子供をバカッターにしないためにはお父さんがどう動くかが大事という話

2015年3月4日

本日はメルマガの日。しこしこ書かないといけないのですが、ちょっと面白い質問がありましたのでブログで取り上げます。

現在、子育て中です。子供にITリテラシーをつけさせるにはどのようにしたらよいと思いますか?子供自信の試行錯誤も重要かと思います。しかしながら、極論を言うと、ITリテラシーのない子に、教育なしにスマホを与えて、バカッターを決められてからでは目も当てられません。(基礎的な素養も大きな要素ですが・・・。)
永江さんがインターネットに触れ始める年頃の子供にIT教育をするとしたらどのようになさいますか?御指南頂けると幸いです

先日の川崎の痛ましい事件の犯人連中が究極のバカッターですね。全く罪の意識もなければ、あんなにTwitterに投稿しまくって「逮捕されない」と思ってる点が異常。普通に脳みそがあれば、あのシチュエーションで殺人などしたら速攻で逮捕されるということくらい想像付きそうなものだが、そのあたりがごっそり全員の頭から抜け落ちている。
主犯格の少年は犯行当時「家にいた」と弁護士に言ってたそうだが、父親も「確かにいた」と証言してたそうで(ソースは2/28の日経新聞)、口裏合わせたようなのだが、現在は自分でやったと自供しており、この親いったいなに?

さて、その底辺の少年たちでもスマホは持っている。ではリテラシーは高いのかというと、ほぼ無いに等しい。

デジタル大辞泉の解説 リテラシー(literacy)
1 読み書き能力。また、与えられた材料から必要な情報を引き出し、活用する能力。応用力。
2 コンピューターについての知識および利用能力。→コンピューターリテラシー
3 情報機器を利用して、膨大な情報の中から必要な情報を抜き出し、活用する能力。→情報リテラシー

となっていまして、あの犯人たちは1から3までごっそり欠損してるのは間違いない。加えて倫理観とか意欲とかもないわけで・・・。

無作為にスマホを与えればみんなバカッターになるのか

といえば、けっしてそんなことはないでしょう。馬鹿にスマホを与えるとバカッターになるだけで、スマホを与えたから馬鹿になるわけではない。スマホはただのツールだからいくら電磁波が出ていても人間を馬鹿にするくらいの威力はない。子供をバカッターにしたくないのであれば、きちんとしつけと教育を施せばいいだけだと思います。とはいえ、どうしたらいいのか。面白い記事が去年のハフポストに出てましたよ。

「じつは学歴で年収は変わらない」日本の教育を変えるエビデンス・ベーストとは? 中室牧子さんに聞く

大学や高校の選択は世間で思われているほどには将来の収入に影響しない。だから偏差値で大学を選ぶのではなくて、自分がやりたいことで選びなさいというのは、当たり前のようで新鮮なのだが、質問者の回答になるデータが出ておりました。

厚生労働省が収集した約5万人のデータを用いた研究では、子供からテレビやゲームを取り上げたとしても、子供の学習時間は、ほんのわずかしか伸びないという調査結果が出たという。子供が自ら学習するようになるためには――中室さんの調査によれば、親が「勉強時間を決めて守らせている」「勉強を見ている」ことが重要だという。

口先だけ「勉強しなさいよ」とうるさく言ってもダメ。具体的に時間まで決めて守らせる。そして勉強を見てやる姿勢が必要とのこと。「うわっ」と思った方、多いんじゃないの??

この表をお借りしました。

original

右に大きく振れる方が効果があるということだそうです。母親は勉強したかと聞くと効果が出るが、父親が聞いても効果がない。www わかる〜。仕事から帰って「勉強したか」って聞いても流されるだけだよね。

母親と父親で効果的な役割は

◎母親

1 勉強した? と確認
2 何時間勉強した?と、時間まで確認する

●父親

1 勉強を実際に見る(教える)
2 なぜ勉強しないといけないかを説明する

という分担がもっともいいわけです。オモシロス。お父さんがきちんとこの役割を果たしたらITリテラシーなんて勝手につくんじゃないでしょうか。

この記事にもあるように、アメリカでは「5歳以下の教育や健康への投資が生涯に大きく影響する」という研究報告が多くあり、「子供のうちは遊ばせたい」という親心は、一生で考えるとあまりいいものではないということになる。5歳までに勉強したり体を動かしたりする習慣を身に付けさせないといけないわけ。

別に塾に通わせなくても、毎晩本を読み聞かせるだけでもだいぶん違うはずです。1日一冊読み聞かせていればすごい投資だもんね。でもこれでだいぶ変わると思います。

で、先に書いた川崎の犯人共だが・・

「PISAの結果を見ると、レベル5といわれる学力上位の子供の層は厚いんです。ですが、レベル2、レベル1という学力下位の層も急速に増加してきています。下位層の増加が、全体の平均を押し下げているのです」
中室さんは、この学力下位層の子供たちの学力を上げることが、政策的な課題だという。「『親の学歴・収入が高いほうが、子供の学力が高い』という相関関係を明らかにした研究成果とも照らし合わせると、下位層の子供の保護者の学歴や収入は、高くないと考えられます。貧困の世代間連鎖は、深刻な社会問題です。これを断ち切るために、下位層の子供たちの学力をどう上げていくかが重要です」

格差、格差というけれども、一番深刻なのは子供の学力格差ではあるまいか。特に下位層が急激に増加しているということは、将来的に日本全体の経済が大きく縮むということです。

おそらく今回の犯人たちは、この下位層に属することは間違いないわけだが(高校中退して無職)、実際こんな茶髪のあんちゃんたちを勉強させることができるのか・・・深い闇のような気もいたします。

でもねぇ。親が教育とか全く興味なくて、めちゃくちゃやるような家庭でも、この杉本さんみたいに頑張れる人もいるんだよね。この差はいったいどこにあるのか、本当に謎です。

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