くのは小説のほう。だって小説は内容自体が架空だから、内容の展開がしっかりしているのに加え、読者が読んで頭の中でそのシーンを思い浮かべないといけないから、表現力がめちゃ大事となります。よって小説を読みまくってると、自然と文章力もついてくる(はず)。本が売れないという現実は、日本人全体の文章力の低下を意味するものでもあるから、逆に言えば他人に差を付けるチャンスかもしれないね。

で、私的に文章が巧いと思われる人を数名。まあこれは好みです。

まずは故開高健。もともとサントリーの宣伝部でコピーライター、そのあとはベトナム戦争に従軍してルポを書いたり、釣り漫遊記から食のエッセイ、小説、哲学まで幅広い。ウンチクの山のような作品が多い。氏の作品は全部読んでますが、下手してかぶれてしまうと文体が似てくるという難点もあります。

今風では有川浩さんがなかなか分かりやすい。最初は少年少女向けのライトノベル作家だったわけでライトな口調はなかなか。いきなり開高健だときつい人でも楽しんで読める。読書の習慣を付けるにはいいです。

そして浅田次郎。この人は完全オヤジ殺しで泣かせの達人です。泣かせ作品もあるけどお笑いも超真面目系もあり、とりあえず全部読んでます。

音読する

わたしが文章の書き方を教えるとき、最初のうち、よくやってもらうのがコレ。自分の書いた文章を音読してもらう。そうすると耳で聞くと冗長だったり、分かりづらかったり、主語と述語が一致してなかったり、書き直す部分が見えてきます。

これに加えて「大量に書く」というのもありです。漫画家だって同じ。長いシリーズで初期の画はめちゃくちゃ下手だったけど、最後のほうは物凄く巧くなったりするじゃないですか。文章も同じです。自分はライター時代、取材終わって1日で16ページ分書いたりすることがあり、月間で見たら相当量の文章書いてました。これでだんだん早く書けるようになりました。ブログを毎日、しかも長文で書くというのは「あり」だと思います。ちなみにわたしはこのエントリーはいろいろ調べながら書いたり、メール返信したりしながらなのでだいたい2時間くらいかかりました。それではこれから打ち合わせに出ます。

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