キャリアの料金が高すぎる → サポートを有償化すれば安くなる案を提出いたします

2018年8月23日

「携帯料金 競争働かず 4割下げる余地ある」菅官房長官
NHKニュース

この中で菅官房長官は携帯電話の料金について「あまりにも不透明で、他の国と比較して高すぎるのではないかという懸念がある。競争が働いていないと言わざるを得ず、いまより料金を4割程度下げる余地はあるのではないか」と述べました。そのうえで「公正取引委員会と十分に連携しながら、いままで以上に利用者が納得できる料金やサービスが実現するようしっかり取り組みたい」と述べ、料金の引き下げに向け、公正取引委員会とも連携して取り組みを強化する考えを示しました。

確かに日本の携帯代金は高い。日本以上に高いのはアメリカくらいのものだ。

が、キャリアから回線を借りて小分けにして販売するMVNOと違い、初期投資が巨額な携帯電話の通信網は、おいそれと誰もが参入できるわけもなく、docomoだって1987年の携帯電話から30年にわたり多額の投資を繰り返してここまで来た訳です。↓ 初号機はこれね。

通信速度は24年で33万倍。数兆円レベルではすまない投資です。楽天はいまから全国に基盤を作るのに6000億円という見積もりですが、本当にそんなのでできるのかという声もたくさんあり・・・。

こうした多数の企業が参入できないほど障壁が高いので、いままで多額の投資をリンクを負担して行ってきたdocomo、au、SoftBankとしては値下げなんてしたくないわけです。カルテルじゃないけど他社と横並び程度で稼ぎ続けたいと思ってるわけですね。だから総務省がいろいろ圧力かけてもなかなか従わない。いままで投資したんだからその分回収しないとと考えている。

だいたい、資本主義の国で単純に値下げしろと政府が企業に命令するのもどうかなと思う。電波は公的なものなので、こんなことを菅さんが言うくらいなら周波数オークションをやった方が良い。アメリカでは電波利用料収入は240億円であるのに対して、周波数オークションの収入は4,500億円(2015年)に上り、放送局の免許もオークションの対象になっている。日本ではわずかな電波利用料収入しかない。放送局やキャリアが反対するからだが、これで新規参入しろといっても実質不可能。総務省の資料読みました。

まず、値下げを望むならMVNOにすればよいという声も確かにあるし、それをバックにNVNOのシェアは10%を超えた。

自分はあまり使わないiPad mini4やCM-10はMVNOだが、メインはSoftBankのスーパーギガモンスターの50GBである。外出用のiPad Proとパケットを共有しているし、なによりAppleWatchのSIMは3キャリアでないと対応しない。
さらにMVNOは品質に大きな差がある。いまはサクサクでも客が多くなれば遅くなるのは当たり前だし時間帯によって遅くなるのは仕事で使うのは困る。そしてなにより、50GBという大容量だとSoftBankのほうが多くのMVNOより安いのである。SoftBankはデータ定額50GBでたったの7000円。docomoは16000円!!! 自分にとってはSoftBankはけっこう安いのです。

総務省の指導は値下げ圧力になるのか

総務省はいままでも携帯キャリアにいろいろ行政指導はしている。2年縛りについては再三・・・・

総務省が携帯大手3社に行政指導 11項目の改善を要求 2018/06/07 日経新聞


これまでもSIMロック解除や携帯代金無料みたいなのを規制させるのをいろいろやってきました。この根本にあるのが

一部の利用者のコストをほかの利用者に転嫁させるな

というものだったはず。であれば前から書いているように

店頭サポートを有料化しろ

で、携帯代金はぐっとさがるはずです。自分はもう何年も店頭になんて行っていない。このツイートをしたら大絶賛です。


コメント読んだら分かります。

電話を掛けまくる人の費用をほとんど電話をしない人が負担するのはおかしい。携帯電話を無料でもらってキャリアを毎年渡り歩く人のコストを長期契約している他の利用者が負担するのはおかしい。ということから総務省の指導のもとでいろいろ改善されてきたのなら

サポートを利用しまくる人のコストを利用しない人が負担はおかしい

になって当たり前です。


そう、そのとおり。

自分はもう窓口にはいかないが、一人で窓口を何時間も占領しているおじさん、おばさんは見たことがあるし、iPhoneの買い換え時には、「LINEの引き継ぎをやってくれ」という人たちが窓口が一杯になるらしい。「LINEはウチのサービスではないので」と言っても引き下がらず、何時間も占拠してしまう。キャリアも代理店も、人件費が大きなコストのはずで、店頭にいろいろ聞きに来る人が減れば人を減らせる。実際PCの電話サポートは有料課金が当たり前だし、

いままで、10ヵ国以上でSIM買ったわたしがいいますが、日本ほど手厚い過剰サービスの国はほかにはない。他国はそこでSIMをわたしてあとは勝手にしてください。何か聞いても「ノー」というだけでおしまい。だから安くてもやっていけるわけよ。

手厚いサービスを求める人たちはMVNOには絶対に移行しない。だってMVNOにしない理由って

こんな低レベルなんですよ。これって去年の8月の調査です。

どんな料金体系が良いのか

キャリアのサポートを有料にするように総務省が指導するなら、

機種購入時、契約時に1年間たとえば1万円とかで「店頭サポート」を契約してもらう。契約しない場合は1時間いくらのチケットを買わないとサポートしない。で、その分で通信代を下げさせる。いままで自分で「分からない、分からない」で店頭にいってた人たちはどうするかというと

知人に聞くか、自分で調べるか、お金を払うか

からの選択になるわけです。
こういうことを書くと必ず「携帯はライフラインだから高齢者も使えるようにサポートは必要」という人がいるのだが、サポートをするなといってるのではない。サポートをしてもらうなら対価を払うようにしよう、といってるだけだ。健康保険は病気した人の分をしていない人が負担するが、それは「将来自分も病気になるかもしれない」からで、「将来もキャリア店頭に行く必要がない」人がどうして負担するのか。ということとは違う話です。

総務省のレポート見ても、これに触れてないのでぜひとも検討してください。お願いします。
販売店は情弱の客が来なくなると困るからなんとか逃げようとするかもしれないが、それなら販売店の営業コストを一般ユーザーが負担していることになる。また大半の高齢者は有料なら気軽に店頭に行かなくなるから、へんな契約をさせられないというメリットもあります。

関係ないけど、外出したときに食べるものがなくて困る事が多い。コンビニには全粒粉とか玄米がない!そんなわけで常時コレのパックを携帯している。めちゃ腹持ちがよいし、繊維質なのでお腹もバッチリです。

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