Webで勝てるところと、簡単には勝てないところ

2016年7月20日

本日はメルマガとnoteの日。

1 WordPressのテーマを自作すべきかどうか
2 ブログを公式サイトと分けるべきか
3 クライアントとのベストな報酬形態とは?
4 アナログ人材会社の生き残り戦略
5 もし身内ががんと診断を受けたら
6 わたしの情報収集方法とは
7 当メルマガのご質問内容について

です。まぐまぐ!またはBLOGOS、スマホで読む方はnoteでお買い上げいただけます。関係ないですがついでにInstagramもフォローしていただけると喜びます。

本日はどうもポケモンGOが降りてくるらしい。となると、しばらくはポケモンGOにみんな夢中になるから、従来のソシャゲはログインする人も激減し、各ソシャゲの提供会社はみんな蒼くなってるんじゃあるまいか。中毒性があるソシャゲ故に、しばらく離れたら中毒症状が完治してしまうんじゃないか。それともいまソシャゲにはまってる人たちはポケモンGOはやらないのだろうか。教えてください、詳しい人。アメリカではすべてのソシャゲの課金額をポケモンGOが瞬殺で抜き去ったそうですが。

さて本日は、真面目な話を書こうと思います。たまには仕事の話をしないと・・・
メルマガ質問で多いのはなにかといいますと・・・・・一番多いのはこういう系統の質問ですね。いくら本気でWebに注力しても、見込みがないのであればくたびれ損です。サイトの構築にも費用がかかるし、一番かかるのは人的なコストです。投資しても元が取れないのであればやる意味ありません。まあ世の中にはそういうケースのほうが多いわけですが。

Webに力を入れて、うちのビジネスははたして集客できますでしょうか

的なヤツです。地方の整体師さんだったり、Web制作会社だったり、カフェだったり、弁護士さんだったり、いろいろ来ました。毎回似たような回答になるのですが、基本的な見極めは以下の2点です。

顧客とネットとの親和性が高いか低いか

まずはここです。
いくら力を入れても、肝心のターゲットがネットからかなり離れたところにいる場合は全く意味がありません。しばらく前までウザいほどスパムを送ってきた(サーバ会社にクレーム入れると別のサーバから送ってくる)ラクーだもーるっていう高齢者向けのショッピングモールがあるんですが、売れるわけないだろと笑ってました。そもそも既存のモール自体が楽天とYahoo!もAmazonに太刀打ちできてないのに、わざわざ高齢者が無名の新しいモールを探してネットサーフするかっての!!

高齢者向けとか、低所得者向けとか、ヤンキー向けのサービスとか(あるかどうかは知らん)、などはデフォルトで厳しい。というのは総務省のデータですが、そもそも所得とネットへの親和性はこのように比例関係にあるのです。
スクリーンショット 2016-07-20 12.41.20

ただ、では「馬鹿や低所得者はネットで集客できないのか」というと、実はそんなこともなく、良い(か、どうかは知らん)例が「自分は破産したけどいまは遊びながら億万長者になった」っていう固定パターンの詐欺の情報商材屋ですね。「遊んで暮らしたい」「いい金儲けの話はないか」という頭の軽い馬鹿が、「楽な金儲け」みたいなキーワードで検索してこういうのにひっかかり、アフィリンクから誘導されてなけなしの金をかき集めて商材を買ったりセミナーに行く訳です。

上記例に限らず、ネットリテラシーが低い集団が対象であっても、中には高い人も一定量で存在します。数万人の集団から数百人を集めれば良いという風に戦略を立てれば成功することができます。以前、釣り船のサイトをやったときも同様に「大半の客は土建屋のオヤジだが、全員がそうというわけではないから、ターゲットを絞り込んでそれにアプローチしよう」ということで成功しました。

つまり、対象のクラスタがネットとの親和性が低い場合でも、その中から親和性の高い人だけをチョイスするというやり方である程度の成功はできるはずです。が、しかし、この場合は母数がかなり大きくないと無理ですよね。

キツいだろうなと思うのが、地方のリテラシー低い層を集める地域サービスで、もともと母数が大きくないうちから集めてくるのは非常に難しいと思います。そういうのはチラシのほうがよほど効果あると思います。

競合が弱いところは勝てる可能性が大きい

当たり前なんですが、ネットを熟知し、多額のコストや人員をぶち込んでいるところに弱小が切り込んでいっても簡単に討ち死にするだけです。上記のショッピングモール(笑)が良い例なんですが、すでに大手が凄まじいコストをぶっ込んでいるところに戦いを挑むのは、よほどオリジナリティの高いサービスか、こちらに天才レベルの優れた人間がいるか、いきなり多額の投資ができるかでないと簡単に死ねます。

逆に競合のリテラシーが低く、たいしたことやってないようなケースでは、いきなり検索上位に飛び出て1日数千人のアクセスというのも、別に珍しいわけじゃないですよ。まあ、リテラシーの低い集団の例が

いわゆる士業、師業

で、あります。だいたいホームページリース詐欺に騙されるのも「医師」「歯科医師」「美容師」「弁護士」「司法書士」みたいな方々で、アウトバウンドの営業にすぐひっかかるから、相手も専門に師業、士業に営業をかけてきます。
競合が弱いから、本気でWebに注力すれば一気にアクセスの大半をむしり取ることができます。わたしのクライアントですと・・

五本木クリニックさん

アウトバウンドの営業に騙されてた時点からのスタート(笑)で、いまや100万PV/月!!!テレビ・雑誌の出演多数です。

明徳司法書士事務所

忙しすぎて3月から更新止まってますが(怒)、それでも月間8万PV。サイトリニューアルしてから半年で安定してます。もっとちゃんとやれば30万PVくらいはいけるってお尻叩いてますが、マンパワーがないようです。

基本的にはわたしは負ける戦はしない主義なので、仕事を引き受ける時は勝てそうなのしかやりません。それで勝率が高いだけなんですけどね。6月で大物の契約がひとつ終わったので、サイト制作などのパワーに余裕ができてます。お仕事の依頼、あと2社くらい絶賛受付中です。

昨日からこれ読んでるんだけど99円でこんなの売られたら街の本屋とか文学全集とかみんな消滅するわけだと・・・

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