言っちゃうよ。無料化されるYahoo!ショッピングはこう使え

2013年11月12日

ボージョレの季節ですが、昨日「ボージョレに白があるらしいがどうやったら入手できるか」とFacebookに書いている友人がいまして「ボージョレ飲んでその中に安物の白ワイン入れて栓をしなさい。ブラックタイガーと車エビよりわからないはずだ」と答えた私は天才です。彼女に飲ませても100%違いはわからない。まあこんな感じで大半の飲食業はやってるんだろうなぁと。

で、本題です。
有料メルマガをやってますが、ここ最近で一番多かったのが「無料化されるYahoo!ショッピングの使い方」でありました。これについては

Yahoo!ショッピング無料化でYahoo!サポートに死者続出の予感が(マジ)

にも書いたのですが、「もっと具体的にどう使えばいいのか」という質問がたくさん来るので、回答するために調べてみてけっこう仰天。これは「無料」という意味以外に、楽天のビジネスモデルがやばいんじゃないの? と思った次第です。まずは昨日のメルマガの回答から基本的なモールに対する私の考え方を述べます。

楽天型のモールは、ユーザーにとってはそのお店で買っているのでは無く、そのモールで買っている意識しかありません。たとえばあなたが楽天で去年買い物をしたとして、その店舗名を言えますか? いまわたしも試してみましたがひとつも言えないです。この間の77%オフの定価12000円の抹茶シュークリームのお店名を言えますか??、(自分もわからないので調べたら夕張名産センターというところで、昨日の三木谷さんに会見では「正規に申請したセール品」だったそうな。お店側は単に掲載間違いと言っていて、取材にも応じてる。楽天側も審査ミスを認めてペナルティは受けてないです。
追伸:ところで夕張名産センターという名称は検索すると夕張市役所の中にある。楽天に書いてある住所とは違う。ひょっとしてこれも偽装疑惑と思って電話番号検索したらいろいろ出てきた。この件については次にまた書こうと思う。いいネタもらった)

つまりある意味、楽天がいう「お客さんは全部うちのもの」というのは全く正しいのです。客は商品を選んでいるだけでショップは選んでいません。もちろん名前の通った有名店などは違いますが。

今朝の小倉さんの番組で女性弁護士さんが「値引き偽装の第一責任は店舗側にある」と寝ぼけたことを言ってましたが、この弁護士さんは全くわかってません。楽天が「客はみんな自社のもの」と言ってるのに責任だけ出店店舗側なんてことがありますか。デパートの食料品売り場ならトップスのチョコケーキを買ったら客は「トップスで買った」という意識はあるが、モールでは「楽天で買った」という意識しかないんです。これが根本的に違う。

よってモールでやっている以上、そのお店のブランディングなんて全くの無意味です。客は単に競合商品と比較して価格で商品を選んでいるケースが大半。出店者にとっては商品を売っていくばくか儲けることはできるかもしれないけど、全く先につながらない。本当に必要なのは目先の売り上げはもちろんですが、将来につながる自社のブランディングであり、それを確立しないと結局は「鵜飼いの鵜」「年貢に苦しむ農奴」になってしまいます。そんなわけで、私的にはモールに出店することを「単に目先の金に釣られて将来を捨てている」と評しているわけです。

で、そこに無料化したYahoo!ショッピングの存在があるわけですが、メルマガの回答書くためにこの記事見て驚いた・・無料化されてもモールはモールということで興味が無かったのだが、コレ読んで180度方針変えました。

ヤフー・ショッピング「無料化」の真意
小澤隆生・ショッピングカンパニー長に聞く

え??? 小澤さんって、昔池尻で会社やってたときにすぐ近くでビズシークっていう会社3人でやってて何度か会ったりして、会社を楽天が高く買ってくれていいな〜と思ってそのあと楽天球団の立ち上げして、退職してファウンダーやってたあの、小澤さん??? (かなり略した)楽天からYahoo!に行ってた!!!

んでこのインタビューの中に、

実際に、サイトを見ていると既存店の方々はどんどん活用されていますよ。僕にも、「本店もどうぞ」と書かれた出店者からのメールがバンバン入ってきます(笑)。特に大手の売り手さんほど、自社サイトに力を入れているわけですからね。まあ、これは自然な成り行きだと思います。

とあるわけで、Yahoo!ショッピングの規約にはニュースレター配信機能の項目の禁止事項に「Yahoo!ショッピング外での取引を誘引するもの」というのがあるのに、それを自然な成り行きとして認めてくれているのであります。

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ぶっちゃけ、優良店を集めるのであれば、この広告に「外部リンク貼り放題」というコピーを追加した方が効果的だと思います。

と思ったら別ページにはありました
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Yahoo!ショッピングが他サイトへのリンクを許可したということもうっすら知っていたが、ここまでいくともうヤフーショッピングはモールではない。立派な「広告メディア」「集客メディア」なのである。モールからメディアに変貌したわけ。要するに根本的に楽天とは異なる。

●もっと詳しい説明は本サイトで
●本サイトはお得なポイント制があります
●本サイトはこのほかのカラーもあります

などなど、なんでもやり放題なのである(小澤さんのインタビューを深読みするとだが・・・)。Yahoo!ショッピングに商品を掲載して(もちろん本サイトと重複コンテンツにならないようにコピーと写真等は換えた方が良い)、そこで買ってもらっても良いし、さらに本サイトへの流入経路として非常に活用できるわけだ。しかも無料なんである。これはもう「鵜飼い」の楽天に対する強力なアンチテーゼである。Yahoo!ショッピングの客はYahoo!の客では無くて出店者の客だから。

そんなわけで、ネットショップをやっているなら、Yahoo!ショッピングも絶対やりたまえと手のひらを返すことにしました。ただしあくまでも本サイトへの集客ツールとして考える。本サイトが無いのにYahoo!ショッピングは無料だからって利用するのは愚の骨頂。Yahoo!ショッピングで売ろうと思わず、広告ツールとして考えるわけ。広告効果を見て出稿するのもありだと思う。

ただ、懸念がひとつあるとすると、前出のエントリーにもある「Yahoo!側の体制」である。無料だからといって偽物商品や詐欺商品が溢れれば信用自体が失墜して同類になってしまう。Yahoo!の中の人にはここんとこ、マジでしっかりやって欲しいと思うのであります。

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