自宅勤務の主婦が今後かなり増えてくる。必要なのは専門性

2019年5月15日

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1 車を新車で買う人と中古で買う人の違い
2 夜型人間は朝型人間になれるのか
3 Googleマップの不具合について感じること
4 企業の「定年制」に関する考察
5 地方選挙では何を基準にして投票する?
6 電車内で暴言を吐く人への対処法

です。まぐまぐ!または、スマホで読む方はnoteでお買い上げいただけます。関係ないですがついでにInstagramもフォローしていただけると喜びます。

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わたしのアシスタントで裁量労働制の社員の由良さんがリツイートしたりいいねするので、「自宅で仕事したい」という主婦のtweetをよく見るようになった。

ご主人が「食わしてやってる」マウントとってくるのがウザい
いつか離婚したいのでその準備
自分で将来的には会社を興したい

みたいな人が多いようで、まずは手っ取り早くブログを書いて広告収入を得ようという人がよくいる。
ただ、自分にはちょっと違和感があって以前こういうのを書いた。

稼ぐためにブログを書くの?


ブログを書くことは自己表現だし、自己研鑽にもなるから非常に奨励をしているが、「金稼ぎのため」と公言されてしまうと自分はその人のブログは見る気にならない。たとえば小説家や音楽家が「今回の作品では××円儲かった」みたいなことを言ったら、その人の作品のファンになれますか?

もっとも「稼ぐ為にブログを書く」と言ってる人の大半は「どうやって稼ぐか」みたいなブログが多くて、これって稼げる(と自称した)情報商材を売る代わりに広告収入を得るみたいなものだから、同様のブログが乱立すると埋もれてしまうし飽きられる。この手をずっと書き続けるのには最後は炎上覚悟で常に燃料を投下していくとかになってしまう。主婦の中でもそれが分かっている人は、こうしたことにこだわらずに着眼点のよい面白いものを書いていて、生き残れそうな人もちらほらいらっしゃいます。

反面、ますます自宅勤務は増えてくる

こ自宅で起業もいいけれど、税務申告が発生するから個人事業主の登録が必要になるし、年間の所得が増えて扶養を外れると自分で社会保険に加入したり、いろいろ面倒なことも増えてくる。控除が少ない個人事業主だと稼いでも税負担が大きくなる。また、広告収入は検索順位にかなりの影響を受けるから不安定な要素も大きいわけですよ。

以前、こういうエントリーを書きましたけど、

在宅勤務の裁量労働制社員になりたいなら、社会で揉まれて専門職になれ


実は昨日、新しいクライアントさんで、楽天やAmazonの出品の担当者がいなくなって売上が落ちて困っているところがありまして、これはもう常勤の社員を入れるより在宅での勤務のほうが向いていると考えました。発送ではなくて掲載作業と顧客対応がメインの仕事です。


tweetしたところ早速数名の方からご応募をいただき、これから面接だそうです。
↑に書いたとおり、裁量労働制はすべての職種ができるわけではなく「専門性の高い職種」に限られるわけです。弊社の由良さんは編集だし、この募集はECへの出品だから主な仕事はコピーライティングになるわけで、裁量労働制にあてはまるはず。
最初の数ヶ月は業務委託で基本報酬と売上に応じた成果報酬。そのあとで裁量労働制の正社員雇用を相談したらいいとアドバイスしています。

ただ、こういう場合、「通勤するのが面倒くさいから自宅で」というケースでうまくいった話は聞いたことがなく、本来は組織の一因として通勤したいのだが様々な事情で通勤ができない人を採用するというのがキモですね。通勤さえ面倒くさい人が果たして管理されない環境でサボらずに朝からきちんと起きて仕事するかは怪しいもんだとわたしは思うから。

日本の労働力で本当にモッタイナイのが、育児をしている専業主婦だと思うんですよ。特に専門的な仕事をしていたのに何年か仕事から遠ざかると感覚が薄れてしまうことを懸念している人はたくさんいます。かといって保育設備のある企業なんてほとんどないし、東京ではそもそも保育園に入れない家庭も多い。働きたいから保育園にいれたいのに、働いていないと優先順位が下がるとか意味が分かりません。であれば、妊娠中から在宅で社員雇用していれば、就労中ですから保育園の優先度も高いわけです。社会保険にも当然加入できます。というかさせないと違法です。

もうひとつ。裁量労働制で働きたい主婦の多くは「金のためだけ」ではなくて自分の培ってきた「専門性を錆びさせたくない」ということで働く人が多いように感じます。もちろんお金も大事なのですが、それよりも自分を必要としてくれる場所にいたいと考えています。だから自分の能力を上げることには意欲が高いし、言われたことだけではなく自分の能力をあげるために能動的に動いてくれます。ここが大きい。

自分の周囲でも自宅勤務の裁量労働制の社員を導入している会社が増えてきています。未経験の素人に教えるよりずっと頼りになるし、成果もすぐ上がる。こうした勤務形態のだけを集めた転職サービスは人気が出そうです。だれかやれば?

全然改革じゃないどす黒い働き方の本だけどめちゃおもろいです。

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