起業で失敗しやすいポイントを、単に身の回りだけで語る

2019年2月6日

本日はメルマガとnoteの日。noteは単体だと108円ですが年間のマガジンだと3980円なのでかなりお得になります。マガジンがオススメです。w
今週は

 1 スマートウォッチをジムのプールで使う方法
 2 筋トレをビジネス化するならどんなジャンルがある?
 3 Androidスマホにセキュリティソフトを入れるべきか
 4 圏外に飛ばされた整体・美容サイトの復活策はあるか
 5 「日報代行」の仕事の幅を広げるために
 6 仮想通貨が今後再び盛り上がる可能性

です。まぐまぐ!または、スマホで読む方はnoteでお買い上げいただけます。関係ないですがついでにInstagramもフォローしていただけると喜びます。

さて、昨年末で1社、先月末で2社、そして来月末で1社との契約が終了します。いままで18社のクライアントと契約していたのですが、少し手が空きますとツイートしたら2社から打診(うち1社は締結)をいただきました。ご希望の方がいましたらお問い合わせください。事前にこちらをご覧になってからでお願いします。

最近のメルマガとnoteですが、やはり「起業」についてのご相談が多いです。昔の日本であれば一生サラリーマンが安泰だったわけですが、現在では低レベルのサラリーマンはハイリスク・ローリターン。トヨタでもない限り(それも10年後はわかんない)、いつ会社が飛んだり売られたり人員整理されるか分かりません。シャープやサンヨーだってそうなりました。たとえ人材スペック的にはハイレベルでも

ルネサス、国内最大900人減…海外事業に注力

みたいなことはフツーにありますので、定年まで適当に働いて退職金貰ってあとはのんびりみたいなのはいまは公務員くらいしか確約されなくなっているわけですよ。その意味で能力の高い人は若いうちに起業したほうがいいかなといってるわけです。しかしサラリーマンとしての適応能力が非常に高く、自分で働きたい会社を自由に選べ、その中でもバリバリ頭角を現せるタイプはリストラなんてされるわけもないからサラリーマンでもいいわけで、むしろそちらのほうが大きな仕事ができたりする。つまり人それぞれ。

一番失敗しやすいのが

サラリーマンとしての能力も低いから起業したら一発でおしまい

というタイプで、実際にはこういう人が一番多いんじゃないか。起業塾通って起業しようというクラスタですがな・・・。サラリーマンが苦手で起業するとか後ろ向きな理由では成功しづらいよ。

実際、わたしの古い釣りの友人で、会社辞めて起業(別の友人が300万出資してた)して3ヶ月後に「ちょっと資金が足りないから15万でいいから貸して」ってやってきて、怪しいと思ったけどあげるつもりで貸した。とりあえず証書は書いた貰ったが、すぐに年取ったお母さんを残してトンズラ。出資した人に聞いたらあちこちに飲み屋のツケが山ほどあり、資本金はその支払いと新たな飲みで消えたらしいです。これが典型的なというより極端な例です。

しかし中には「仕事ができる」という人が起業して、最初はブイブイ言っていたのが数年経ってどこに行ってしまったのか分からなくなるケースもよく見た。今回はこのパターンを統計とは関係なく自分の周囲の例を挙げて語ります。
起業の統計的なエントリーは

【起業をマーケティングする 2】起業しやすい、しにくい業種と、成長するためには何歳までに起業すべき?


が面白いのでぜひ読んでください。

クライアント一点集中型

仕事がないのに起業する人はいない。いや、たまにとち狂ってそういう人もいるが数は多くない。

で、見てきた範囲でいうと「旧勤務先の代理店や下請けになる」というケース。端的にいうとリクルートがそうですが(言っちゃったよ・・・汗)、こちらはことごとくヤバかったです。
独立するときは本体側も「こういう代理店がいればいいなぁ」と考えているわけで、内部で回りきらない仕事をガンガンと外注しますから、最初はウハウハです。しかしそれが永遠に続くかというとそうとは限りません。

いつまでも外注や代理店に払い続けていれば本体が儲からない。景気が良いときはいいが、悪くなれば社内の人間は守らないといけないが、外注や代理店は知ったことではないから真っ先に切ります。切らないまでも仕事を減らします。そうなると起業したほうにはいままでブイブイいってたときに増員した人員がいるわけですが、こちらはすぐには首を切れない。そうしているうちにあっという間に首が回らなくなるのです。ビジネスモデルが変わることもあります。

1社のみに依存する起業は危なすぎる

ということを身をもって知りました。3本の矢は折れないが、1本の矢はすぐ折れる。よって事業の柱は3つくらいは持つのが望ましく、1つが折れてもしばらくは2つで食いつないで次の新たなひとつを探すみたいなのが理想です。

3ヶ月、1年、3年の闇

これは自分が起業したときに先輩に言われました。

3ヶ月

1年

3年

この順に谷間が来る、と。

まず起業する時は仕事はあるわけだから、最初の3ヶ月は非常に忙しい。が、3ヶ月くらいたって最初の仕事が終わると・・・・「ハッ、次がない!!激汗」ということになります。というか、なった。w
そこから必死に営業して持ち直すが、1年後には気が抜けて再び危機・・・・

3年後には人員も少し増えているが、この頃になると

社員トラブルで悩む・・・

みたいなのが必ずあります。モンスター社員みたいな変な人を採用してしまった(笑い事ではない)。信頼していた社員がクライアント持って辞めてしまった。のほかに

売上の多くを占めていたクライアントが落ちた

というのがあり、これは路面店でも「近くに競合店ができて客足が減った」みたいなケース。で、四苦八苦してこれを乗り越えると10年後の罠というのがあるそうです。手を広げすぎて首が回らなくなったとか、市場の変化で急な谷間が来たとかそういうやつ。

何を言いたいかというと、起業というものは誰にでも奨められるようなものではなく、適性に加えてもっとも必要なのが

タフな精神力!!

なのであります。逆境にめげずに立ち向かう事がもっとも大切なのです。
正直、給料日やボーナスの前には憂鬱になるのが経営者。自分の給料はもらわずに会社に貸し付けて社員にボーナス出すとかごく当たり前です。銀行から借り入れしないとボーナスが払えないのは普通ですが、借り入れは社長の個人保証が求められます。10年たったら会社の借金数千万に自分が連帯保証していて、会社を畳むときはそれを全部返さないと畳むに畳めないとか、ごく普通の話です。

しかし社員はそんなことは想像もしないで「給料が安すぎる」とかいいますから、人によっては病んでしまう。というかそれで挫折してしまった人をたくさん見て来ました。精神的に弱い人は、起業に憧れるのは禁物だなと思っている私なのでした。
そういう意味ではいきなり起業せずに副業で基盤を作ってからをオススメします。副業で稼げない人は起業してもダメです。

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