国産食材重視と子供の栄養のどっちが大事か、優先度間違ってる日本

2018年1月30日

昨日、夕方に何の気なしにテレビ見たら、「いま。給食がヤバい」というのをやってました。
その内容をググったら、ココの内容とまるで同じ。たぶんADさんがコレ見つけて番組にしたのではないかと

横浜教育委員会 小学校給食の値上げ検討
タウンニュース

写真もまんまここのが使われていたので、引用させて頂いて紹介します。

横浜市の2014年度の献立例

ごはん、牛乳、ししゃもの素揚げ、変わりきんぴら、みそ汁
実はその数年前までは鰺の開きだったので格下げされたそうです。

で、2017年

ごはん、牛乳、ちくわの磯辺揚げ、豚汁、こんぶのつくだ煮・・・・は実質は飯と味噌汁とおかずがちくわだよね。豚汁には豚肉がほとんど見えない。うちのワンコのほうがいいもの食ってる。

他に見てたらハマレポというサイトに、ご飯とすいとんと梅干しというまるで戦時中かよという炭水化物づくしの献立も出てた。低タンパク高カロリー・・・・・

見るからに「米で腹を膨らませろ」的なメニュー・・・・・。

タンパク質、全然足りない!!!

タンパク質の摂取基準量は厚生労働省が決めてまして・・・

小学校高学年では推奨50g。上のすいとんとご飯ではおそらく牛乳で5g。すいとんで1gとかじゃないかと思います。で、筋トレしてて毎日タンパク質の摂取量100g以上の私が言いますが、タンパク質って(他の栄養素も同じだけど)一度に大量に摂っても吸収できないので3回に分けて摂らないと体に入らない。相撲取りは2食だけどたぶんすげー間食してる。

特に運動やってる子なら朝昼晩と20gずつ摂るくらいでも足りないわけで、昼にこんな低タンパク食を与えてどうすんのと。学校側とて食べさせられるものならガッツリと食べさせたいわけです。しかしテレビでは

ここ数年、食材の価格が高騰して

というのが毎年貧しくなる給食の理由でした。どこがデフレやねん。食材はしっかりインフレになっとるやないか。と思って農水省のサイト見た。コレが今年の1月上旬の価格で

平成25年1月はというと
輸入牛肉 288 国産牛肉641 豚肉240 鶏肉123 鶏卵198 だから確かに騰がっている。インフレやんか。

輸入牛肉 3.1%アップ
国産牛肉 26.6%アップ
豚肉   10%アップ
鶏肉   5.6%アップ
鶏卵   11.6%アップ

特に豚とか鶏は輸入と分かれてないけど牛肉は輸入品はそれほど騰がってないのに国産の価格高騰が凄い。

で、献立がみすぼらしくなった理由をテレビでは「学校給食では国産の食材を8割にせよと決められていて」と言っていたので調べてみたらコレが出てきた。

農林漁業者等及び関連事業の総合化並びに地域の農林水産物の利用の促進に関する基本方針
(平成23年3月)
学校給食における地場産物を使用する割合(平成27年度までに30%以上)及び国産の食材を使用する割合(平成27年度までに80%以上)について、食育推進基本計画に定める目標を達成することを目指す。

要するに国内の農家を守るために学校給食の国産の使用を80%にしろということらしい。実際に毎年調査がされていて

こんな感じで報告がされている。

いや、ちょっと待て。これは農水省だろう。文科省から通達が出てるのかよと思ってググる。発見できないがコレ見る限り農水省と一体になって食育をしようというのが分かる。

学校における食育の推進・学校給食の充実
文部科学省

で、ググっていったら「全国学校給食会連合会」にこういう記述発見

平成28年
4月、第3次食育推進基本計画が実施される。
地場産物の使用割合
 (平成26年度26.9% → 平成32年度30%以上)
国産食材の使用割合
 (平成26年度77.3% → 平成32年度80%以上)

横浜市は1食あたり約243円(月額4160円程)のところ、補助金をつぎ込んでやりくりしてきたがそれも底をついて来年度からは数百円値上げしてせめて2014年レベルに戻すという。田舎は食材費が産地が近いから安いのだろうが、都会はそうはいかない。流通経路が長いから必然的に生鮮食品の価格は高くなります。東京のスーパーと房総のスーパー比べると食材価格がまるで違います。

貧困家庭は月500円の値上げでも厳しいというケースもあるだろうが、子供のご飯くらいなんとかやりくりした方がいいし、貧困家庭には援助するとしても一般家庭は月1000円くらい上げてもいいじゃないかと思うのだが、それにも増して

農家を守るために給食が貧しくなっても我慢しろ

というのはどう考えてもおかしいじゃないか。本末転倒ですよ。農家は高齢化が進んでこれから生産量はどう考えても下がる。なのに「給食は国内生産のものを80%使え」と農水省が決めてそれを文科省と連携するなんて・・・・・

どんだけ族議員の息がかかってんだよ

という感じです。日本の国内食糧受給率はカロリーで計算するから68%とかいってるが、もはやカロリーの時代じゃない。魚介類の自給率は53%だし、牛肉38%、豚肉50%。豆も8%で果物41%。この中で「給食の食材の受給率80%やれ」と言われたら、動物性タンパク質は無理だし、米ばかり食ってろになります。

肉も魚も果物も豆腐もダメ

ってそんな馬鹿なことがあるか。

いまや外食産業だって食材は輸入のものばかりです。ファミレスでステーキ食べれば肉はオーストラリアで付け合わせ野菜も輸入だしサラダバーなんてほとんど輸入でしょう。なのに一食あたり243円なのに80%を国産で賄えとか、頭おかしいとしか考えられない。常識で考えて高齢者の農家を守るより、これからの日本を支える子供を守る方が優先に決まってる。食材の国産縛りを無くせばもっとちゃんと栄養価の高いものを食べさせられるんですよ。

こういうの、本当に一票の格差を感じてるんですよ。田舎の一票は都会の2倍もの価値があるからこんなことになるんじゃないか。もちろん農業を守ることは大事だと思うが、都会の子供の成長や健康を担保にしてまで守ることなのか。
田舎の学校給食はもっと豪華かも知れないが、農業生産者の方がこの献立見てなんとも思わないのか、そこが一番知りたいところです。

せめて国産縛りは農産地の学校に限り、都会の学校は縛りから外すべきだと自分は思います。ほんと、族議員はいい加減にしてもらいたい。

東京はまた雪が降るらしく、融雪剤買いました。塩だといろいろ錆びるので大理石から作ったコレ。多少はマシだと思いまして・・・

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