商品にストーリー性持たせるのに地名を付けるの、ずるい・・・www

2016年1月6日

本日はメルマガの日。今日のお題は

1 フランスの田舎町で在宅にてビジネスを立ち上げたい
2 思いついたアイデアを形にするには
3 40代以上のインターンシップ事業の将来性について
4 スマホテレビはスケールするか
5 格安スマホコンサルティングの是非について
6 Podcast配信ってオワコンですか?

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さて、先日こういうエントリーを書きました。

消費者が買うのは「機能」ではなくて「使用体験」や「ストーリー」(バルミューダはわかってる)

このあと、メルマガの質問で「どういうふうにストーリーを組み立てればいいのか」というのが来まして、それについてお答えしたのです。ぶっちゃけていうと「ストーリー」を勘違いしている人も多くいまして、「いかに苦労したか」と苦労話ばかりを語りたがるわけです。はっきりいって

誰だって仕事するには苦労している

わけで、単に「大変だった」「苦労したわ〜」ではなんのストーリーにもなりません。逆に「こんなことで苦労するとは馬鹿すぎ」とか「苦労してるって言い過ぎ」という受け取られるリスクもある。

苦労はあるがこういう機転で切り抜けた


↑代表がコレだね
とか

苦労自体が楽しく、全く苦労と感じなかった。

的なものなら立派なストーリーです。つまり、だ。
本当に仕事が楽しい人でないと、ストーリー性のある商品は作れない
のです。やらされてる感では全然だめ。いまの日本の家電メーカーってそんな感じ。サラリーマンがどんどん「休みが多くて定時退社希望」の草食化してるんだもんね。「陽はまた昇る」のビクターみたいに工場泊まり込みで開発なんかさせたれたら「ブラック企業」呼ばわりされちゃう。

秘技 商品にストーリーを持たせるポイント、それは

で、これは昨日の記事ですが・・・

8万円超の「水沢ダウン」がバカ売れする理由カナダグース相手に気を吐く国産ジャケット
東洋経済

幸いにも、デサントはダウンの生産に適した自社工場を有していた。長らくスキーウエアを生産していた水沢工場である。「水沢ダウン」という名前も、工場名に由来している。

商品名に製造している工場の地名を入れる。それでクオリティを表現しているわけ。

↑ Amazonで81000円が75000円のセールになってた。全然値崩れしてない・・・

同じようなことは家電にもあり、これはうちのテレビですが・・
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ね?

家庭用品品質表示法上は、家庭用品について原産国を表示することは義務付けられておらず、原産国を表示する場合の基準も定められていません。商品の原産国の表示については、景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法[昭和37年法律第134号])上、「商品の原産国に関する不当な表示」(昭和48年公正取引委員会告示第34号)において一定の基準があります。

「商品の原産国に関する不当な表示」の衣料品の表示に関する運用細則とか、昭和48年です。原産国の表示規定は、「日本で作った物を舶来品に見せかける行為の禁止」ばっかり。時代を感じるね。消費者庁より

しかーし。製品名に工場のある地名を入れたらどうなるか。Made in Japanより、「どこそこの工場名」まで入れた方がさらにストーリー性が強調される。「日本製」というだけだと海外工場で作った物に最後の仕上げとして(極端な話として)製品タグ付けるだけで「日本製」と表示したような製品と区別できない。工場地名をいれるだけで「ここの工場が責任もって作りました。シャッキーン!!」みたいな印象になる。いい感じ!

別に日本の工場じゃなくても別のやり方もある。
実はこれ、わたしの大好物でいつもストックしているのですが

イナバのタイカレーの缶詰。タイの工場でタイの人たちが作っているというのが売りです。なんかそれだけで、タイで工場作ってタイの人たちが「よーし、日本人に本物のタイカレーの味を届けるぞ」的に頑張ってる感じがしてくる。すごいイメージ操作。www 商品名には書いてないが、缶に「タイで作ってます」って書かれています。

これ、在庫一掃セールでヤバい価格になってる

具体的な、しかもなんだ?と思う小さい地名のほうがいい

しかしながら世の中では

京呉服
東京ばな奈

みたいな、地名は地名だけどあまりにエリアが広いのが多い。京呉服は京都風の呉服なのか、京都で作っているのかわからないでしょ。東京ばな奈は調べたら埼玉工場で作られてた。東京製という意味じゃなくて「東京のお土産にどうぞ」っていうことになる。

だったら京呉服というよりは、「壬生(みぶ)着物」みたいな職人さんのいる町の名前をつけたほうが、「壬生(みぶ)町というのは昔から職人さんが集まった町でみたいなストーリーを付加価値として付けられるのです。

忍者だって、単に「忍者」っていうより、伊賀忍者、甲賀忍者、飛騨忍群、根来忍者っていうほうが、生い立ちとか闘争とか、得意の武器とか、いろいろ思い浮かぶじゃないですか。アレです!!
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子供の時に漫画雑誌で伊賀と甲賀は手裏剣が違うって覚えたんだけど、↑みたら何でもつかってるやん!!

話はそれたが、商品やサービスに狭い地名を付けてストーリー性を持たせるっていうのがやり方としてひとつあるって話でした。B級グランプリとかご当地グルメもみんなそうだよね。

さてわたしのKindle本ですが、セール本軍団の激しい攻撃にされされつつ、今朝ほどやっと5位まで復活しました。これというのもみなさまのおかげ。感謝いたしております。つきましてはもっと感謝しますのでご友人、ご同僚、ご家庭の皆さまにもぜひお奨めください。m(_ _)m

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