三菱自動車の不祥事は、池井戸潤の「空飛ぶタイヤ」を読むとよく理解できる

2016年4月25日

三菱自動車がひどいです。

ステルス戦闘機の開発や戦車やロケットも作ってる三菱重工業といっしょくたにしてソーシャルでコメントしている人が多いのですが、三菱自動車工業は1970年に三菱重工業から独立していて、人事も全く別(三菱重工業と三菱商事が10%くらいの株を持ってます)ですので、混同したら三菱重工業が怒ります。

で、今回の三菱自動車の燃費詐欺問題は、そもそも日産にOEM供給していた軽のデータがおかしすぎると日産側からの指摘で発覚。つまりは三菱自動車に自浄機能が全くないと言うことが明らかになりました。

スクリーンショット 2016-04-25 9.03.35
日産も大迷惑・・・

三菱自動車のサイトでも
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とありまして、リンク先見ますと軽の4車種について不正があったと書かれています。
しかーし、以下の記事には

国交省、燃費試験見直しへ 不正27車種200万台

だが22日には、上記4車種以外にも、国内法で定められた方法と異なる試験方法で測定していた車種が「パジェロ」や「アイ・ミーブ」など約10車種に上ることが明かになった。

とあるんですが、4/25 9:00現在、パジェロのページやアイ・ミーブのページにはなんの表記もなく、前のママです。全然対処してない。普通はしっかり調査がされるまでは販売自粛するんじゃないかな・・・

まじ、投げだしてるっぽいんだが

ところでぶっちゃけニュースをいろいろ見ると、自動車評論家諸氏の解説は三菱自動車に優しすぎて、消費者の立場に立ってないものが多すぎた。自分も自動車雑誌にいたことがあるのでメーカー広報が評論家に対してどういう扱いをするのかはよく知っているが、メーカーがやむなくやってしまった的な「かばってる解説」は鼻につきます。だってこれ、組織的な不当表示ですから詐欺に近いですよ。

で、この不正の理由だが、「他社の低燃費技術についていけなくて焦った」的な論調が多い。しかし三菱自動車の不正は今回が初めてじゃない。2000年に発覚した大規模なリコール隠しを知らない人も多いのだが、

1977年(昭和52年)から約23年間にわたり、10車種以上(最初の届け出だけでもランサー(ランサーエボリューション含む)、ギャラン、パジェロ、パジェロイオ、デリカスペースギアなど乗用車系で6件約45万9,000台、大型・中型トラックで3件約5万5,000台)、約69万台にのぼるリコールにつながる不具合情報(クレーム)を運輸省(現・国土交通省)へ報告せず社内で隠蔽

wikipediaより

結果、当時は三菱自動車はダイムラー・クライスラーのグループだったわけですが、提携打ち切られて今に至ります。当時はディーラーも閑散として誰も寄りつかない感じだったけど、最近はやっと売り上げも戻って来た矢先にコレです。で、本日は、15年前の大規模リコール隠し事件についてよく知らないという方は、「半沢直樹」「下町ロケット」の池井戸潤氏がこの件を小説にしているので読まれると面白いという話。


空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)Kindle版700円

もちろん小説化されているので、事実とは異なるフィクション部分もあるはずですが、底辺に流れる体質そのものは変わらないと思います。これはWowwowで仲村トオル主演でドラマ化されて2009年に放送されたらしいけど見てません。

下町ロケットみたいに、なんの落ち度もないトラック会社が、そもそもリコール隠しで対応をされていなかったタイヤの部品が走行中破損。吹っ飛んだタイヤで若いお母さんが亡くなってしまうところから始まります。そしてホープ自動車の対応がものすごく悪。その会社を倒産させようといろいろな手を仕掛けてくるんです。もう、読んでてマジで怒りがこみ上げる。

これは現実の事件を題材にしていて、赤旗には記事が残ってました。さすが赤旗的な・・ww

横浜タイヤ脱落母子死傷事故から3年三菱ふそう 謝罪しつつ無罪主張利益優先に殺された命

あれから15年経過するのに、またまたユーザーを馬鹿にしたというか、社内の自分の立場を守るため組織的に複数の上部の人間がやったわけで、いよいよ今回は三菱自動車はマジでやばい的な感じになってきたと思います。自分はパジェロ全盛のときに新車でディーゼルターボ買いましたけど、新車を受け取って帰宅中に追突されてしまい、嫌になってすぐ買い換えてからは乗ってません。www

でもって自分の会社のトラックを他社のに入れ替えてるという方によると


空飛ぶリアゲートかいな・・・

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